戦隊モノのテレビドラマへの愛と情熱を詰め込んだブラジル産ゲーム，「Chroma Squad」のローンチトレイラー公開

　「Knights of Pen＆Paper」で知られるブラジルのゲームメーカーBehold Studiosは，新作タイトルであるタクティカルRPG「Chroma Squad」のPC版を2015年4月30日に発売することを発表し，合わせてローンチトレイラーを公開した。本作はSteamまたは同社の公式サイトからダウンロード可能で，価格は15ドルが予定されている。

「Chroma Squad」公式サイト

　「Chroma Squad」は，プレイヤーが戦隊モノのテレビドラマを制作するプロダクションのオーナー社長となり，タレントを雇って彼らを育成し，良い脚本を探したり，アクションシーンを演出したりすることで人気ドラマを作り上げ，視聴率の高い人気番組を作り上げていくという内容。
　基本は8ビット時代を思わせるグラフィックスが特徴的で，経営シミュレーションに加えて，撮影時に出演者達をうまく動かすというタクティカルアクションの要素，そして得られた資金で，より良いプロップや豪華なスタジオセット，そして悪役の着ぐるみなどを購入してレベルアップを図るというRPG要素を合わせ持ったゲームだ。


　公開されたトレイラーでは，日本のファンクバンドSCOOBIE DOのボーカル，コヤマ シュウさんが作詞した日本語のテーマソングがBGMとして流れ，また冒頭の実写映像では背後の爆発に驚いて決めポーズが乱れるなど，遠いブラジルで作られたとは思えないほど，特撮戦隊モノに対する愛と情熱，そして敬意が感じられた作品に仕上がっているようだ。
　現時点では日本での展開は発表されていないが，Behold Studiosのノリの良さとマニアックな作り込みはかなりのものなので，戦隊モノ好きはぜひチェックしておこう。