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ハロー!Steam広場 第127回:MOBAのレーニングに疲れた人はこれ。サクッと遊べるアリーナバトルゲーム「Battlerite」
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印刷2016/10/04 12:00

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ハロー!Steam広場 第127回:MOBAのレーニングに疲れた人はこれ。サクッと遊べるアリーナバトルゲーム「Battlerite」

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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,いつベルベットルームに招待されても良いように,「ペルソナッ!」の発音練習だけは毎日欠かさない上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第127回は,見下ろし型のチーム対戦アクション「Battlerite」をメインに紹介しよう。本作は,集団戦にフォーカスしたMOBAといった感じでアクション性が高く,短時間でも白熱のバトルが楽しめる。このほか,「漢王朝」や「ローマ帝国」時代の兵士がぶつかり合う「Tiger Knight: Empire War」もあるので,お見逃しなく。



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サクッと終わるのに白熱したアリーナバトルゲーム「Battlerite」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,「Bloodline Champions」で知られるスウェーデンのインディーズ系デベロッパ,Stunlock Studiosの新作「Battlerite」を紹介しよう。

 本作は,Bloodline Championsを踏襲した見下ろし型のアリーナバトルゲームとなっており,6人のプレイヤーが2つのチームに分かれて,アリーナ型のフィールドでバトルを繰り広げていく。言うなれば,レーニングフェイズを取っ払って集団戦にフォーカスしたMOBAといった感じだ。

3vs.3だけでなく,2vs.2やvs.AIも用意されている
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 ルールは,相手チームのチャンピオンを全滅させてラウンドを取っていくデスマッチ形式になっており,3ラウンド先取したチームの勝利となる。1回の試合にかかる時間は10分前後なのでサクッと遊べてしまうわけだが,だからといって試合の内容が薄いわけでもなく,むしろ短時間で決着が付くほどの激しい戦いが繰り広げられると考えてもらいたい。
 本作では,チャンピオンのアビリティのほとんどが方向指定ないし地点指定型なので,相手を倒すためにはしっかりと狙いを付けて攻撃し,逆に狙われているときは,ディフェンス系アビリティでしっかりと防御したり回避したりしなければならない。要するにプレイヤーの腕がそのまま勝利に直結するのだ。
 こう書くと,初心者お断りなゲームに捉えられてしまいそうだが,初めのうちはアビリティが当たっただけでも嬉しかったりするもので,慣れれば読み合いが面白くなってくるはず。

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 チャンピオンは,マウスで身体の向きを変えながら,[W/A/S/D]キーで移動するという,見下ろし型のシューティングゲームのような感覚で操作できる。通常アビリティは,[Q][E][R][F][Space]キーと右クリックに,特殊なゲージを使うExアビリティは[1]〜[4]キーに設定されており,左クリックが通常攻撃だ。要するにどのチャンピオンも,7つのアビリティを最低限持っていることになる。
 現時点で実装されているチャンピオンは15体。当然ながらチャンピオンごとにアビリティの性能は異なるので,気になるチャンピオンがいる場合は,まずトレーニングモードで各アビリティのクセをしっかりと掴んでおこう。

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 ところで,本作のタイトル「Battlerite」は,直訳すると「戦いの儀式」という意味になる。本作では各ラウンドの開始前に,チャンピオンのアビリティ性能を強化する準備フェーズがあるのだが,この準備こそが戦いの儀式なのだ。
 儀式では,あらかじめチャンピオンごとに設定されている3つの強化案のうち1つを選んで,アビリティに特性を追加していくことになる。儀式で強化した特性は,試合が終わるまで効果が持続するので,どのアビリティを強化していくかというのが,本作におけるビルド要素にもなっているわけだ。

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 例えば,「Ashaka」というメイジ系チャンピオンの主力アビリティ「Flamestrike」の初期性能は,指定した地点から炎を吹き出して,触れた敵にダメージとスタンを与えるというものだが,これをBattleriteで強化していくと,敵にやけどを負わせて持続ダメージを与えつつ移動速度も落とし,かつ自分のHPも回復するという,強力なアビリティへと進化する。
 このように,1つのアビリティを尖らせていくもよし,満遍なく強化していくもよしだ。どのようなビルドにするかはプレイヤー次第である。

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 そんな本作のアーリーアクセス版は1980円で販売中だ。正式ローンチ後はFree to Playに移行される予定だが,今のうちに購入しておくと,アーリーアクセス版で実装されているチャンピオンが正式後もそのままアンロック済みの状態となり,さらに特別なスキンなどももらえるという。裏を返せば,(プレイを進めると手に入るものもあるが)チャンピオンのアンロックやスキンの入手には,リアルマネーが必要になるということだろう。
 おそらくアーリーアクセス版の価格は,すべてのチャンピオンをそれぞれアンロックするために必要な額よりもお得になっているはずなので,興味のある人は今のうちに手を出しておくのも悪くないはずだ。


「Battlerite」Steamストア(1980円)



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漢王朝やローマ時代の兵士が入り乱れて戦うオンライン対戦アクション「Tiger Knight: Empire War」


 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は中国のゲームデベロッパ,NetDragon Websoftが手掛ける「Tiger Knight: Empire War」を紹介しよう。

 本作は,3世紀(201年〜300年)の東アジアや西欧を題材とするオンライン対戦アクションゲームだ。3世紀と言われてもピンと来ないかと思われるが,もう少し掘り下げると,このゲームには「漢王朝」「パルティア」「ローマ帝国」「クシャーナ朝」のそれぞれの時代に活躍した兵士や兵器,そして英雄などが登場し,プレイヤーはそれらを操作または指揮して戦うことになる。

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 用意されているゲームモードは,10人〜14人のプレイヤーが各勢力に分かれ,それぞれが40人ほどの兵士を率いて戦う「Command Mode」,32人のプレイヤーが2つの勢力に分かれて戦う「Duel Mode」(兵士なし),三国時代の有名な戦いを再現するPvEモード「Epic War」の3つだ。Command Modeに関しては,AI兵士を含むと200人vs.200人という大規模戦闘になるとのこと。

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 開発チームは,それぞれの時代に登場した兵士の装備や,その時代に起きた戦いなどを忠実に再現するため,歴史資料にくまなく目を通し,歴史の研究とゲームの開発を同時に行っているようだ。その熱心な姿勢は,デベロッパダイアリーからも伝わってくる。
 また,中国のデベロッパというだけあってか,とくに漢王朝に力を入れているようで,公開されているスクリーンショットやムービーのほとんどに,三国時代の装備をした兵士が登場している。

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 ゲーム内には,75種類の戦闘スタイルが用意されており,どの時代のどの武器を装備するかによって,攻撃方法などや戦術などが変わってくるようだ。加えてダメージ計算も特殊らしく,武器の種類や攻撃した箇所,防具の素材などをすべて計算したうえで与ダメージが算出されるという。なかなか奥の深い戦いが楽しめそうだ。

 公式サイトのサーバーステータスを見る限りでは,アジアと北米地域にサーバーが設置される様子。正式なサービス開始時期は不明だが,「Chivalry: Medieval Warfare」あたりが好きな人には刺さりそうなタイトルなので,興味があればGREENLIGHTページをフォローしておくといいだろう。


「Tiger Knight: Empire War」GREENLIGHTページ

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