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忍び,血華を散らせ。「忍道2 散華」の世界観や“忍者ステルスアクション”の概要が公開。室町後期を舞台に失われた忍の生き残り“火祭のゼン”が行く
ときは室町後期
一夜にして消滅した忍衆の生き残り“火祭のゼン”が行く
本作は,2005年に発売されたPS2用ソフト「忍道 戒」や2006年に発売されたPSP用ソフト「忍道 焔」の流れを汲む「忍道」シリーズの最新作。プレイヤーがゲーム内に登場する勢力のいずれかに介入することで,その後のストーリーが変化していく“ハラキリエンジン”はシリーズとおして人気の要素で,もちろん本作にも受け継がれている。このハラキリエンジンによって生まれる自由度の高さが,本作でも一つの特徴となっているのだ。
散華の主人公は通称“火祭のゼン”と呼ばれるキャラクター。風華忍者と呼ばれる忍衆の里が,ただ一人ゼンだけを残して一夜にして消滅したところから,物語が幕を開ける。
時は室町後期。
一条家の統べる小国・宇高多を巡り、隣国の赤目家、新興寺社勢力の阿無璃他により引き起こされた“宇高多の乱”。
あれから束の間の平穏を取り戻したかに見えた宇高多は、新たな戦火に包まれようとしていた。
一条家の譜代である風天家の家督を継いだ風天寅三郎久秀が、東の大国・芳穣家を後ろ盾として謀反に及び、それに呼応するかのように、阿無璃他も再び決起したためである。
時を同じくして、ひとつの忍の里が消滅した。
風華忍者――同胞の裏切りにより、一夜にして消えた忍衆。
その業火にすべてが焼失したと思われた中、ただひとり、辛くも一命を取り留めた者がいた。
その忍び名を“火祭のゼン”という。
世話になった…借りはいつか返す。
舞台は夜。
闇を纏い、忍は任務を遂行する。
気配を消し、人知れず隠密行動をとる忍にとって、夜の闇は自らの身を隠す恰好の隠れ蓑となる。
本作でプレイヤーが数々の任務を遂行することになるオープンワールドの舞台は、日本特有の色彩で彩られており、その光と闇は忍道独特の情緒溢れる夜のコントラストを生み出している。
PlayStationVitaのハイクオリティな表現力を駆使し、闇夜に浮かぶ雅やかな日本の風景が美しくも妖しく描かれるのだ。
悪徳越後屋の屋敷を臨むゼン。広大な敷地が予想される 平屋が続く寝静まる町を、音も無く駆け抜ける
砲台を構える山間の砦。堅牢な見張りのなか任務は完遂できるか!? 日本独特の神社なども存在。高低差を生かした戦略的な行動をとろう
豊富な忍者ステルスアクションと乱れ咲く血祀殺法
忍道シリーズのアクションの肝はなんといっても隠密行動にある。本作でも,ゼンはとある目的のために「越後屋を暗殺しろ」「文箱を届けろ」など,さまざまな任務を遂行することになり,その多くで危険な場所への潜入を強いられるようだ。建物や木々の影に身を潜め,壁や屋根を使って見張りの目をかい潜り,ときには忍具を用いて対象へと近づかなければならない。
壁に張り付き,奥を覗き見ることもできる |
スニーキングスアクションが潜入の糸口になることも |
忍び足や物陰を利用して見張りをかわせ! |
狭い路地や行き止まりでの窮地も壁走りで突破が狙える |
道中,どうしても任務遂行の妨げとなる者がいる場合は,闇に葬る必要も出てくるが,下手をして増援を呼ばれると自分の命を危険に晒す可能性もある。なので,このときはできるだけ迅速に,そしてひっそりと仕留めることが重要だ。
存在がばれたら多くの敵を呼ばれる前に素早く敵を始末しよう |
状況によって混戦になる場合も。プレイヤーの腕が試される |
カウンターをとって一撃で仕留めるといった駆け引きもできる |
亡骸は物陰に隠すなどして敵に見つからないように。先を見据えた行動が,任務完遂へと繋がる |
そこで役に立つのが,「血祀殺法」(ちまつりさっぽう)と呼ばれるゼン特有のステルススキル。ゼンが相手に気づかれずに背後などから忍び寄ると“血祀の予感”が発生し,これに合わせて△ボタンを押すことで一撃で敵を沈められるというこのスキルは,非常に忍らしい動きが楽しめる技になっているとのこと。
敵に気付かれずに忍び寄ると“血祀の予感”が頭上に出現 |
このタイミングで△ボタンを押すと,抵抗の隙を与えぬ瞬速の一突きが繰り出され…… |
ほかの敵に気付かれることなく血祀にできる! |
前面タッチスクリーンと背面タッチパネルを用いた操作も取り入れられており,PS Vitaならではの楽しみ方が用意されているのもポイント。快適かつ直感的な忍者ステルスアクションを,存分に味わおう。
PlayStationVita本体前面のマルチタッチスクリーンおよび背面のマルチタッチパッドのタッチ操作により、敵のターゲティングなど忍者アクションが快適かつ直感的に。今回はその一例を紹介する。
(*)「殺気アイコン」とは、敵が近くにいるときにその人数分画面右に表示される敵の気配である。プレイヤーの存在に気付いた敵の殺気アイコンは「白」(気付かれていない)→「紫」(警戒して周囲を調べ始める)→「赤」(発見)の順に色が変わる。
「忍道2 散華」公式サイト
- 関連タイトル:
忍道2 散華
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