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ドンキーコング トロピカルフリーズ公式サイトへ
  • 任天堂
  • 発売日:2014/02/13
  • 価格:5985円(税込)
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ドンキーコング トロピカルフリーズ

ドンキーコング トロピカルフリーズ
公式サイト http://www.nintendo.co.jp/wiiu/arkj/
発売元・開発元
発売日 2014/02/13
価格 5985円(税込)
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このゲームの読者の評価
77
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読者レビューについて
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  • Pages: 1
  • ドンキーと雪の海賊 65
    • 投稿者:災厄狼(男性/40代)
    • 投稿日:2017/04/27
    良い点
    前置きを少し。攻略範囲はクリア、KONGパネル全取得まで。攻略時間は25時間くらい。
    NewスーパーマリオワールドU(Wii Uで発売された2Dアクションゲーム)の私の評価は100点。

    良い点ですが、ジャンルが2D&3Dのアクションで、マリオとの違いを感じた。
    体力が2つのハートで表示され、全部失うと失敗。回復はアイテムとしてのハートをとることで可能。
    動物が主人公(2代目ドンキーコング)で、仲間が3体。ステージ上に配置してあるタルを壊すことで合流し、ドンキーと協力(ドンキー+仲間1体)してステージを攻略できます。その場合はハートが2つ増え、合計4つに。その状態で2つハートを失うと仲間が去るというシステムになっています。
    それぞれ能力の違いがあり、ジェット・ポニーテールを使ってのアクション・杖での補助など。敵を一掃する必殺技有。これも仲間ごとに特性が違う。

    ステージによっては、以前のシリーズでも登場したサイに乗れたり、ロケット状のタルに乗る、トロッコ、水中アクションも楽しめる。
    アイテムを買う事ができ、救済策(ゴールにたどり着きやすい要素)は一応用意されている。数種あり、3こまで持ち込み可。

    アクションの上達をプレイヤーが感じる事はできる。

    5番目のボス戦はすごく良かった。

    音楽はまぁまぁ。特に問題はないと思う。

    敵に触れてダメージを受ける時、チョコっと敵がアクションする。
    悪い点
    コレクションの要素があるが、全く面白くなかった。

    画面奥&手前の3Dアクションの要素があるが、奥と手前が見分けにくい。

    Wiiリモコン、リモコン+ヌンチャク、Wii Uゲームパッド(十字キー操作orスティック操作)の4種から操作方法を選ぶことになります。
    私はデフォルトのWii Uゲームパッドの十字キー操作でヤッてみましたが、右手のボタン操作がしにくかったです。おそらくジャンプボタンの押しっぱなしでの敵の踏みつけジャンプができない点が原因。ダッシュ操作にもう一つのボタンを押しながらのアクションが必要で、その状態での再入力(ジャンプボタンの押しなおし)が必要なので、この場合は握力がもちません。

    行動のキャンセル(他のボタンでのアクション動作の割り込み)がしにくい。ボタン入力受付不能時間があり、特にしゃがむ動作、地面をたたく動作で失敗が多かった。仕様かなとも思ったので、この点は減点していません。

    Wii Uゲームパッドか、テレビに画面を出力できますが、テレビの場合はゲームパッドの意味がなくなります。立体音響もありません。

    初見殺しが多すぎる。任天堂さんのゲームにしてはあまりに理不尽だなと感じた。ルールの提示なしで死ぬので、次の挑戦がしにくくなっている。
    再チャレンジ(上記の挑戦のしにくさではなく、やりこみ要素のミスのやりなおし)のしにくさがある。ロードが長めというのも一因。

    私はタイムアタック(面クリア時に追加)が好きではないので悪い点に。

    このシリーズはプレイヤーキャラが動物なので、人を操作するようにはいかないところが魅力でもあったと思います。しかし、本作は違和感(バランス調整の部分。ハラハラ感が乏しい)がありました。もっと動物の魅力を出してほしかった。特にドンキーコング本人?の魅力。
    総評
    やりこみ要素を含めると、かなりの難易度。子供向けではない(後述)のかも。何故か、とあるディズニー映画に似ている点も気になった。難しいアクションゲームをプレイしたいという人にしかすすめられないと思います。

    伝えたいものがない状態でゲームをつくっても、ただのアクションゲームになってしまう気がします。もしかしたら主観としてだけの面白いゲームを創ろうとしてるのかなと。気分の上下(楽しい・楽しくない)だけを狙っているのなら、それはかなり難しいと思います。
    最高の動物アクションゲーム!なら、それでもヤッてみたいと思うかもしれませんが、NewマリオブラザーズU(ゲームがへたな私の妹でもやりこみ要素のスターコインを全てとってクリア可能。難易度はかんたん〜難しい)と比較して6割くらいの評価にはなるのではないかなと感じました。

    任天堂さんのゲームは、子供がプレイしても大人がプレイしても同じ土俵で面白がれるのが魅力だと思います。
    大人っていうのは子供が成長したもので、子供の部分が残っている人(おそらく、だからこそ子供育てる事ができる)でもあります。ドンキーコングトロピカルフリーズは大人、もしくはある程度の年齢の人にしかプレイできないゲームのような・・・気がします。
    「なにかが欠けている感」これが大きかったです。

    一応、欠けている感の私なりのかんたんな解説を。ここでは全年齢対象ソフト・低対象年齢ソフトだけに限定します。
    ごく一部の人だけしかできない・楽しめない。これは「つながりを断つ」という側面があることでもあります。ゲームをしていると結果的に孤立をしていってしまうんです。この点は良い面もありますが子供向けだと問題が。
    無理はムリしている時にのみ成立するのではない。原因から結果が導き出される、結果を問題だというのなら、原因にも目をむけなければいけない。
    そもそもの視点・もともとの視点・子供の視点。欠けているのはそこらへんかもしれませんよ。

    しかし、逆に言うとヌルめのアクションゲームなんかプレイしたくない!!って人にはオススメかもしれません。
    アクションゲーム、アクションアドベンチャーなどのタイムアタックなどが得意な方にはいいのかも。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 2 3 3
  • 映画のアクションシーンのワンカットのように息つく暇もない、非・単調のコースが魅力。 90
    • 投稿者:ひものて(男性/30代)
    • 投稿日:2014/02/16
    良い点
    ・なんといってもまずこれが言いたい。
    Wii U PROコントローラやゲームパッドといった、スーパーファミコンと同等のボタン配置コントローラが使える。前作ではローリングアタックのためにリモコンを振る必要があり、タイムアタックで加速するためにブンブン振り続けて汗だくになる事態になったので、ゲームは面白いのに操作系で大変不満だった。任天堂にも文句を言った。今回はボタンで全操作ができるので快適。

    ・Wii ドンキーコングリターンズの操作が気に入っていた人は、リモコン(+ヌンチャク)でも操作可能。

    ・乗ると壊れてしまう足場が多用されていたり、早く発射しないとタル大砲ごと叩き落されてミスになるといった、息つく暇がない場面は前作にもあったが、本作では新たに視点の角度が切り替わって画面奥に向かって進む場面もあるため、前作以上にコースが単調にならないように工夫されている。コースの中には次々と場面・攻略法が変わるものもあり、さらに音楽も場面に合わせて変わるコースもあるため、シネマティックアクションさながらのつくりになっている。プレイしていて映画のワンカットみたいに感じる。前作のロケットバレルステージやトロッコステージで円形の障害の中に閉じ込められたまま一定距離を進むという、ミニ映画的な要素にも驚いたが、本作ではそれよりもさらにパワーアップしている。

    ・HD画質が一般的となった現代では、スーパードンキーコング(以下、SDK)のときのような画質についての驚きは感じなかった。本作のグラフィックは良くも悪くもなく、今の時代としてはいたって普通。
    ただ、ムービーの作りは結構凝っていて良いと思うし、コースプレイ中に物が爆発して壊れたり、ドンキーコングが壁などに体当たりして破壊したりしたときの演出がかなり派手。ダメージを受ける壁などにぶつかってミスしたときに、ぶつかった壁などが壊れる演出までされるので芸が細かいと思う。

    ・上記2点を踏まえ、本作はダウンロード版で11GBというとんでもない容量のソフトのためにダウンロード完了までに2時間30分以上を要したが、実際にゲームをプレイしてみて、本作の内容を実現するためにこれだけ必要なのだと考えれば不満はなくなった。

    ・金メダルが前作同様、世界記録に挑戦しているのでは?と感じるほど超絶な目標タイム設定になっているが、本作でもコースをできるだけ早くクリアするタイムアタックというやりこみ要素がある。

    ・上記タイムアタックに加え、本作ではハードモードというやりこみ要素がある。これは前作のミラーモードに相当するもので、2周目という位置づけではなく、各コースを選ぶ際に通常モードにするかハードモードにするかを選択してプレイするという方式になっている。お助けアイテムの持込一切不可で、ライフは1でバディ(パートナーキャラクター)が登場しない。ラビリンス以外のステージでもチェックポイントなしのため、ミスするとコースはじめから。という超絶難易度になっている。
    このモードでは、ドンキーコングにくっついてばかりで脇役だったバディとなるキャラも操作キャラとして選択可能であり単体で操作できるので、通常モードとは異なるゲームを楽しめる。ドンキーコング以外のキャラでプレイする場合は飛び道具で敵の動きを一時的に止められるので、危険を冒さずに攻略することができるので遊びやすい。通常モード時バディとなるキャラを単体で操作したいという要望は前作プレイ後に出していたので、取り入れてもらえたのはうれしい。
    ハードモードは全コース完全クリア(タイムアタックは攻略不要)で開放される。
    ハードモードでクリアするとクリア済みアイコンが付き、通常コースクリアするとポインタが青色になるが、ハードモードでクリアすると青色が緑色に変化するので攻略状況がわかりやすく、すべてのコースでチャレンジするやりこみが可能。K・O・N・Gプレートも青色になって再登場するので、ハードモードでもすべて取れると全プレートを取得したことを表す星アイコンが赤色から青色になるため、一度のミスも許されないハードモードでもプレートをすべて取れるかにも挑戦できる。通常モード時にまぐれで攻略した人を叩き落すやりこみ要素。

    ・前作のディディーコングに加えてディクシーコングとクランキーコングも仲間コングに追加されている。ディクシーコングは実質的な2段ジャンプ&短時間浮遊が可能で、ほとんどのコースに対応でき、非常に使いやすい。本作では崖が多かったり、乗るとすぐになくなってしまう足場がかなり多いので、初心者の人はかなりミスを減らせると思う。
    クランキーコングは杖で地面をつく操作を行うことができ、踏めない敵やトゲ床を踏むことができるので、倒しづらい敵を簡単に片付けたりできる。

    ・ディクシーとクランキーは隠しステージやボーナスステージを見つけるのに役立つまたは必須となることが多いため、仲間に保持したまま特定の場所までミスなく行く必要がある場面もあり、適度に緊張感と高難易度を保っている。

    ・ボーナスステージの隠し方がSDK同様にかなりうまい。コースのグラフィックにまぎれていて見つかりづらい。その一方でタルを担いだまま長距離落とさずにボーナス入口まで進むという場面はないため、遊びやすくもなっている。

    ・前作ではハンドクラップ(床叩き)を多用する場面がとにかく多かったが、本作では非常に少なめで有るか無いか程度に抑えられているので遊びやすい。

    ・ボスの動きは単調だが、タイミングをきちんと取らないと難しいので難易度がちょうど良いと思う。

    ・酸素メーターというものが水中に入ると表示されるが、息継ぎエリアがギリギリの間隔に配置されていることもあるため、しっかりとした難易度調節の要素となっている。酸素が切れると即死ではないもののダメージを受けることになるため、結構焦らされる。
    悪い点
    ・前作(リターンズ3Dも含む)と比べると難易度がすべてのコースでやさしくなってしまっている。特にラビリンスステージ(高難易度でチェックポイントがないステージ)は今回もあるのだが、前作のように落ちる足場が多用されていて超絶な難易度を誇っているのではなく、単に仕掛けがややこしいだけで、息つく暇も後戻りも許されないという場面があまりない。しかもラビリンスはなぜか序盤の2つは難しく、その後はレベルが上がるほど逆に簡単になっていくという逆転印象すら受けた。
    おそらく、前作で超絶な難易度を誇った、熔岩突き上げ型・縦強制スクロールのステージの難易度がひどすぎると感じる人への対処だと思うが、個人的には残念。
    とは言ってもスーパーマリオシリーズよりは絶対に高難易度なので、高い難易度を好む人にお勧めできないかといえばそうとも言えない。あくまで前作リターンズと比べたらの話。ラビリンスステージはチェックポイントも一切ないので、はじめからゴールまで一気にクリアする必要があるし。

    ・これは悪い点ではなく、個人的に期待と異なっていた点。そのため、点数には含めていません。
    前作ではSFC スーパードンキーコング(以下、SDK)から大量にBGMがリメイクされて使われていたが、本作ではリメイク曲もあるものの少なめになっている。SDKの曲はかなり良いものが多かったので残念だった。(本作は新シリーズ2作目だし、敵相手が海賊だから、SDK2からBGMが大量に引っ張られるのではと勝手に期待していた。)
    ただ音楽自体は悪いものではないし、ドンキーコングらしい楽曲だと思う。リメイクばかりでも面白みがないし。
    前作はリターンズというタイトルからもスーパードンキーコングを意識していたことがわかるが、本作はそうではない他作を意識していない完全新作と取れば、ほとんどの音楽が新しくなっているのは納得。

    ・本作で仲間コングとして登場したディクシーとクランキーの性能が良すぎるので、単なる一定時間空中浮遊しかできないディディーコングの利用価値がとんでもなく下がった気がする。特にディクシーも空中浮遊ができ、さらにディディーコングより高い位置まで飛べる(ディディーはドンキーコングのジャンプ最高点から上へいけない。ディクシーは実質2段ジャンプ可能なので、ドンキーコングのジャンプ最高点からさらに上空へ行くことができる)ため、SDK2のときと同様に、またまたディディーはディクシーにお株を奪われた感がある。

    ・前作にもあったコース中の宝探し要素「パズルピース」が今回も登場するが、単にある区間のバナナやコインをすべて取得するとあらわれるという簡単な(といっても、こまごまとしたアイテムを一度に一定時間内に全取得する必要がある場合もあるため、取得するにはある程度のテクニックは要するが)ものがある一方で、本作では隠し方がかなり巧妙すぎるものもある。本作の水中コースはそれなりに広いため、上下左右あちこちにある場合もあるし、中には仕掛けを作動させた後にコースを逆戻りしなければならず、なかなか気づけない極悪なものまである(約2ヶ所)。
    さらに悪いことに、パズルピースのレーダー係であるスコークス(緑のオウム)が、パズルピースの位置が遠すぎるために反応しないピースもあるため、自力で探せない人が出てきそうな気もする。(スコークスはボーナスステージの入り口かパズルピースそのものに一定距離近づいたときにしか反応しないため、隠し場所へつながる入り口などに関しては一切反応しない。)

    ・パズルピースを取りこぼした場合、それがスタートからどのくらいの距離にあるのかがわからない。
    つまりどういうことかというと、パズルピースはスーパーマリオのアクションシリーズにあるスターコインやグリーンスタート同じ位置づけだが、マリオのほうは各コース3つずつあり、それぞれの配置場所によってスタート地点から近い順に1番から番号がついているため、マリオ最新作3Dワールドを例に取るなら、あるコースのグリーンスターの取得状況が“★☆★”(★=取得済、☆=未取得)と表示されている場合、ひとつ目のグリーンスターから3つ目のグリーンスターまでのあいだのどこかに隠されているということが容易にわかるが、本作では仮にあるコースでひとつ目と最後(ここでは仮に5つ目とする)のパズルピースのみを取得しても“■□□□■”とスキッ歯形式で表示されるのではなく、“■■□□□”と前揃えで表示される。
    本作にはスーパーマリオシリーズには無い、スコークスというレーダー機能があるための難易度調節・探す楽しみの向上のための配慮かもしれないが、どのくらいの位置にあるかがわかるほうが遊びやすいように感じた。

    ・このゲームの癖と考えてプレイすれば何のことはないが、タル大砲から飛び出して敵を踏みつけて大ジャンプするときのタイミングと、床から単にジャンプしてから敵を踏みつけて大ジャンプするときのタイミングがなぜか異なる仕様になっている。
    具体的に言うと、床や敵を踏みつけてからジャンプした場合は、次の敵を踏みつける直前でジャンプボタンを押せば大ジャンプできるが、タル大砲から飛び出した場合は敵を踏みつける少し前のタイミングでジャンプボタンを押さなければならない。タル大砲からの場合、踏みつけ直前で押してもダメで、仮にそうすると小ジャンプになってしまう。これが必須の場面がワールド2のラビリンスステージのはじめにあるため、タイミングを理解するまでに10回以上ミスした。マリオシリーズと違って、敵を踏む直前にジャンプボタン押しっぱなしでいても大ジャンプすることができない点にも注意。

    ・Wii Uホームメニューから本作のアイコンを選んでゲームを開始した時点や、セーブファイルを選択後、ワールドマップが表示されるまでのローディング時間が非常に長い。
    それぞれゲームを起動した後1回ずつだけなのがせめてもの救い。
    各コースに出入りする際のローディングも長いのが不満だが、前作リターンズと同等程度の時間に抑えられている。本作は画質が向上しているが、コース出入り時のロード時間が前作と同等な点は良い。
    ※ダウンロード版での感想。

    ・これは前作でも不満だったが、ボーナスステージのバリエーションが少ないことが言える。前作のときに任天堂に意見を言ったのだが、本作制作にあたって改善されていなかったので非常に残念。何度もステージ構成もバナナ配置もまったく同じボーナスステージをプレイさせられるので飽きてしまう。できればSDK2のボーナスステージのような達成すべき基本ルールは何度も使いまわすが、構成は全ステージ別ものというようにしてほしいが、それが無理でも全ステージに何らかのアレンジをそれぞれ加えるべきだと感じる。

    ・初見ミスを誘う部分がある。
    ラビリンスステージにミスしても再開できるチェックポイントがないのは前述したが、そのラビリンスステージに初登場の敵キャラ(ザコ)がいきなりあらわれる場面が1ヶ所だけあり、がんばってそこまで進んだ努力を一瞬にして無にする要素がある。
    個人的に気になったのは、両側にトゲ鉄球がついた棒を持つ敵キャラが突然出てきたこと。この敵はジャンプで飛び越すこともできず(ディクシーの実質2段ジャンプを使えば越せるが)、倒すにはちょっと近づいて敵が棒を振りかぶったときにローリングアタックを食らわして倒すしかないが、トゲ兜をかぶっているから面倒な敵だからと、ジャンプで飛び越してみた。
    初見ではジャンプしてかわそうとすると、それを敵が防ごうとして振りかぶるという要素を知らないため、見事に棒に衝突してミスした。しかも、ドンキーコングが近寄るまで振りかぶらないため、いかにも簡単に飛び越せそうなように見せかけているという極悪ぶり。
    この敵はノーマルステージではゲーム後半にやっと初見で出てくるため、エリア(マングローブとかオータムとかのアイランド)内を完全クリアしてから次に進むようにしていた自分としては、チェックポイントのあるノーマルステージではなく、いきなりチェックポイントがなく、ミスしたらステージはじめからやり直しというラビリンスステージにこういう敵が出てきてプレイヤーを奈落の底に叩き落すのはちょっと意地悪に感じた。
    スーパーマリオなら、初めての仕掛けや敵の登場部分ではその特性を覚えてもらい、一番はじめだけはミスしないような(リカバリーできるような)コース構成されているため、それと比べると残念な要素。
    総評
    スーパーマリオは面白いけど難易度が簡単なのが玉にキズと感じる人におすすめしたいし、お助け要素の充実や前作よりも難易度が下がったことにより、ゲームは苦手・あまりうまくない。だけどアクションゲームは好きという人でも楽しめそうなゲーム。
    横スクロールアクションゲームって単に画面左から右に進めばいい単調なゲームでしょ?と感じている人にもプレイしてみてもらいたいと思う。

    はじめのほうのコースこそ単調ですが、徐々にアクション要素が高まっていき、後半のコースは乗るとすぐに落ちる床が多用されていたり、後ろからは足場が消え、前からは新たな足場が現れてそれを渡り歩いていくという、かなりアクション要素が高い息つく暇もないコース構成となっているため、かなり楽しめました。特に最終盤のコースはローリングアタック&ジャンプを絶対に使用しなければ攻略できないようになっているため、スーパードンキーコングの要素をしっかり取り入れているところがニクい。

    また、コース内の仕掛けが進行に合わせて非常にテンポ良く完璧なタイミングで動作するので、コースの完成度は超絶高い。
    ドンキーコング(プレイヤーキャラ)の進み具合によって仕掛けの動きはじめるタイミングをミリ秒単位で何度も調節するという大変な作業が制作の裏側にあったのではという感じが伝わってきました。

    本作では新たに視点が動くコースもいくつかあり、基本は横スクロールアクションの横からの視点だが、コースの途中で視点が切り替わり、奥へ向かって進む視点でプレイするという要素も追加され、それに伴ってコース途中から攻略方法がガラリと変化する場面もあるため、よりコースやゲームプレイが非・単調になるように工夫されています。こうした部分や要素は映画のワンカットのように感じました。そのため、続編ということで操作方法やゲームルールが同じで飽きやすいのでは?という心配は無用です。遊んでみればわかりますが、なんとなくで用意されたつまらないコースや、「このしかけ、前のコースであったよね。マンネリだ」と感じるコースがひとつもないので、作り手の意気込みがとても感じられました。ゲームボリュームに関しても、個人的にキリのいいところで最終ステージクリアとなったので、長すぎず短すぎずちょうど良かったです。

    スーパードンキーコングシリーズから常にコース構成の核となっている、「ゲームのうまい人にどのタイミングでどのように操作すればうまくいくのかと聞くよりも、自分でプレイして何度も失敗して体で覚えるほうが早い」というプレイスタイルが本作でも踏襲されているのは良かった。

    こうして書くと良い部分ばかり目立ちますが、スーパードンキーコング時代含めて今までよりも悪い部分もある。
    それは、隠しコースへの道やパズルピースの隠し場所がとんでもなく意地悪な部分があること。
    パズルピースに関しては、スコークスが仕様上反応しないという極悪な場面がゲーム中1ヶ所だけあり、攻略サイトや攻略本のお世話になりそうな人が出るのではというところがあったのは少し残念に感じます。
    なかでも、ある仕掛けを作動させるとそれに連動して画面外(しかも進行方向と逆側)に反応が出るという、非常に気づきづらい要素が2ヶ所(うち1ヶ所は上記のスコークスの件とセットです。)ほどあること。(しかも、その反応が出たことをプレイヤーに気づかせるきっかけ(マリオシリーズで言うなら、その部分にコインが出るなど)は一切なし。)この点は改善すべき部分だと感じました。

    本作でもお助けアイテム要素はありますし、2段ジャンプ&空中浮遊ができるディクシーが追加されたことにより、より初心者でも遊びやすくなっているので、前作以上に万人向けになったドンキーコングだと感じます。
    バカ売れしたスーパードンキーコング2と比べてどのくらいのものになるかはわかりませんが、本作はかなりおススメなゲームであることは言っておきたい。
    難しいために何度も失敗すると嫌になる人だと買って後悔するかもしれませんが、チャレンジャー精神がある人だと絶対に楽しめると思う。スーパーマリオシリーズ以上に。
    そのくらいおススメです。
    少なくとも、前作が面白かったと感じられる人は絶対に買い。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 4 5 5
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