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「魔界戦記ディスガイア」のトークイベントが開催。ブリドカットセーラ恵美さんが「3」への愛を語り,佐藤天平氏が熱唱した会場の模様をレポート
「ディスガイアがたり in ディスガイアナイト」のコーナーでは,「魔界戦記ディスガイア」シリーズの熱心なファンだというブリドカットさんが,登場キャラクターへの思い入れを語った。
トークの最初のテーマとなったのは「最も愛した汎用ユニット」。ブリドカットさんは「格闘家(女)」を挙げ,その理由を「とにかく可愛い。セクシーなチャイナ服と幼い感じの髪型とのミスマッチ感が堪りません」「『お腹空いた』というボイスも可愛らしい」とコメント。ちなみに新川氏は,能力も加味して“ポコン”(女魔法使い)や「忍者(男)」が好きだという。
続いてのテーマ「魔界戦記ディスガイア3」では,「何よりマオ様ですね! 好きです!」と,主人公のマオについて熱弁を奮ったブリドカットさん。とくにマオがオタク気質を見せるシーンが好きなのだとか。
また「魔界戦記ディスガイア3」は,ブリドカットさんがシリーズで初めてプレイしたタイトルということもあって,思い入れが強いとのこと。シミュレーションRPG自体をプレイするのも初めてだったが,キャラクターやPVなどのキャッチーでポップな雰囲気に惹かれて始めたところ,シリーズのほかのタイトルにも手を出すほどドップリとハマったそうだ。
そのエピソードを受け,新川氏が「嬉しい話だけど,実は男性のコアプレイヤー向けに企画開発を進めているシリーズなので『何が幸いしたんだろう?』という思いもある」と心境を明かすと,ブリドカットさんは「魅力的な楽曲やキャラを含め,すべてが融合して『ディスガイア』シリーズが完成する」と,熱い思いを披露し,会場を沸かせた。
「やりこみ」というテーマでは,まず可能なかぎりレベルを上げ,強めの装備を入手してから,そのあとサクサクとストーリーを進めるというブリドカットさんのプレイスタイルが紹介。「『ディスガイア』のレベル上げ,楽しいですよね?」という問いかけに対して来場者が同意を示すと,ブリドカットさんは「もう嬉しい,幸せ!」と喜びをあらわにしていた。
「もし実際に出会えるなら」というテーマでは,「マオ様!」と即答するブリドカットさんだったが,「シリーズの主人公は皆,確固たるキャラが立っていて,紆余曲折あってもブレない。もし出会えたら,すごいものをもらえると思います」と熱心なファンならではの感想を述べた。
最後のテーマは「今だから言える『ディスガイア5』」。ブリドカットさんは真夏に汗だくでボイス収録を行ったことがもっとも印象に残っているという。と言うのも,収録時は余計な音が入らないよう,エアコンを切り,かつ汗を拭くこともできないからである。
またセラフィーヌは,「生粋のお嬢様」で笑い方すら知らないという設定だったので,「オホホホホ」という笑い声をどう演じるか,演出担当と試行錯誤したことも印象深いそうだ。自身がそれまで演じたことのないタイプだったこともあり,「収録を通じて,一緒に成長したキャラクター」と感慨深げに話していた。
このテーマでは,ほかの登壇者3名も当時を振り返った。松田氏は「10年以上続くシリーズのナンバリング最新作ということで,『何としても面白くしなければならない』という意識があった」と,プレッシャーがあったことを明かした。
また佐藤氏によると,主題歌「Kill Real」の制作にあたって,新川氏と「今回は格好良くいきたい」「某人気アニメのオープニングをもっと格好良くした感じ」といったやりとりがあったという。
そして新川氏はプラットフォーム展開に言及。日本の国内市場では,今なおPS4とPS3とのマルチプラットフォーム展開が珍しくないが,新川氏も「魔界戦記ディスガイア5」のリリース後には「PS4専用にしなかったほうが経営的には良かったかも……」と考えたことがあったそうだ。その一方で,海外市場ではPS4専用にしたことが功を奏しヒットにつながったとのことで,新川氏は「結果オーライ」とにこやかに語っていた。
イベントの後半は,「ディスガイア ミュージックリクエスト」のコーナーが設けられた。このコーナーでは,公式サイトで事前にリクエストを募った「魔界戦記ディスガイア」シリーズの楽曲のうち,上位3曲を佐藤氏が会場で実際に歌を披露した。
第3位に選出されたのは,「魔界戦記ディスガイア2」の主題歌「罪な薔薇」。佐藤氏によると,カラオケチェーンで配信されているシリーズの楽曲中では,ここ数年一番人気とのことである。
第2位は,同じく「魔界戦記ディスガイア2」の「White Tiger」。佐藤氏は「この曲,盛り上がるよね!」とコメントし,自身のライブでもアンコール前の最後の曲として演奏しているそうだ。
そして栄えある第1位に選ばれたのは,「魔界戦記ディスガイア」の「戦友よ」。佐藤氏は「この曲がなかったら,今日のライブもなかったし,ほかの『ディスガイア』のボーカル曲もなかったかもしれない」とし,あらためて来場者とリクエスト企画の参加者に感謝を述べていた。ちなみにこの楽曲は,新川氏から「熱い曲が欲しいんですよ」というザックリした依頼を受けて作ったそうである。
エンディングでは,ブリドカットさんが「『ディスガイア』ファンと近い距離で楽しめる一夜になりました」とコメント。また佐藤氏と松田氏は,それぞれが日本一ソフトウェアからリリースされる新作の作業に取りかかっていることを明かした。
そして新川氏は,今回のようなイベントを東京以外の地でも開催したいとし,来場者に向けて「これからも仲良くしてください」と呼びかけてイベントを締めくくった。
「魔界戦記ディスガイア5」公式サイト
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魔界戦記ディスガイア5
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