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ハロー!Steam広場 第101回:ヤバイところに来ちゃった感がハンパないサバイバルアドベンチャー「The Solus Project」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ホラーゲームで寝落ちする上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第101回は,Teotl Studiosが手掛ける「The Solus Project」をメインに紹介しよう。本作は,不気味な島でサバイバルを繰り広げるアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは,未知なる文明の跡が残されたこの島の謎を解き明かしていくことになる。荒廃した世界で文明の復興を目指していく「ENDCIV」もあるので,お見逃しなく。
不気味な島に隠された謎に迫るサバイバルアドベンチャーゲーム「The Solus Project」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はスウェーデンのデベロッパ,Teotl Studiosが手掛ける「The Solus Project」を紹介しよう。
本作は,滅亡の危機に瀕した人類を救う手掛かりを求めて,宇宙に飛び出した主人公達が未知の惑星のとある島に不時着してしまうところから始まる,一人称視点のサバイバルアドベンチャーゲームだ。
プレイヤーの目的は,地球との通信手段を確保してこの惑星から脱出することにあるのだが,そのためには宇宙船に搭載されていた通信機器を探さなければならない。ただ,不時着したときの衝撃によって通信機器のパーツは島中に散らばってしまったようなので,ここからの脱出は一筋縄ではいかないだろう。そもそもパーツ自体は無事なのだろうか。
プレイヤーは,PDA(携帯情報端末)が拾う微弱な通信電波を頼りに,島の中心部へと進んでいくのだが,ところどころに何かの文明が栄えた跡が残されており,ときおり謎のうめき声が聞こえてくるなど,島全体が異様な空気に包まれていることにすぐ気付くはずだ。そもそもここは本当に“無人島”なのだろうか。
PDAは通信レシーバーとして使えるほかにも,体力,体温,カロリー,水分,疲労といった健康状態から,気温や湿度といった環境状況まで,1つの画面内に表示してくれるので,サバイバルにおける命綱となる。プレイヤーはこれらをチェックしつつ,体温が低下してきたら火を起こしたり,水分が不足してきたら湧き水を飲んだりしなければならない。
なかでも,カロリーを得るための食料資源は数に限りがあるので,新しい食料を得るためにも,1か所に留まらずにどんどん進んでいくのが賢明だ。
また,サバイバルゲームらしくクラフト要素も用意されているのだが,今のところたいまつやハンマーが作れる程度で,バリエーションは多くない。とはいえ,クラフトで作れるアイテムがないと突破できない場所などもすでに存在するので,重要なシステムと考えて良いだろう。
本作の物語は章立てになっており,章が進むにつれて島の秘密が明らかにされていく。現時点で実装されているのは第2章までだが,第1章の時点で島の地下に隠された謎の遺跡に足を踏み入れることになる。
遺跡内部では謎のテクノロジーの一部を垣間見ることになり,最深部に何か大きな秘密が眠っていることを予感させてくれるはずだ。それが,当初の目的である地球の危機を救う鍵になるのかは不明だが,本作の目的が通信機器のパーツを探すだけにとどまらないのは明らかだろう。
正直なところ,現時点ではボリュームが非常に少なく,第2章をクリアするまでに3時間もかからない。とはいえ,Unreal Engine 4によって描かれる高精細なグラフィックスや,思わせぶりな伏線の数々によって,物語への没入感は非常に高く,第2章もかなり良いところで終わってしまう。
なお3月中には,2時間ほどのボリュームを持つ新ストーリーが実装される予定で,もはやアーリーアクセスというよりもエピソディック配信型のアドベンチャーゲームを遊んでいる感覚だ。
順調に開発が進めば5月中には完成する予定となっているので,おそらくゲーム自体はほとんど出来上がっているのだろう。完成するまで待つのもいいが,少しずつ配信されるストーリーを楽しむというのもまた乙なものなので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。
「The Solus Project」Steamストア(1480円)
荒廃した世界で生存者達のリーダーとなり,文明の復興を目指していくシミュレーションゲーム「ENDCIV」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回はドイツのインディーズ系デベロッパ,Crowboxが手掛ける「ENDCIV」を紹介しよう。
本作は,ポストアポカリプスな世界を舞台に,文明の復興を目指していくシミュレーションゲームだ。プレイヤーは,荒廃した町に取り残された生存者達のリーダーとなり,彼らの生活を管理およびサポートしていくことになる。
具体的には,町に残された廃材で新しい家を建てたり,農園を作ったりしてプレイヤーのコミュニティを発展させていくのが一番の目的となり,食料や水の供給が安定してくると,新しい生存者も増えていくという流れだ。ある程度発展していくと,レイダーと呼ばれるゴロツキや,ほかのコミュニティに狙われるようになるとのことで,これらにどう対処していくのかも,リーダーとしての腕の見せどころとなる。
ゲームの全体的な雰囲気は「Banished」に近く,都市建設系のシミュレーションが好きな人には刺さりそうな作品だ。すでにGREENLIGHTを通過しているので,Crowboxが告知しているとおり,3月中にはアーリーアクセスが始まると思われる。フォローボタンを押しておくと,アーリーアクセス版が登録されたときに通知されるので,興味のある人はフォローしておこう。
「ENDCIV」GREENLIGHTページ
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The Solus Project
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