Free-to-Playゲーム「Command & Conquer」の開発中止が決定

　Free-to-Playのオンライン専用タイトル「Command & Conquer」の開発が中止されたことが発表され，これに伴い，同作を開発していたVictory Gamesも閉鎖されるとのこと。

「Command & Conquer」公式サイト

　これは，北米時間の2013年10月29日に行われたElectronic Artsの2014年3月期第2四半期業績報告で明らかになったもので，「Command & Conquer」の公式サイトにもアナウンスが掲載された。
　それらによると，これまで行ってきたクローズドαテストのフィードバックから，本作の方向性が「ファンの求める内容ではなかった」ことが開発中止の理由であるという。このαテストは，すでに課金モデルが実装されたものであり，プレイのためにお金が必要というシステムが批判されていたのは事実。そのため，このあたりのマネタイゼーションを抜本的に見直す必要もあったらしい。なお，テスト参加者が使った現金は，数日内にすべて返金される予定だという。

　閉鎖されるVictory Gamesは，Electronic Arts Los Angelesを前身とする内部スタジオで，従業員は解雇または社内の別部署に異動される。公式サイトの発表はまた，「このゲームを再び軌道に乗せるため，複数のオプションを模索している」としており，RTSの金字塔ともいえる「Command & Conquer」がこのままフェイドアウトするわけではなさそうだ。復活の報を期待したい。