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「ハースストーン」ドラゴン年一発目の拡張セット「爆誕!悪党同盟」は,4月10日に配信。収録カードの一部を公開
2月末に開催された「Hearthstone Summit 2019」(関連記事)でも明らかにされたように,ドラゴン年は改革の一年と位置付けられている。その大きな変化をもたらすのが拡張セットで,この1年でリリースされる3つの拡張は,それぞれの物語がリンクする,壮大な世界観が楽しめるとのこと。
舞台となるのは,「World of Warcraft」ではおなじみの浮遊都市ダラランで,大悪党ラファームを首領とする悪党達が犯罪組織を旗揚げし,アゼロス大陸でひと悶着を起こそうとする。この悪党同盟の主要メンバーは,全員が過去のセットで登場しているので,プレイヤーにとってはなじみのある名前もあるだろう。
ウォーリア―:ドクター・ブーム
プリースト:マダム・ラズール
ローグ:トグワグル
シャーマン:ハガサ
ウォーロック:ラファーム
効果自体は「探偵同盟」に登場した「ゴールデンモンキー」と同じだが,こちらのほうがマナコストが重いぶんスタッツが高く,効果を発動するのに余計なフローを挟まないのが特徴といえるだろう。
また,悪が存在するのであれば,当然ながら正義の味方も存在する。悪党同盟に対して,「ダラランの守護者」というカード群が用意されており,悪党のクラスではない残りの4つ,つまりメイジ,パラディン,ハンター,ドルイドが守護者側を担当する。
新しいゲームシステムとしては,「再生カード」というメカニクスが加わる。これは英語で「Callback」と言い,“そのゲーム中でカードを蘇生する”のではなく,“過去のカードを持ち込む”と言う意味合いに近い。
例えば,旧神のささやきで実装されたプリーストの呪文「禁じられし創造」は,マナをすべて消費し,そのコストを同じランダムなミニオンを1体召喚するというカードだったが,これの再生カードとして登場する「禁じられし言葉」は,消費したマナ以下の攻撃力を持つミニオンを1体破壊するという効果になっている。
また,目新しいところでは「悪の手先」(lackeys)という,雄叫びスキルを持つ1/1/1の手先(ミニオンとは異なる属性)カードが複数登場する。手先は,ほかのカードの効果を介してのみ召喚できるトークンカードであり,雄叫びの効果は悪党同盟メンバーの性質に合わせたようなものになっていると言う。
さらに,「爆誕! 悪党同盟」では「計略」(schemes)というスペルカードがフィーチャーされており,手札に残っている間は,ターンごとに強さが増していく。
公開された「ハガサの計略」は,5コストで「すべてのミニオンに1ダメージを与える」という効果なので,一見すると弱く感じるかもしれないが,マリガンで最初に手札に引き入れておけば,強力な全体駆除スペルに変貌する。
こうした計略カードは悪党メンバーのクラスごとに1枚用意されており,コストも効果もさまざまなものになるという。
ダラランの守護者にも,「双呪文」(Twinspells)と呼ばれる専用のメカニクスが用意されている。これは,使用すると同じカードのコピーを手札に加えるというもの。公開された「森の助け」は,2/2の「トレント」を5体召喚したうえで,さらに同じ「森の助け」カードを手札に作成する。木霊のように何回もコピーされるわけではないが,次のターンに持ち越せるのは大きな強みとなるだろう。
先日の記事でもお伝えしたように,デッキ自動作成ツールが加えられたり,カードバックのアートがランダムに表示される機能が実装されたりと,さまざまな新要素がこの4月10日に合わせて登場する。さらに,スケールアップした「PvE」モードについても追ってアナウンスされる予定だ。進化を続ける「ハートストーン」の続報に期待しておこう。
「ハースストーン」,新拡張セット「爆誕!悪党同盟」のシネマティック・トレイラーが公開
Blizzard Entertainmentは本日,「ハースストーン」に向けた,「ドラゴン年」の拡張セット第1弾「爆誕!悪党同盟」のシネマティック・トレイラーを公開した。また本日は,WebMoneyを使用した新拡張版(メガ・バンドル)の先行購入で「天下一ヴドゥ祭」のカードパックが当たる企画も始まっている。
「ハースストーン」公式サイト
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(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
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