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「Minecraft」が,ついに100万本のセールスを達成。全世界でCrafterが急増中! ブロックの積み重ねで好きな世界を築き上げよう
現在,ネット上で大旋風を巻き起こしているインディーズゲーム「Minecraft」だが,ついに100万本のセールスを達成したことが明らかになった。これは,Minecraftの制作者である“ノッチ” (Notch)こと,Markus Persson氏が,自身のTwitterのコメントで明らかにしたものだ。
Minecraftはブロック状のパーツを使い,プレイヤー自身のアイデアと想像力で自由に世界を作り上げていくサンドボックス型のゲームだ。Minecraftのファン達は自らを“Crafter”と呼んでいるようで,見た人をアッと言わせるような大作を作り上げ,それを撮影して公開する,そんなCrafterが世界各地で急増しているのだ。
「Minecraft」公式サイト
2010年12月21日に掲載したニュースでも紹介したとおり,Minecraftは2009年5月に「クラシック版」(現在は無料公開中)が公開され,約1年半後の2010年12月に,α段階なのになぜか「β版」と呼ばれていた有料版が正式にβ段階へ突入するといった,さすがに個人で制作しているだけに,ゆっくりと進歩を続けてきた。
現在もまだβ版だが,今のうちに14.95ユーロでβ版を購入すると,20ユーロで発売される予定のファイナル版に無料アップグレードされるという特典があり,どうやらそれがゲーマーに受けたらしく,正式β版の公開から1か月も経たないうちに,100万本セールスという快挙を達成したのだ。
1か月で新規に購入したユーザーの数は約20万人とのことで,これは驚くべき数字だろう。いささか下世話な話になるが,Persson氏はこの2年ほどに,約1500万ドル(約12億5000万円)を稼いだとされており,欧米ゲーム業界のシンデレラストーリーになりつつある。
たった1人で作り上げたゲームとしては異例のヒットを飛ばしているMinecraftは,2011年3月2日に開催される予定のIndependent Games Festivalで,大賞ほか3部門にノミネートされている。よほどのライバルが出現しない限り,大賞受賞は間違いなさそうだ。
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