フロド役のイライジャ・ウッド氏も“誘惑”された。「MTG」，コラボセット“指輪物語：中つ国の伝承”デビュー配信を実施

　Wizards of the Coastは本日（2023年5月31日），同社が6月23日に発売を予定しているTCG「マジック：ザ・ギャザリング」の最新コラボレーション・セット“指輪物語：中つ国の伝承”の内容を紹介するデビュー配信を実施した。


　指輪物語：中つ国の伝承は，ファンタジー小説「指輪物語」でお馴染みのキャラクターが多数登場するカードセットだ。各種ブースターパックやスターターキット，統率者デッキが発売されるほか，英語版コレクター・ブースターには世界で1枚だけの《一つの指輪》も収録される。


　今回の配信では各商品に収録されるカードの内容と，主なメカニズムが紹介された。

　その中でも最も特徴的なメカニズムが“指輪”だ。収録されるカードの一部は「指輪があなたを誘惑する。」という能力を持ち，これによって指輪の持つ力の一部を得ることができる。

少しややこしいが，カードとしての《一つの指輪》と，メカニズムとしての指輪は別物だ

　この能力を発動したプレイヤーは，特殊な効果を持つ紋章を獲得し，自身のコントロールするクリーチャー1体を“指輪所持者”に指定できる。紋章は最初の段階では1つしか効果を持っていないが，「指輪の誘惑」を受ける度に効果が追加され，最終的には4つの効果を同時に発揮できるようになる。

　指輪所持者は各プレイヤーごとに1人しか存在できないが，一部のカードは指輪所持者を参照する効果を持っている。状況に応じて誰を指輪所持者に指定するかを，よく考える必要がありそうだ。


　再録メカニズムとしては，動員，食物・トークン，土地サイクリング，英雄譚，歴史的などが登場する。その中で，動員は“オーク動員”と名称が変更され，世界観に合わせてクリーチャー・タイプがオークに変更されている。これに合わせて，従来の動員は“ゾンビ動員”と表記が変更される。

サムワイズやサウロンといった重要な登場人物を描くカードには“指輪ショーケース版”と呼ばれるパラレル仕様が用意される

組み合わせることで巨大な1枚絵となるカード群も登場

　配信の最後には，2001年公開の映画「ロード・オブ・ザ・リング」でフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッド氏が出演し，カードパックを開封する様子が映し出された。共に旅をした仲間たちの姿にに驚いたり，《一つの指輪》に“誘惑”されてみたりと，まるで劇中のフロドのような姿を披露してくれた。

最後に，改めて『指輪物語：中つ国の伝承』の各種日程を確認しておきましょう。

プレリリースが6月16〜22日，MTGアリーナ実装が太平洋時間6月20日，発売日が6月23日，そしてマジック・セレブレーション・イベントが7月7〜9日です！

それぞれの開催や発売を，どうぞお楽しみに！#mtgjp #MTGxLOTR pic.twitter.com/ONSXaw5xKc

— マジック：ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 30, 2023

　メカニズムの詳細と，これまでに公開されたカードについては，公式サイトのブログで確認できる。詳細が気になる人は，そちらも合わせてチェックしてみよう。

「マジック：ザ・ギャザリング」公式サイト
『指輪物語：中つ国の伝承』のメカニズム

「マジック：ザ・ギャザリング」公式サイト
『指輪物語：中つ国の伝承』カードイメージギャラリー