ブロックを崩さないようにバランスよく積み上げる。iOS向けパズル「Perfect Balance: Harmony」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第99回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　突然だが，子供の頃に積み木遊びでどこまで高く積めるか挑戦したことがあるという人は多いと思う。いつ崩れるか分からない積み木にドキドキし，バランスを確かめながら積み上げていったのは懐かしい思い出かもしれない。そんな記憶を呼び覚ますようなiOS向けパズルゲーム「Perfect Balance: Harmony」を紹介する。

価格は85円（税込）だ

「Perfect Balance: Harmony」ダウンロードページ

　本作のルールはすこぶるシンプルだ。画面内に置かれているすべてのブロックを，画面外に落とさないように積み上げられればステージクリアとなる。動かしたいブロックは，ドラッグしながら配置したい場所まで運んで指を離せばいい。ブロックを回転させたい場合は，動かしながらもう1本の指で画面をタッチすればオーケーだ。

画面上部に置かれたブロックを点線より下にバランスよく配置していく。ブロックから1度指を離したら，再度動かすことはできない

　注意したいのは，画面の下に向かって重力が働いていること。傾いた場所に置いたブロックはズルズルと滑り落ちていくし，ブロック同士がぶつかって動くこともある。ブロックは丸，三角，四角などさまざまな形をしているので，これらのバランスを崩さず，どううまく積み上げていくかが，頭の使い所というわけだ。


　どんな形であってもバランスさえとれていればステージクリアとなるのは面白いところ。バランスが崩れそうになっていても，即座に逆側にブロックを置くことでリカバリーできたりする。つまり，配置を終えたブロックが静止さえしていれば，どんな無茶な積み方であろうともそれが回答となるのだ。

　80以上のステージが用意されている本作だが，後半は，傾いてきたブロックを別のブロックでタイミングよく支えたり，微妙なスキマに新たなブロックを“ねじ込む”テクニックが必要になったりと，ちょっとしたアクション要素が出てくるのも楽しい。

この2つの画面は同じステージだが，どちらも正解となっている。最終的にバランスさえ取れていればいいのだ

　うまく積めたときの達成感はもちろん，たまたま正解になる偶然性までを含めて面白い本作。遊んでみてオススメできるアプリを紹介している本連載だが，その中でも自信を持って紹介できる1本となっている。あえて難癖をつけるなら，高レベル面が解けなくてくやしいくらい（笑）。無料のLite版やシリーズ作もリリースされているので，ぜひ試してみてほしい。

後半ステージでは，一目見ただけではクリア不可能と思わせるような難問が続々出現

「Perfect Balance: Harmony」ダウンロードページ

著者紹介：トリスター＆馬波レイ
　90年代中頃からライターとしてのキャリアをスタートし，セガ系雑誌を中心に記事執筆や取材活動に勤しむ。近年はゲーマガ編集部に所属し編集・ライターとして活動するも2012年に雑誌が休刊。現在はフリーのライターとしてゲームメディアを中心に活動中だ。わかりやすいルールで短時間で楽しめるスマートフォン向けゲームは，昔のアーケードゲームの匂いがして好きです。

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