「パズドラ」のスコアアタックで頂点に立ったのは小学6年生。「第4回パズドラジャパンカップ」決勝大会と表彰式の模様をレポート

　2016年5月29日，ガンホー・オンライン・エンターテイメントは，オフラインイベント「ガンホーフェスティバル2016」を千葉県の幕張メッセで開催した。本稿では，会場内のゴッドステージで行われた「第4回パズドラジャパンカップ」の決勝戦ならびに，表彰式の模様をレポートしよう。

写真左から，決勝大会のMCを務めたフリーアナウンサーの川田裕美さん，解説を務めた「パズドラ」シリーズ プロデューサーの山本大介氏と，お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さん

　パズドラジャパンカップは，スマートフォン向けパズルRPG「パズル＆ドラゴンズ」（iOS / Android）のスコアアタック日本一を決める大会である。その4回めとなる本大会では，全国10か所で実施された地区予選大会を勝ち抜いた24名の強豪プレイヤーが集い，腕を競った。

　準々決勝では，24名の出場選手が3人1組，計8組に分かれて対決した。前回大会優勝者のこうへい選手が僅差で敗退するなど波乱もあり，極めてハイレベルな試合が立て続けに行われた。各組トップのスコアを記録して準決勝に進出したのは，LUKA選手，とある暇人選手，はしる選手，ゆわ選手，あっきー選手，ひまつ選手，★☆つまみだね☆★選手，ありゃ選手の8名だ。


　続く準決勝では，4名1組による対決が行われた。各組で上位スコアを記録した選手2名ずつ計4名が決勝に進出できる仕組みだ。
　第1回戦はLUKA選手，とある暇人選手，はしる選手，ゆわ選手という組み合わせで行われた。一つのミスも許されない緊迫の展開となったが，最終的には，素早くかつ的確なプレイで2万8446ポイントを記録したゆわ選手がトップ通過，続いて最大コンボ数11を記録し2万8246ポイントを獲得したLUKA選手が2位で決勝にコマを進めた。とくに，ゆわ選手に対して山本氏は「ほぼ完璧。教科書のようなプレイ」と，その腕前を絶賛していた。


　第2回戦では，あっきー選手，ひまつ選手，★☆つまみだね☆★選手，ありゃ選手が対決。このうち，準々決勝を大接戦の末に勝ち抜いてきたあっきー選手が，ここでも安定したプレイを披露し，2万7406ポイントを達成して決勝進出を果たした。
　また予選では2万4000台しか出せなかったというありゃ選手だったが，ここにきて2万7310ポイントを記録して，見事2位となった。


　決勝戦はゆわ選手，LUKA選手，あっきー選手，ありゃ選手の4名が3回プレイして，その合計スコアを競うというルールで行われた。
　注目の1戦め，ゆわ選手は途中11コンボを決めるなど順調だったが，終盤に少々ミスしてしまい，後続の選手にクリアタイムで負けてしまうという展開に。
　続く2戦めの序盤では，勢いに乗ったあっきー選手が先行するものの，中盤以降に追い上げてきたLUKA選手がトップでクリア。また，ゆわ選手も10コンボ，11コンボを次々に決める素晴らしいテクニックを披露した。
　もはや誰が優勝してもおかしくない状況で迎えた3戦めは，LUKA選手がものすごい速さで攻める一方，ゆわ選手がまたまた11コンボを，あっきー選手がそれを上回る12コンボを決めるなど，決勝にふさわしい熱い戦いが繰り広げられた。


　ステージ上の選手はもちろん，会場の観戦者達も大いに盛り上がった決勝戦を制したのは，3戦合計で8万3889ポイントを記録したゆわ選手。まだ小学6年生というゆわ選手は，決勝戦では運が味方したことを認めつつ，「楽しく試合ができました。3戦全部で11コンボを出せたのは嬉しかったです」と謙虚な姿勢を見せていた。

「第4回パズドラジャパンカップ」優勝 ゆわ選手（写真左）

　決勝戦後に行われた表彰式には，ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長の森下一喜氏がプレゼンターとして登壇。森下氏は，「皆上手すぎて，正直引くわ」「（ゆわ選手について）まだ小学6年生？　末恐ろしいですね」と冗談交じりにコメントしていた。その一方で「魅せてくれる試合ばかりで，まさにジャパンカップという感じでした」と述べて，決勝大会を締めくくった。

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