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アスキーアートな3D世界でダンジョンに潜入するローグライクアクション「Brut@l」が発表
「Brut@l」公式サイト
まだPCゲームに「グラフィックス」というコンセプトが導入されていなかった時代に,文字や記号を組み合わせる「アスキーアート」と呼ばれる技法を駆使して,壁や通路,キャラクターまでも表現していたダンジョン探索RPG「Rogue」。その名作をオマージュしているタイトルが「Brut@l」である。
ちなみに「Rogue」はカリフォルニアの学生によって1980年に開発されたのだが,その後もさまざまなバリエーションが生み出されている。「1回死ぬとゲームの開始地点に戻る」とか「ダンジョンを潜り続ける」といったゲームには,今でも「ローグライク」という言葉で形容されるほどだ。
PS4向けの「Brut@l」は,もちろん最新技術によって開発が進められている3Dグラフィックスのゲームだが,背景はほぼ真っ黒。そこにドットや記号でフィールドが表現され,さらにキャラクターやオブジェクトが白やネオン色の文字と記号で象形化されている。「ここまでアスキーアートに敬意を払っています」という主張が伝わってきそうなアートデザインは極めてユニークだ。
ゲームシステムも「ローグライク」と呼ぶのがピッタリで,プレイヤーはレンジャー/ウォーリアー/メイジ/アマゾンの4種類のキャラクターの中から選んで,26階層のダンジョンに潜入する。その最下層に巣食うダンジョンの主から,王冠を奪い取るのが目的だ。
もちろん道中に立ちはだかるオークやトロールといったモンスターは,下層に潜るほど強力になっていくので,まさしく残忍な(Brutal)戦いがプレイヤーを待っている。
ダンジョンのマップ構成は,ゲームをプレイするたびに自動生成され,モンスターや宝箱,エンチャントの位置なども一定ではない。宝箱からは,よく分からないポーションが手に入ることもあれば,アルファベット文字が出てくることもある。このアルファベットをいくつか組み合わせることによって,武器を製作できるようになるというのも面白いアイデアだ。なお,26階層にそれぞれ1つずつアルファベットが散らばっているのではなく,1つの階層で3つ見つけられることもあるとのこと。もちろん,すべてのアルファベットを集めなくても,ダンジョンの主と対峙することはできるという。
「Brut@l」はローカルで最大4人の協力プレイをサポートしており,スプリットスクリーン(分割画面)ではなく1つの画面でプレイ可能。さらにマップエディタ機能の搭載も予定しているとのことで,長く遊べるゲームになりそうだ。
「Brut@l」公式サイト
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