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“挑戦するということを……教えてやるのね!!” 本日発売の「オーナーズホース サラブレッドロワイヤル」で,みどりのマキバオーキャンペーンがスタート
(※対象商品はオーナーズホースシリーズのブースターパック,キャンペーンはカードがなくなり次第終了。一部店舗では実施していない場合もあるので,事前にご確認を)
キャンペーン用のカードは全4種類。“たれ蔵”ことミドリマキバオーとカスケード,アマゴワクチン,そして世界野生動物協会の名誉会長であるベアナックルが,サラブレッドロワイヤルの“ゲーム内”で使用できるようになる。
白い奇跡,ミドリマキバオー。絵柄はカスケードと同着になった日本ダービーで,しっかりチュウ兵衛もしがみついている。登録すればチュウ兵衛とともに秋以降も戦えるのだ (C)つの丸/集英社 |
同じく日本ダービーのカスケード。追いつめられながらも無敗を守ったが……。去ってしまったチュウ兵衛,ピーターIIを思い原作でつぶやく「何が無敗馬だ」のセリフは重い (C)つの丸/集英社 |
正攻法で勝負に出たサトミアマゾンを退け菊花賞馬となった,不屈の闘将アマゴワクチン。赤い帽子の右回りは函館での復活劇だろうか? (C)つの丸/集英社 |
史上最強の駄馬になったれー!! のベアナックル。お笑いキャラだが実はけっこう強い。右上には「わしがリンゴを分けてやったばっかりに」のニャンキーも (C)つの丸/集英社 |
衝撃的なのはこれら4頭が,なんとレース内でもあの姿で登場することだ。挑戦する方向が斜め上でレースっぷりもカオスだが,これはすごい。2012年5月に登場したヒノデマキバオーのプロモーションカードの時は,色違いの一般的な馬が走っているくらいだったが,白い珍獣と呼ばれたあの小さな馬体が,漆黒の帝王が,今度はゲーム内でも走る。ベアはドバイ遠征前の姿で登場するようだ。
個人的にものすごくテキトーに推測してみると,ドバイ遠征後は顔がでかすぎて衝突判定とかで8頭並べられないんじゃないだろうか。逆に考えると,ほかの各馬に対してマキバオー達のモデルのスケールがしっかり取られているということでもある。やっぱすごいなぁ。
ブースターパック内に金のエンゼル……違った。金の応募券か銀の応募券が入っていたら,金なら1枚でもれなくバインダーがプレゼントされ,銀なら3枚で抽選に応募ができるのだ。期間は本日16日から4月30日(当日消印有効)までとなる。
念のために書いておくが,上記の2キャンペーンの対象商品は“ブースターパック”だ。自販機用ブースターを30回くらい回した後で「え,そうなの?」とかならないように注意しておきたい。さらについでの話で恐縮だが,今回はウエハースの発売がないので,「まずい,どこの店でも売り切れてる」とか思ってコンビニ巡りをしないようにしておきたい。もちろん僕が。
以下,ちょっと「みどりのマキバオー」の話を。
現在は「たいようのマキバオーW」として連載が続くマキバオーのシリーズ(?)最初の連載開始は1994年。ナリタブライアンがシンボリルドルフ以来10年ぶりの三冠を達成,女王ヒシアマゾンがその三冠馬に真っ向勝負を挑んだ有馬記念の年だ。ツインターボが3コーナーで仕事を終え,4歳(現馬齢表記では3歳)の牡牝最強馬が,その年の春・秋天皇賞馬を置き去りにして1,2着。
このレースを鼻血で回避したのがマチカネ……。あ,いや。このレースが行われた頃の競馬事情を背景に,週刊少年ジャンプで連載されたという話である。当時の競馬を席巻していた3種牡馬も,それぞれタマーキン,サンデーサイデンス,ブラリアンズタイムという名前で,登場する馬たちの父となっている。
最終話は週刊連載上では掲載されなかったが,別誌(赤マルだったっけ?)で掲載され,コミックスの最終巻(16巻)に収められている。コミックスで思い出したが,背表紙にあるJC(Jump Comics)のマークのところには毎回「←ジャパンカップ」と落書きされていたのも味といえば味だろう。
どうもキャンペーンと離れてしまったが,離れついでにちょっとしたマキバオーの歴史(漫画版)も付け加えておこう。
1994年4月4日 マキバオー自力で生まれる
母ミドリコがひげに持っていかれる
母探しの旅でチュウ兵衛と出会う
カスケードと走って医者呼ばれる
主戦騎手となる山本菅助と出会う
たれ蔵からミドリマキバオーになるがやっぱりたれ蔵と呼ばれる
デビュー戦 札幌4R 新馬 行事軍配どおり1着
函館3歳ステークス 1着
京成杯3歳ステークス 1着
朝日杯3歳S(1着カスケード) 3着 悔しいのね
モンゴルで修行
狼と戦い,本来の走法を思い出す
雨が降った
8時27分 雷が ペプシ の 上に落ちた(※編注:それ,ジョジョだろ?)
日本に帰国
スプリングステークス 僕のライバルはそんなに弱くはないのね!!
皐月賞 2着(1着カスケード) チュウ兵衛落ちる
青葉賞でベアナックルがまさかの逃げ切り。単勝4960円(12番人気)
日本ダービーはけっこう名セリフが多いよ。両方です!!!
マキバオーが飛んでダービー同着1着(カスケード/ミドリマキバオー)
チュウ兵衛死す
マキバオー放浪,妹マキバコと出会う
走ったら落ちちゃう〜ともかく俺は・・・もういねぇ
マキバオー復活
ひげ狩りが行われブリッツとマキバコが双子だったことが判明
障害未勝利 1着
菊花賞 4着(1着アマゴワクチン) 若ぞうが来ると負けるジンクス確定
北海道で秘密トレーニング
そして迎える有馬記念。登場馬たちのカスケードへの思いがぶつかり,物語はクライマックスへ。誰かが継がなくちゃ だめなんだよ!
物語はドバイに移り,マキバオーは骨折,3年以上の歳月を経て復帰。3戦3敗で「もう終わった」馬と思われながらスタートした第1回ジャパンチャンピオンシップ(架空のレース)。圧倒的な力で他馬を挫くブリッツに向かっていくときの名言を,この記事のタイトルに選んでみた。
馬と人間が普通に会話でコミュニケーションをとっていたりするおかしさと,少年誌路線のバトル,あとはところどころに描かれる切ない物語や品のないアレコレが楽しい競馬マンガ。それが「みどりのマキバオー」だ。
あまりに現実味のない「ミドリマキバオー」という小さな馬が,けれど,どの馬よりも凄みある走りを見せてくれるレースは漫画だからこそ。そう思っている人は一つ,キャンペーンカードを登録してオーナーズホース サラブレッドロワイヤルの挑戦を目の当たりにし,口あんぐりになってみようじゃないか。しかしいろんな意味ですごいな,これ。
「みどりのマキバオーキャンペーン」
「特製バインダープレゼントキャンペーン」
おそらく今回は,小さな馬体でゲーム内に登場して大暴れしてくれるはず。グラビアが誰なのかもとても楽しみだ。最後まで脱線してる気がするが。
「オーナーズホース」公式サイト
- 関連タイトル:
オーナーズホース サラブレッドロワイヤル
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