カードで仲間を召喚し，モンスターを迎え撃て。ストラテジーゲーム「禁断召喚！サモンマスター」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第177回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　ソーシャルゲームの定番となっているカードバトルゲームだが，カード集めに夢中になる一方で「もう少しゲーム性があればいいのに……」と思っている人は多いかもしれない。本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」で紹介する「禁断召喚！サモンマスター」（iOS / Android）は，カードの要素を取り入れた，高い戦略性が特徴となっているタイトル。iOS版，Android版ともに基本プレイは無料のアイテム課金制となっている。

もちろんカードのデザインには力が入っている。可愛く，そしてかっこいいキャラクターぞろいだ

「禁断召喚！サモンマスター」ダウンロードページ（App Store）

「禁断召喚！サモンマスター」ダウンロードページ（Google Play）

　プレイヤーは，アーバニア大陸を2分して争う「ランディム王国」「フェラルド王国」いずれかの国を守る召喚士となって戦いに挑む。基本的にどちらの国を選んでもゲームに有利不利は生まれないので，国の指揮官たる王女の見た目で選択するのがいいだろう。

ゲームの起動直後に流れる豪華なオープニングムービーも見どころ

左がランディム王国王女のシャル，右がフェラルド王国女王のリーネ。正統派かツンデレか，悩ましいところ

　本作の基本的なルールは，カードから召喚したキャラクターで敵の進軍を食い止め，自国を勝利へ導くというものだ。メインとなる「クエスト」モードは，カードからキャラクターを召喚して，迫りくるモンスターを撃退するステージクリア型ディフェンスゲームとなっている。
　ステージがスタートすると敵モンスターが画面右端から進軍してくるので，その行く手をさえぎるようにキャラクターを配置しよう。
　画面にはプレイヤーのHP，キャラクターの召喚に必要な魔力，敵軍の残り総数，そして敵味方キャラクターが表示されている。敵軍をすべて撃破すれば勝利，逆にプレイヤーのHPがゼロになるとゲームオーバーだ。戦闘自体は自動で行ってくれるが，バトルはリアルタイムで進行するので，勝利するまで気を抜く暇はない。

　ちなみにバトル中はいつでもキャラクターの召喚や移動ができるので，戦局を見定めて配置を変えていくといいだろう。ただし，召喚と移動いずれも魔力が必要となるので，魔力の管理はしっかり行うこと。指揮官として敵の位置，残りの魔力，そしてキャラクターのHPなどすべての状況を把握して，戦略を組み立てていこう。

画面右端から登場した敵が左端に到達するとプレイヤーがダメージを受ける。これをいかに防ぎつつ敵を全滅させるかが攻略のポイントだ。なお，キャラクターはHPがゼロになるとカードに戻るのだが，召喚できる魔力さえあれば再度戦場に復帰させられる

画面下部のカードをスワイプして配置したいマスにセット。キャラクターによって「近接」「遠距離」「広角」「貫通」「回復」と得意な攻撃（回復）範囲が違うので，適材適所の配置が必須だ

キャラクターには「コモン」「アンコモン」「レア」「スーパーレア」というレアリティがあり，「アンコモン」以上のカードにはスキルが備わっている。スキルはキャラクターのHPゲージの上に☆マークがあるときのみ発動可能で，「レア」以上の貴重なカードには，さらに強力な効果を持つ「リーダースキル」がある

　対戦プレイの「ドミニオンバトル」は，全プレイヤーが参加する，ランディム王国とフェラルド王国の勢力争いだ。このバトルはデッキ内のキャラクターを5つのラインに配置し，同じく敵国のプレイヤーが配置したキャラクターと戦う。バトルは同じラインにいるキャラクター同士で行われ，5つのライン中3つのラインを制すれば勝利。相手の陣形を確認して，どのラインに戦力を集中させるかを判断しよう。勝利すれば自軍の国家週集計BPにポイントが加算され，自国が優勢になるのだ。

キャラクター配置時に相手の陣形が見える。手薄に見えるラインを突くか，あえて主力と思われるラインを潰しにかかるかはプレイヤー次第

ちなみにキャラクターカードはガチャやクエストで入手可能。なお，カード同士を「合成」するとレベルアップし，能力値が上昇する

　カードゲームならではのコレクション要素はもちろん，戦略性あふれるディフェンスゲームも同時に味わえる本作。大量の敵モンスターの進軍を，見事な戦術と指さばきで乗り切ったときの達成感はかなりのものだ。ただのカード系ソーシャルゲームに留まらない本作は，ソーシャルゲームを“食わず嫌い”している人にぜひプレイしてほしい。

著者紹介：トリスター＆ケンちゃん
雑誌，ゲーム攻略本などでライティングを手がける格闘ゲーム大好きライター。日々ゲームセンターでバトルをくり広げるかたわら，週末は声優やアニメソングのイベントにも姿を見せる。好きなゲームのジャンルは格闘ゲームやファミコン系レトロゲームなどなど。

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