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10.8インチのWindowsタブレット「Surface 3」,6月19日に国内発売。LTE対応で価格は8万8344円(税込)から
- メインメモリ容量2GB,ストレージ容量64GBモデル:8万1800円(税別),8万8344円(税込)
- メインメモリ容量4GB,ストレージ容量128GBモデル:9万1800円(税別),9万9144円(税込)
Y!mobileでの料金プラン。月間データ通信量は7GBとスマートフォン並み |
縦位置にして4Gamerを表示したところ。この状態でも横方向の解像度が1280ドットあるので,Webブラウジングは快適だ |
ハードウェア周りで最大のトピックとなるのが,アスペクト比3:2という独特の縦横比を持った液晶パネルの採用だ。サイズは10.8インチで,解像度1920×1280ドット。2014年に発売された「Surface Pro 3」の12インチサイズ,解像度2160×1440ドットと比べると,アスペクト比を保持したまま一回り小さく,解像度も下がっていることになる。
タブレット端末で一般的なアスペクト比16:9(あるいは16:10)よりも表示領域が広いおかげで,写真やWebサイトの閲覧も快適。とくに縦持ち状態でWebサイトを閲覧したりするのに,この横幅はいい具合だなと感じた。
第2の特徴は,SoCに,「Cherry Trail」(チェリートレイル)という開発コードネームで知られてきた新型Atom「Atom x7-Z8700」を採用することである。
残念ながら,発表会場の試用機によるベンチマークテストは許可されなかったのだが,タブレット端末向けAtomの従来製品であるAtom Z3700シリーズより少し高い動作クロックと強化された統合型グラフィックス機能を備えているので,Windows 8.1やアプリケーションの動作が,今までのWindowsタブレット以上に快適となることは期待できそうだ。
第3の特徴といえるのが,Surfaceシリーズを象徴する内蔵型スタンド「キックスタンド」だ。
Surface 3のキックスタンドは,開閉角度を3段階に調節できる。上位モデルのSurface Pro 3が,0〜150度までの無段階角度調整が可能だったことに比べるとスペックダウンといえるが,この3段階でも大抵の用途に対応できるのではないだろうか。
LTE対応モデルが世界市場に先駆けて登場するのが,国内向けSurface 3のセールスポイントであるのだが,気になるLTE対応バンドは,LTEがBand 1
なお,法人向けに販売されるモデルには,Wi-Fiのみのモデルも用意されているほか,メインメモリ容量4GB,内蔵ストレージ容量64GBという構成の製品も販売される。コンシューマ向けにもこの構成の製品が欲しかったという人は少なくないのではないだろうか。今後のラインナップ拡充に期待したい。
総じて,価格がやや高いのが明確な難点といえるものの,サブマシンとして,あるいはWindowsタブレットの買い換え候補として,Surface 3は相応に魅力的な選択肢となるのではなかろうか。
●Surface 3の主なスペック
- OS:Windows 8.1
- ディスプレイパネル:10.8インチ液晶,解像度1920×1280ドット
- プロセッサ:Atom x7-Z8700(4C4T,定格1.6GHz,最大2.4GHz,L2キャッシュ容量2MB)
- メインメモリ容量:2GB,4GB
- ストレージ:容量64GB,128GB,およびmicroSD
- アウトカメラ:有効画素数約800万画素
- インカメラ:有効画素数約350万画素
- バッテリー容量:未公開
- バッテリー駆動時間:最大10時間
- LTE対応:対応(nanoSIM,SIMロックフリー)
- LTE通信周波数帯:2.1GHz,1.7GHz,900MHz,2.6GHz(海外使用時),800MHz(海外使用時)
- 3G通信周波数帯:2.1GHz,900MHz,1.9GHz(海外使用時),850MHz(海外使用時)
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:4.0
- 本体サイズ:267(W)×187(D)×8.7(H)mm
- 本体重量:約641g
- そのほか搭載インタフェース:USB 3.0(Type-A),USB 2.0(Micro-B)mini DisplayPort,
3.5mmミニピン(アナログヘッドセット対応)
Surface 日本語公式Webページ
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