プレイレポート
大ハーレムを作り上げて,女の子と一緒にハーレム戦争を勝ち抜く「東京ハーレム」プレイレポート
本作はタイトル名もそうだが,ジャンル名として“ハーレムRPG”を冠しているという,なんともド直球なネーミングの作品だ。その内容も,“プレイヤーは世界を作りかえる資質を持った「王の候補=ハーレムマスター」の1人となり,ともに戦うことを運命づけられた少女達「ハーレムメイツ」を育てながらハーレム戦争に勝利し,新世界の王を目指す”という,潔いまでのハーレム推しである。
4Gamerでは,このテストに参加して,実際に本作がどんなゲームなのかを体験したので,その情報をまとめて紹介していこう。なお,記事の内容はプレテストにおけるものであり,今後のアップデートで変更される可能性がある点をご了承願いたい。
「東京ハーレム」公式サイト
可愛らしい女の子を集めて次世代の王を目指せ!
ゲームが始まると,初期メンバーとして「豪徳寺京子」「桃井麗花 」「大森杏」「綾瀬ひかり」「千早エリカ」が,プレイヤーのハーレムメイツとして登場する。プレイヤーは,彼女らを率いて,東京中にいるほかのハーレムマスターと戦うことになる。と言っても,ここでいう「ほかのハーレムマスター」とはストーリー上の存在で,他プレイヤーとの対人戦要素というわけではない。あくまで,女の子の育成をメインとした,ミッションクリア型のコンテンツとなっている。
本作の魅力は,なんと言っても3Dで描かれたハーレムメイツ達だ。表情豊かにフルボイスでしゃべるハーレムメイツは,なかなかに可愛らしく,それでいてプレイヤーをたててくれ,まさに「ハーレム」気分が味わえる。さらにコスチュームを集めることで,自由に着せ替えも楽しめるのだ。
最初は5人で始まるプレイヤーのハーレムだが,ガチャで新たなハーレムメイツが増やせる仕組みだ。ガチャにはいくつか種類があり,ゲーム内で入手できる各種チケットやメダルを消費して回すことができる。
これらガチャから入手できるハーレムメイツは,キャラクターとドレスコード(コスチューム)が1セットとなっている。すでにハーレムに所属しているメイツが出た場合は,そのハーレムメイツに新たなドレスコードが追加,初めてのキャラクターが出た場合は,新たにそのハーレムメイツがハーレムに追加されるわけだ。では,すでに所属しているキャラクターと所有済みのドレスコードの組み合わせが出た場合にどうなるのかというと,そのドレスコードのレベル上限が1ランクアップして,さらに強化可能になる。
ドレスコードのランクはSR,R,Nの3種類。SRが排出されるときは,キャラクターが現れる演出で期待感を煽ってくれる |
ドレスコードがダブった場合は,そのドレスコードのレベル上限が,最大で4ランク開放される。これは自動的に行われ,失敗するといったことはない |
プレテストでは,各種チケットやコインが豊富に入手できたので,惜しみなくガチャを回して,ハーレムメイツらにいろいろなドレスコードをプレゼントできた。ただ,攻略的にはレア度の高いSRコスチューム以外に選択肢はほぼないので,持っているドレスコードをアバター的に使える機能があると,バラエティのあるハーレムを構築できそうだという印象だったのだが。
ハーレムメイツと共にミッションにチャレンジ。リアルタイムバトルで敵を倒せ
ゲームは,ほかのハーレムメイツと戦うストーリーが描かれる「ミッション」に挑み,クリアしていくことで進行する。ミッションは4つのエリアに別れていて,すべてのエリアを制圧するとクリアとなり,新たなミッションへ進むことができる仕組みだ。
ミッションは,3人のハーレムメイツで編成されたチームを率いてマップを進み,無事にゴールにたどり着ければクリアとなる。マップの移動は,ターンのはじめに3人のハーレムメイツアイコンの頭上に表示される数字のなかから,好きな数字をクリックして進むスゴロク方式だ。
バトルはリアルタイムのオートバトルで,基本的にプレイヤーは見ているだけで進んでいく。バトルに参加できるのは,ミッションに参加している3人のハーレムメイツと,バトル開始時に選択できる他プレイヤーのハーレムメイツの合計4人。ただし,他プレイヤーのハーレムメイツは通常攻撃には参加せず,所持しているスキルのみでの参戦となる。
このバトルのポイントとなるのは,ハーレムメイツの「速度」と「属性」だ。
ハーレムメイツは,自身の顔アイコンに付いている周囲の黄色いゲージが溜まると,オートで攻撃を行う。この黄色いゲージが溜まる速度は,ハーレムメイツそれぞれの「速度」によって異なり,速度が速ければ攻撃する間隔も短くなる。
もう1つのポイントである「属性」は,敵に対して有利な属性だと大ダメージを与えられ,逆に不利な属性だとあまりダメージを与えられないというもの。もちろん,ハーレムメイツ自身の属性と敵の属性によっても,受けるダメージが増えたり減ったりするので注意が必要だ。
属性を示す輪の内側はスキルゲージとなっていて,時間の経過とともに溜まり,満タンになるとクリックでスキルが発動する。スキルは敵を単体,または全体を攻撃するスキルのほか,味方のHPを回復するものもあり,使うタイミングで戦局を大きく左右することになるだろう。
バトルに勝利するとプレイヤーやハーレムメイツは経験値を獲得し,それが一定値以上になるとレベルアップする。プレイヤーのレベルが上がると,ゲームのポイントとなる「エンハンス」の保持上限がアップする。
エンハンスとは,エール曰く「愛のエネルギー」で,「戯愛のルダス(赤)」「利愛のプラグマ(青)」「友愛のストルゲ(緑)」「慈愛のアガペ(白)」「美愛のエロス(紫)」「狂愛のアニマ(黄)」の6種類がある。このエンハンスはハーレムメイツの強化に必要なほか,ミッションエリアへの侵入にも不可欠なので,常に一定数以上は保持しておきたい。
なお,ハーレムメイツ自身のレベルアップについては,今回のテストの段階では何が変わるのか良く分からなかった。というのも,彼女らのパラメータは装備している武器やドレスコードに左右されるからだ。今回は成長が早かったため影響がなかったのかもしれないが,もしかするとレベルによる強化のキャップなどがあるのかもしれない。
ともあれ育成面では,強化できるエンハンスは,ゲームに置いて重要になるだろう。エンハンスはミッション中のバトルで入手できるほか,後述するイチャイチャモードでも増やすことができる。
ミッションでは,エリア攻略のほかに,残ったメンバーを編成して「派遣」を行い,アイテムを入手することもできる。エリア攻略に参加するメンバーを含めてメンバーは「カースト」コマンドで行える。
各ミッションに一つ用意されている派遣には,ハーレムメイツのレベル合計や参加人数,特定のハーレムメイツの参加など,いくつかの条件が設けられている。派遣後,一定時間が経過すると帰還し,アイテムなどが得られる。なお,派遣によりハーレムメイツに経験値が入るといったことはないようだ。
愛の城ハーレムパレスでエンハンスを使い,ハーレムメイツの武器やドレスコードを強化
続いて,ハーレムメイツの育成面についても紹介しよう。ハーレムメイツの育成は,本拠地であるハーレムパレスで行える。
ここで育成できるのは,ハーレムメイツ自身と装備するリング,武器,ドレスコードの4種類だ。
ハーレムメイツの育成はバトルによるレベルアップとは別で,彼女ら自身のエンハンス属性を強化するというもの。対象となる属性を強化することで,有利な属性相手に対して,より効果のある攻撃が期待できるわけだ。なお,この属性の強化は,同じ属性のエンハンスでのみ強化となる。
リング育成は,現在装備しているリングをレベルアップさせられるというものだ。リングは,一人のハーレムメイツにつき属性別に6種類所持していて,装備したリングによって自身の属性が変化する。用途に応じて装備を変えるのもいいが,6種類すべてのリングを強化するのはかなりのエンハンスを消費するので,ハーレムメイツごとに得意とする属性を割り振って育てるのが良さそうだ。上限までレベルを上げると,アイテムを消費してクラスチェンジでき,クラスチェンジ前の数値を引き継いだ状態で,またレベル1から強化できる。
衣装育成は,現在着ているドレスコードのレベルをアップするものだ。ドレスコードのレベルを一定まで上げるごとに,使用可能なスキルが開放されていく仕組みだ。ランクによってレベル上限は異なるが,ドレスコードはHP以外のパラメータすべてが上昇するので,育成はこれを中心に行っていけば良いだろう。
武器育成は,その名のとおりハーレムメイツが持つ装備品を強化するもの。ハーレムメイツごとに武装は固定されているので,ほかのハーレムメイツが持っている装備を付け替えるといったことはできない。武器を最大レベルまで強化すると,リングと同様にクラスチェンジが可能となる。
なお,リング育成,武器育成,衣装育成は,ハーレムメイツ育成のように,使用するエンハンスの属性制限を受けず,どの属性のエンハンスでも利用可能だ。ただし,リング育成には緑と白,武器育成には赤と黄,衣装育成には青と紫と,それぞれ効果が高いエンハンスが設定されているので,これを覚えておくと効率よく育成できそうだ。
そのほか,バトルで傷ついたハーレムメイツは,シャワーを浴びさせることでHPを回復できる。プレテストではHP0から完全回復までそれほど時間はかからなかったが,シャワー中にゲームを中断させるとシャワーがリセットされてしまい,ゲームを再開したときにもう一度シャワーを浴びせ直させなくてはならないのは,ちょっと手間だった。サービスインまでに改善してほしい点だ。
女の子とのタッチがエネルギーを生み出す!
本作最大の特徴とも言える「イチャイチャモード」は,その名のとおりハーレムメイツの1人と触れあうイチャイチャを楽しむことができる。
このモードがスタートすると,ハーレムメイツの身体にハートが現れる。これをクリックしていくことで,ハーレムメイツと交流を深めていくというわけだ。ハートを連続してクリックすることで「コンボ」となり,コンボ数が伸びれば伸びるほど,終了時に得られるエンハンスとハーレムメイツへの経験値が増えていく。
時折現れるピンク色のハートはボーナスのようなもので,“EXCELLENT!!”の文字とともにコンボ数が+10されるので見逃さないようにしたい。
また,モード中に右下のエンハンスアイコンをクリックすると,ハートの色が変わり,得られるエンハンスが変化する。例えば,青のエンハンスアイコンをクリックすれば,ハーレムメイツに現れるハートが青になり,それをクリックするとクリア時に青のエンハンスを得られるわけだ。
なお,このイチャイチャモードをプレイするには,ハーレムメイツ画面右上にあるハートゲージが満タン(ピンク色)になっていなければならない。ゲージは各キャラクターごとにあり,プレイ時間の経過で溜まっていく。溜まるまでの時間は思ったよりも短いので,いろいろなコスチュームに着替えさせて,心の赴くままにイチャイチャしてもらいたい。
女の子と一緒に楽しめるもう一つの「トークモード」は,イチャイチャモードのような触れ合い要素はないが,ハーレムメイツと会話することで,彼女ら自身をより深く知ることができるコンテンツだ。
トークの内容はハーレムメイツのレベルアップによって追加され,アイテムを消費することで開放できる。つまり,一緒にミッションに赴いてレベルが上がったハーレムメイツほど,仲を深められるというわけだ。トークを進めることでハーレムメイツが強くなったりすることはないので,純粋におしゃべりを楽しもう。
さらに,女の子にプレゼントを贈るコマンドもあるが,こちらは正式サービスをお待ちくださいとのこと。どのようなものを贈れて,どんな効果があるのか楽しみだ。
以上がプレテストで見えてきた「東京ハーレム」の内容だ。今回のプレテストは,バトルや育成のゲームバランスがやや易しめだったり,ユーザーインタフェースがまだ練り切れていなかったりといった感じで,ゲーム面ではまだまだ調整が必要なところが多そうだ。実質,αテストとβテストの中間のようなものだったのではないだろうか。
それだけに,ある程度の不備は運営側も承知していたようで,プレテスト中に運営にメールで意見を送ると,正式サービス後に使える特別なガチャチケットがプレゼントされるキャンペーンを実施していた。
タイトル画面ではヴォーカル曲が流れ,トークタイムはフルボイス仕様となっていて,かなりリッチな作りとなっている本作。何より,イラストの再現度の高い3Dモデルの女の子達とイチャイチャが楽しめる点は,その名のとおり自分だけの“ハーレム”が手に入る夢のような作品といってもだろう。この楽しみを損なうことなく,サービスインへ向けてのクオリティアップに期待したい。
「東京ハーレム」公式サイト
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TSUTAYA オンラインゲーム
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(C)T-MEDIA HOLDINGS Co.,ltd.
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