［TGS 2014］藤子・F・不二雄ファンなら思わずホロリ。「藤子・F・不二雄キャラクターズ 大集合！ SFドタバタパーティー!!」プレイレポート

　東京ゲームショウ2014のバンダイナムコゲームスブースにて，2014年11月20日発売予定のニンテンドー3DS/Wii U用ソフト「藤子・F・不二雄キャラクターズ 大集合！SFドタバタパーティー！！」（Wii U / 3DS）が出展されている。
　本作は，藤子・F・不二雄氏の生誕80周年を記念して制作されたタイトルで，ドラえもんやパーマン1号，コロ助といった，世代を問わず愛される人気キャラクター達が登場するパーティゲームだ。本稿では，Wii U版のプレイレポートをお届けしよう。


　本作に収録されている主なゲームモードは「ドタバタパーティ」「ミニゲーム」「フリーパーティ」の3つだ。いずれも最大4人まで参加可能だが，もちろんCPUを参加させれば1人で楽しめるようになっている。


　今回はフリーパーティを選択したのだが，プレイヤーが選べるキャラクターは，ドラえもん，パーマン1号，コロ助，佐倉魔美，チンプイ，21エモンとなっていた。また，ステージは「進め！ プラネットシティ」のみで，ゲームを進めることによって徐々に増えていくようだ。

イベントマスでは，さまざまな出来事が起きる。その中には良いこともあれば，そうでないことも……（ジャイアンの歌は絶対に聞きたくない！　おえ〜〜〜）

　ゲームのジャンルとしては，サイコロを振ってフィールドを冒険するボードゲームだ。そして，止まったマスによって，さまざまなミニゲームが発生する。
　ミニゲームには「早撃ち！ 空気砲バトル」や「透視で見抜け！ エスパー訓練」といった，藤子・F・不二雄氏のファンなら名前を聞いただけでもニヤリとしてしまうものが用意されている。「このシチュエーションを持ってきたか！」とマニア心をくすぐるディープなネタも仕込まれているようだ。


　今回，筆者がプレイしたのは「飛んで集めて！ 大空中レース」というミニゲームで，空中に浮かんでいるアイテムを集めていくというものだ。ドラえもん，パーマン，コロ助，魔美が揃って空を飛んでいるシーンでは，その構図に思わず胸が熱くなってしまった。
　藤子・F・不二雄作品を代表する人気キャラクター達が，作品の垣根を超えて集合しているのだから，幼い頃から氏の作品を見て育った筆者（32歳）の世代なら，この気持ちがお分かりいただけるはずだ。
　ちなみに，ミニゲームは誰でも楽しめるシンプルなものばかり。普段，あまりゲームをしない人でも十分に楽しめるということを付け加えておきたい。


　仲間を集めて有利な展開に持ち込んでいくのも，本作ならではの醍醐味だ。のび太やしずかちゃん，スネ夫，パー子，キテレツなど，総勢60以上のキャラクターが登場するとのこと。誰もが知る人気キャラクターから知る人ぞ知るキャラクターまで，実に多彩な顔ぶれとなっている。その意味では，資料的な価値もあると言えそうだ。
　仲間となるキャラクターには「仲間パワー」が設定されており，サイコロを2つ振れる，アイテムがもらえるといった，さまざまな恩恵を受けられる。仲間キャラクターの存在が，ゲームの勝敗を左右することは間違いないだろう。


　今回の試遊時間は10分程度だったため，まだまだ遊び足りないというのが正直な感想だ。とはいえ，藤子・F・不二雄作品のファンなら絶対に楽しめるタイトルであり，みんなでワイワイとプレイできるゲームを探している人に自信を持ってオススメしたい。

「藤子・F・不二雄キャラクターズ 大集合！SFドタバタパーティー！！」公式サイト

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