プレイレポート
PS Vita「ドリームクラブ ZERO ポータブル」が思った以上にすごい……。間もなく開店を迎える“ドリクラVita店”でノノノさんと一緒にいろいろと遊んできた
もう少し具体的に言うと,タッチスクリーンや背面タッチパッド,モーションセンサーを使ってめちゃくちゃ可愛い女の子達と触れ合えるという,それはそれは素晴らしい作品となっている。Vitaの機能を体感しつつ,女の子と仲良くなれてしまうという意味でも,今のところ無二の作品と言ってもいいだろう。
そんなわけで,「ドリームクラブ」の“PlayStation Vita店”が一体どのようになっているのか,気になっているという人もいるはず。今回は一足早く入店して,ノノノさんと一緒にいろいろと遊んでみたので,その感触をお伝えしていこう。
ノノノさんと入店
「ドリームクラブ ZERO ポータブル」で描かれるのは,2009年に発売された初代「ドリームクラブ」のオープニングから5か月前の物語。このため前作にはいなかったホストガールが登場したり,逆に前作で活躍していたホストガールがまだいなかったりする。物語の繋がりもあるにはあるが,今作が初めての入店でもまったく問題はない。
今回の主役であるノノノさんはZEROにのみ登場するキャラクターで,本人曰く未来からやってきたタイムエージェントらしい。口癖は挨拶代わりの“まいにゅ〜”で,チャームポイントはエッジの効いたアホ毛だ。
実は彼女,未来ではほとんど男性とコミュニケーションをしたことがないのだという。そういうわけで,男性に対して並々ならぬ興味を抱いている。興味がありすぎて,出会い頭にズボンを脱がそうとしてきたり,メールで「男の下半身には未来が詰まっている」とか送ってきたりと,非常に危うい行動をとるが,まぁそういうぶっ飛んだところがノノノさんの魅力でもある。
店に入ったあとは,お酒を飲んで,ホストガールと会話をして,仲良くなって……という従来どおりの流れなのだが,Vitaの機能を目の前にして,ただグラスを空けているだけでは紳士とは言えまい。とりあえず,ホストガールにタッチしてみないことには,この先の話を続けていくことなどできないのである。いざ,スキンシップ。
ノノノさんと紳士のお遊び
そんなわけで,清く正しく健全にノノノさんと仲良くなるため,“紳士のお遊び”をやってみることにした。紳士のお遊びは,ドリームクラブでおなじみのお楽しみ要素。Vita版ではほとんどのお遊びがタッチやモーションセンサーに対応していて,ホストガール達をより身近に感じられるようになっている。
なかでも,Vita版から新たに追加されたお遊び「チークダンス」は非常によくできていると言っておかねばならない。このダンスは,名称どおり男性と女性が互いのチーク(頬)を寄せ合いながら踊るというもの。洋画のロマンティックなシーンでよく見るあれだ。一度やってみたかったんだよね。
操作は,背面タッチパッドでホストガールの背中(腰)に手を添えながら,画面上に表示される振り子に合わせて本体を左右に揺らすだけ。Vita本体をゆりかごのように揺らし,モーションセンサーで画面上のアイコンを追っていくというルールになっている。
文字で書いてしまえばどうということもないが,実際にやってみると,なんというか“普通に”ドキドキする。ノノノさんの顔がものすごく近いし。しかも画面には「息を吹きかける」ボタンがあって,躍りながらタイミングよくボタンを押すと,画面いっぱいのノノノさんが全力で恥ずかしがって赤面したりするのである。
……そんなことを広い会議室の端で1人でやっているのだから,そりゃ血圧も上がるし顔も熱くなるはずだ。
ちなみに,そのほかの紳士のお遊びは下記のようになっている。
・オムライス・ラブ
オムライスの上にケチャップで絵を描く(なぞる)というお遊び。Vita版では,背面タッチパッドでケチャップのボトルを操作し,○ボタンで中身を出す。背面タッチパッドに複数の指が当たってしまうと,ボトルがあらぬ方向へ飛んでしまうこともあるので注意。ノノノさんのオムライス・ラブは簡単なので非常に助かる。ノノノさんありがとう。
・カラオケ
ホストガールの歌を聞きながらリズムゲームを楽しめるお遊び。Vita版では,カメラモードを「フリーアングル」にすると,モーションセンサーで四方八方からホストガールを眺められるようになっている。ちなみにノノノさんの持ち歌「☆Paradise☆」はちょっとパンクなナンバーで,リズムゲームの難度は高め。
・おくちあーん
ホストガールにバナナやフランクフルトを食べさせてあげるお遊び。Vitaではタッチ操作でバナナなどの位置を決め,L+前フリックで食べさせるのだが,やはり手元が狂うと大変なことになる。
ノノノさんと店外デート
ドリームクラブでのコミュニケーションをとおしてホストガール達と仲良くなっていくと,店の営業が終了したあとのアフターであったり,休日デートであったりと,いわゆる“店外デート”ができるようになってくる。ここでは,普段は見られないホストガール達の私服を拝めるのがポイントだ。Vita版では各キャラクターに新しい私服が追加されていて,また新しい一面を発見できるのも嬉しい。
ノノノさんに追加された私服は,何の変哲もない可愛らしい猫の柄付きTシャツだが,そんな普通のTシャツを普通に着ないところは,さすがにノノノさんだ。下に掲載したのは休日デートで一緒に家電量販店に行き,ノノノさんがロデオマシーン(と呼ばれる健康器具)に試乗しているところを激写した写真である。
しかも主人公とこの犬はピュアな何かで繋がっていたのか,一定時間なめ続けると“妄想モード”が発動できるようになり,主人公の視点と犬の視点を同化させられる。これを俗に“FDD”(ファースト・ドッグビュー・ドリー犬)と呼ぶのである。
そんな現実と妄想の境が分からなくなりそうな店外デートからは少し話が逸れるが,Vita版の追加要素としてはずせないのが,ホストガール達のブロマイドだ。これは,ドリームクラブの受付さんが売っているカードパックから入手できる。種類は正確には分からないが,とにかく相当な数が用意されているらしい。
入手したカードは,閲覧はもちろん,Vitaの標準アプリ「near」をとおして,見知らぬプレイヤーと交換することもできるようだ。名刺代わりにお気に入りのホストガールのブロマイドを配信する。これぞ今どきのピュアな紳士の社交術である。
また,背面&前面カメラによる写真撮影にも対応しており,好きな場所で好きなホストガールとツーショット写真を撮れるようにもなっている。今回はもちろん愛しいノノノさんと撮ってきた。
ノノノさんと“ドリームクラブ PlayStation Vita店”
さて,結論として“ドリームクラブ PlayStation Vita店”の居心地はどうなのかというと,かなり良い。Vitaの操作を体感する場としても面白いし,何よりチークダンスを始めとするピュアなお遊びから得られる感覚は,本作ならではと言えるだろう。
ゲーム内には今回のメインとなったノノノさん以外にもたくさんのホストガール達がいて,各々に個別の物語が用意されている。基本的には明るく接してくれる彼女達だが,実はみな訳あってドリームクラブで働いているのだ。
Vita発売の暁には,そんなちょっと深い話も交えつつ,最先端のプラットフォームを使った“女の子”とのピュアな関係を築いてみるのもいいだろう。
「ドリームクラブ ZERO ポータブル」公式サイト
- 関連タイトル:
ドリームクラブ ZERO ポータブル
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キーワード
(C)D3 PUBLISHER
- DREAM C CLUB(ドリームクラブ)ZERO PORTABLE(初回封入特典:限定コスチューム「ドリームパンサー」プロダクトコード同梱)
- ビデオゲーム
- 発売日:2011/12/17
- 価格:3234円(Yahoo)