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初のグループ単独公演&撮影タイムも交えた「3 Majesty × X.I.P. LIVE -5th Anniversary Tour-」見どころをレポート
コーエーテクモゲームスがサービス中の女性向け恋愛レストランゲーム「ときめきレストラン☆☆☆」(iOS / Android)のライブイベント「3 Majesty × X.I.P. LIVE -5th Anniversary Tour-」が,2018年4月1日までの期間,神奈川県横浜市のDMM VR THEATERにて開催されている。ファンにはお馴染みかもしれないが,このライブでは「ときめきレストラン☆☆☆」に登場する2つのアイドルグループ「3 Majesty(スリーマジェスティ)」と「X.I.P.(エグジップ)」によるバーチャルライブを楽しめる。ツアータイトルにもあるように本作の5周年を記念し,アイドルたちからの感謝が込められたスペシャルステージとなっている。
本稿ではライブ史上初となった3 MajestyとX.I.P.の単独公演を中心に,ツアーの見どころをお届けしよう。出演者は以下のとおりだ。
<3 Majesty>
・霧島 司
・音羽慎之介
・辻 魁斗
<X.I.P.>
・伊達京也
・不破剣人
・神崎 透
「3 Majesty × X.I.P. LIVE -5th Anniversary Tour-」公式サイト
まず,今回のツアーは3 Majesty公演,X.I.P.公演,Joint①②公演といった3つのタイプに分かれている。それぞれの単独公演に登場するのは各グループのメンバーだけなので,曲からMCまで好きなグループをたっぷり堪能できるのがポイントだ。さらに単独公演に限り,ステージを写真撮影できるコーナーが設けられている。撮影した写真はTwitterやInstagramなどのSNSに投稿OKで,ハッシュタグ「#ときレスライブ」を通じてファン同士の思い出を共有できるのも嬉しい。
一方のJoint公演はこれまでと同じように2つのグループが出演。Joint①と②でも異なる内容のコラボレーション楽曲を楽しめるし,グループの垣根を越えたクロストークを聞けるのもJoint公演ならでは。体感型VR筐体「VR センス」での新衣装をはじめとした衣装チェンジも注目のポイントで,各公演だけでしか見られない演出がかなり盛り込まれている。
そんなわけで1グループの単独公演を見たら別のグループを,単独公演を見たらJoint公演で6人が勢揃いした姿を見たくなるのはもう確実といっても過言ではない。ちょっとでも気になった公演があったら,前もってチケットを確保しておくのがオススメだ!
気分はもうプリンセス! メンバーの深い想いを感じられた3 Majesty公演
それでは,最初に3 Majesty公演について紹介していこう。これまでの軌跡をCDジャケットと合わせて映像で振り返りながら,1曲目にPS Vita用ソフト「ときめきレストラン☆☆☆ Project TRISTARS」のテーマ曲「Go my way」をファンへ届ける。ブルーが印象的な新たな装いは,爽やかなナンバーによくお似合いだ。
曲の最中にはメンバーがしっかりと視線を合わせ,ダンスの合間にお互い軽く触れ合うような動作も。きっちり振り付けをこなすという感じではなく気の向くまま自由に振る舞っているようにも思えて,筆者の目には「皆のテンションがすごく上がってる……!!」というように映った。
柔らかな空気の中で「Butterfly」を歌うと,一旦MCコーナーへ。辻さんが感慨深そうに3 Majestyファンで埋め尽くされた会場を眺めるなか,音羽さんがファンに「5周年おめでとう!」というコールを求める。霧島さんがリーダーとしてしっかりと場を締めてから,会場をピンクに染める「桜色の約束」,3 Majestyの王子様らしさが詰まった「Only one」のあとは,辻さんのソロ曲「I'm your sunshine」と続く。
きっちり歌い切った辻さんを陰から見守りつつ,わざと一人きりでMCコーナーを始めさせる霧島さんと音羽さん。2人が辻さんを褒める微笑ましいやり取りには,こちらもつい頬が緩んでしまう。そんな可愛らしいトークのあとに,霧島さんは静かな雰囲気の中にも力強い愛情を感じる「七色の空に君想う」,音羽さんは気持ちが癒されるような「あの雲のように 〜Just the way you are〜」をしっかりと歌い上げた。
後半戦のスタートを飾ったのは,アグレッシブで豪快なダンスに思わず歓声を上げてしまう「We go together」。二人きりのデートへとエスコートされるような「君とShooting star」から,羽のように軽やかな動きでファンを魅了する「君に似合う翼」,勢いのある「INFINITY〜君との未来〜」まで一気に歌い上げる。
ここのMCコーナーでは「We go together」のちょっと激しいダンスに疲れたのか,甘いものを欲しがる音羽さん。一方の辻さんは,気に入ったフォーメーションについて熱く語る様子がとても可愛らしく,霧島さんはそんな2人のお兄さんといった感じで「これからもよろしく」とメンバーに宣言する。
そしてライブも佳境に差し掛かったところで,ファンお待ちかねの撮影タイムへ。歌う曲は「Pastel Sky」で,新衣装に身を包んだ3 Majestyの3人を思う存分カメラに収めることができる。事前にメンバーからアナウンスが入るので,スマートフォンやカメラを準備する時間はシッカリとあるので安心してほしい。
ちなみに振り付けは,ほかの楽曲と同じくらいしっかりと入っているし,フロア全体の照明もそのままなのでかなり暗め。通常の設定ではブレたりピントが合わないことも多そうなので,あらかじめ暗い場所でも撮影できるような設定にしておくと良さそうだ。しっかりと写真を撮れそうなのは曲が終わる間際なので,シャッターチャンスを逃さないように!
ラストの曲は,これを聞かなければ終われない定番曲「運命のLady」。ファンの拍手やアンコールの声に応え,3人はまずアナウンスでこれまでの感謝を伝える。彼らの率直かつ真摯な想いと,ファンのことを大好きだと言ってくれる温かな言葉に涙ぐむファンも。筆者も「これまで5年間,ずっと好きでいて良かった……」としみじみ聴き入ってしまった。
そんなアンコールで披露されたのは,デビュー曲のリミックスバージョン「Show Up! -Remix ver.-」。クールなコーラスも加わり,5年間の積み重ねが感じられる少し違った仕上がりになっていた。最後はやっぱり,ちょっと泣きそうになってしまう辻さんとそれをイジる音羽さん&霧島さんという恒例のやりとりを交え,王子様らしい優美な一礼で公演は締めくくられた。
一瞬も目が離せない! 魂まで震えたX.I.P.公演
X.I.P.公演も3 Majesty公演と同様に,鮮やかなグリーンが目を引く新衣装で新曲「Race of Ace」の熱唱からスタート。X.I.P.といえばワイルドさとセクシーさが魅力だが,この曲は疾走感と透明感に満ちていて,普段とは一味違う魅力をファンに届けてくれる。また,これまでに行われたライブはほとんど3 Majestyから始まっていたため,最初からX.I.P.の面々がステージにいるというだけでもかなり新鮮に感じられた。
続けて「GAME」でもとことんファンを煽ったあとは,MCで神崎さんがいきなり「We are!」「X.I.P.!」とコール&レスポンスを求め,伊達さんにたしなめられる一幕も。ファンだけでなく,X.I.P.の面々も単独公演にだいぶ気分が高揚している様子だった。
そんな高まった感情をぶつけたような「Don't Stop The Party」,大人っぽい空気に酔いしれる「Sincere Love」,神崎さんらしい色気もはらんだソロ曲「Venus」と一気に3曲を歌い進める。再びステージに登場した神崎さんは得意げな様子で曲に対する想いを語り,なかなか伊達さんと不破さんを呼び込まないため2人が待ちぼうけ……といった展開にはファンもつい大笑い。しかし,そんな空気も伊達さんがステージに立てば一変。艶やかな「Your sight, my delight」に釘付けになったあとは,不破さんのパワフルなパフォーマンスが光る「Polaris」と,三者三様のソロ曲にときめかずにはいられない。
ライブ中盤は,コミカルな歌詞やノリノリのサウンドでつい体が動いてしまう「Take it easy!」で会場の空気はますますヒートアップ。豪快なダンスチューン「Up&Up」から情熱的なラブソング「Deja-Vu」「Just do it!」のコールで会場の一体感は最高潮に。
MCコーナーでは「今後のツアーでやってみたいこと」というテーマでトークを切り出し,神崎さんと不破さんがまず伊達さんに尋ねる。実は伊達さんのやりたいことを叶えてあげようとした2人だったが,伊達さんが口にしたのは「B級グルメの屋台を出す!」だったため,拍子抜けしてしまう。そんなちょっとまとまりのないX.I.P.らしいトークのあとは,いよいよ撮影タイムへ。新衣装で歌って踊る「Higher ground」を,ファンはしっかり心とカメラに焼き付けたことだろう。
ライブ最後の曲は,神崎さんを中心にコールで盛り上がる「Burning with U」だ。「こんなに気持ちが燃えたまま終われない!」というファンの熱烈なアンコールにX.I.P.がアナウンスで登場し,たっぷりと時間をかけてファンへの感謝や素直な気持ちを言葉にして伝えてくれた。あらためてという場ではあったものの,いつものX.I.P.らしいやり取りにホッとしつつ「これからも応援し続けたい!!」という気持ちが湧き上がってくる素敵なコメントとなっていた。
そんなアンコールを飾ったのはデビュー曲をアレンジした「CHEAT DANCER -Remix ver.-」で,鋭いギターサウンドがこの5年間で少し大人になったX.I.P.を表しているようだった。神崎さんはとくに今回のアレンジを気に入ったようで,今後メンバーで楽器の演奏をしてみたいと展望を語っていた。最後はファンとメンバーでのお決まりのコール「We are!」「X.I.P.!」で終了した。
5周年という節目にふさわしい構成となっている「3 Majesty × X.I.P. LIVE -5th Anniversary Tour-」。繰り返しになるが,きっと1つの公演だけでは満足できず,ほかの公演も見たくなるような熱量に満ちたライブとなっている。気になった公演にはどんどん足を運び,この記念すべきツアーを全力で楽しんでほしい。
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