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「Oculus Rift」の推奨GPUはGTX 970あるいはR9 290以上
●Riftの推奨スペック
- GPU:GeForce GTX 970あるいはRadeon R9 290以上
- CPU:Core i5-4590(定格3.3GHz,最大3.7GHz,4C4T,共有L3キャッシュ容量6MB)以上
- メインメモリ容量:8GB以上
●Riftの必須スペック
- OS:Windows 7+Service Pack 1以降
- USB:3.0準拠のポートが2つ
- HDMI出力:バージョン1.3対応以上
Binstock氏によれば,Riftで片目あたり1080×1200ドットの解像度の画面を90Hzのリフレッシュレートで描画する負荷は,一般的なPCゲームにおける解像度1920×1080ドットの60Hz設定時と比べて,ざっくり3倍に達するとのこと。また,一般的なPCゲームにおいてはリフレッシュレートが30〜60Hzの範囲で可変することが許容されるのに対し,VRにおいてそれを許容すると,「描画されないフレーム」がVR世界の違和感に直結するので,描画のリアルタイム性はより高いレベルで要求されることになる。そのため,GPUの性能には,不測の事態に対応できるだけのものが求められ,結果として,非常に高いものになったそうだ。
ただ氏は同時に,「Riftの製品寿命が続く限り,推奨スペックは固定される。そのため将来,要求スペックは相対的に低くなる」とも述べている。Riftが無事離陸し,広く使われるようになる頃には,PC側のGPU性能などが上がり,今回明らかになった推奨スペックも,そう無茶なものにはならないだろう,というわけである。
もっとも,2016年第1四半期に登場する時点で,相当に高いスペックが要求されることに変わりはない。Riftを楽しむ気満々の人達は,早めに準備しておいたほうがよさそうだ。
なお,Binstock氏によると,Oculus VRは現在,Windows環境に向けた注力を行っているため,LinuxおよびMacOS X向けの開発は一時的に停止しているとのことだった。
Atman Binstock氏によるblogポスト
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