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AMD,ソケット版Kabiniベースの「AM1」プラットフォームを発表。「Athlon」「Sempron」ブランドで展開
Kabiniは,「Graphics Core Next」アーキテクチャのGPUコアと,「Jaguar」マイクロアーキテクチャベースのCPUコアを採用するAPU SoC(System-on-a-Chip)である。従来は,エントリークラスのノートPCがターゲットになっていたこともあり,ソケット版は用意されていなかったので,今回の復活版AthlonとSempronが初のソケット版となる。
なお,現時点で製品ラインナップやスペックは明らかになっていない。AMDはソケット版KabiniにクアッドCPUコアモデルとデュアルCPUコアモデルを用意するとしていることからすると,クアッドCPUコア仕様がAthlon,デュアルCPUコア仕様がSempronということになるのではないかと思われるが……。
AMD,SoCになった新世代APU「Temash」「Kabini」を正式発表。Jaguar+GCNとなったそのアーキテクチャを丸裸にする
#### 以下,リリースより ####
AMD、新プラットフォーム「AM1」を発表
−「AMD Athlon」および「AMD Sempron」APUにGCNグラフィックスを搭載し、
全世界のコンポーネント・チャネル・プラットフォームで省電力、機能豊富な最新の省スペースPCを実現−
AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:ロリー・リード)は本日、システム・ビルダーのコンポーネント・チャネル向けにAMDのクアッド・コアおよびデュアル・コアAPU(アクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット)「Kabini(カビーニ)」を搭載する「AM1」プラットフォームを発表しました。大手メーカーのマザーボードと組み合わせて提供される「AM1」プラットフォームは、豊富な実績を誇るグラフィックス・コア・ネクスト(GCN)アーキテクチャーとAMDのCPUコア「Jaguar(ジャガー)」を搭載し、「AMD Athlon」および「AMD Sempron」のブランド名で提供されます。これにより、USB 3.0、SATA3.0(6Gbps) のサポート、薄型軽量で省電力かつ省スペースPC向けのmicroATXおよびminiITXマザーボードに対応し、柔軟かつアップグレード可能なプラットフォームのエコ・システムを魅力的な価格帯で提供できるようになります。デスクトップ向け、およびコンポーネント向けの「Kabini」は、2014年4月初旬に一部地域で先行発売され、4月9日(水)に全世界で発売される予定です。
AMD米国本社のバイスプレジデント兼クライアント・ビジネス・ユニット担当ジェネラルマネージャーであるバーンド・リーンハルト(Bernd Lienhard)は、次のように述べています。「メインストリーム市場向けに設計されたAPUである『Socket版Kabini』を搭載する『AM1』プラットフォームを提供することで、当社はAPU技術のリーダーシップを維持してまいります。『AM1』プラットフォームは、柔軟なインフラ環境を実現する機会と安価でのアップグレードが可能なソリューションを求める消費者やシステム・ビルダーに幅広い選択肢を提供します。また、『Socket版Kabini』は、省電力での高い価値と性能が求められる、より大きな新興市場において優れた生産性、Webブラウジング、コンピューティング性能を実現します。」
「AM1」プラットフォーム」は、DirectX® 11.2とWindows 8.1のサポートにより、バランスのよいコンピューティング性能をメインストリーム市場に提供します。また、ASRock、ASUS、BIOSTAR、ECS、Gigabyte、MSIなどのマザーボード・メーカーは、Socket FS1bを基盤とするさまざまな次世代デスクトップ用マザーボードを提供する予定です。これらの製品は、「AM1」プラットフォーム向けの「AMD Athlon」シリーズおよび「AMD Sempron」シリーズAPUに対し、最新仕様のUSB3.0とSATA3.0(6Gbps)をネイティブサポートします。AMDのマザーボード・パートナーに関する詳細については、以下の各社ホームページをご参照ください。
ASRock
ASUS
BIOSTAR
ECS
Gigabyte
MSI
参考情報(英語)
「AMD Aシリーズ APU」プロセッサーについて
- 関連タイトル:
AMD A-Series,AMD E-Series,Athlon,Sempron(Temash,Kabini)
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