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Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」は4月11日に配信開始。ゲーム向け最適化機能やゲーム実況機能が大きな目玉に
Creators Updateでは,ゲームプレイ時にPCの全般的な性能を改善する最適化機能「Game Mode」や,ゲーム実況機能の導入といった,ゲーマーにとって重要そうな機能が盛り込まれるのが特徴だ。
Game Modeとは何かについては,2017年1月にXbox公式Blogが公表しているので,詳しくは当該記事を参照してほしいが,ここでも簡単に説明しておこう。
Game Modeを有効にしたWindows 10は,CPUやGPUを優先して動作中のゲームへ割り当てるようになるため,結果としてゲームのフレームレートが向上するということだ。
もう1つのポイントであるゲーム実況機能は,Microsoft傘下の企業であるBeamがサービス中のゲーム向けライブ配信サービスを利用するものだ。新たなストリーミングプロトコルを用いることで,低遅延での実況が可能になるという。
ただ,Beamのライブ配信サービスは,日本ではほとんど知られていない存在なので,可能なら,TwitchやYouTube Live,ニコニコ生放送などにも対応するか,これら外部サービスからCreators Updateのゲーム実況機能を利用する手段を提供してほしいものである。
Creators Updateではゲーム関係以外にも,仮想現実(以下)や拡張現実(Augmented Reality)向け技術「Windows Mixed Reality」(旧称:Windows Holographic)や3Dモデルを扱う機能を導入することが予告済みだ(関連記事)。
また,Windows 10の標準Webブラウザである「Microsoft Edge」の高速化や,セキュリティおよび個人情報保護機能の改良,保護者が子供のPC利用を管理する機能の改善なども盛り込まれる予定である。
Game Modeやゲーム実況機能が,実際にどの程度ゲーマーの役に立つものかは未知数だが,Windows 10を使っているゲーマーは期待しておきたい。
Microsoftによる当該Blogポスト(英語)
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