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【PR】Lenovo Presents 65歳以上のシニアeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」の特訓レポート。SCARZ Rumadさんがコーチング!
秋田県で発足した「マタギスナイパーズ」。加入条件が「秋田在住の65歳以上」という,日本初のシニアeスポーツチームだ。
最高齢は73歳で,平均年齢は69歳,60〜64歳の“ジュニア”選手を含めた,計14名が所属している。ほぼ全員がゲーム初心者で,「インベーダーゲームは遊んだけど,それ以来ゲームはプレイしていない」というような人たちだ。
チームのコンセプトは「孫に一目置かれる存在」だが,「やるからには勝ちたい」と,選手のモチベーションは非常に高い。
eスポーツは“年齢,性別,関係なく誰でも楽しめる”と言われているが,まさにそれを体現しているチームというわけである。
このマタギスナイパーズ。実はLenovoが行っている副業人材プログラム「レノボクロスワーカーズ」に参加しているチームでもある。
すでに本業の仕事を持っている人や,仕事から離れたシニア世代などから人材を募集し,「副業として」レノボのマーケティング活動を行ってもらうという取り組み。報酬も支払われ,機材提供などのサポートも行われる。Lenovoが行う通常のチーム協賛活動とは少し趣きが異なる。
「レノボクロスワーカーズ」公式サイト
今回はそのマーケティング活動の一環として,プロ選手のコーチで初心者のマタギスナイパーズをレベルアップさせようという企画を取材してきた。3月26日に行われる「ゆるe〜学園 学園祭」でマタギスナイパーズとゲーム好き芸人チームが対戦することになるのだが,そこで勝つための特訓だ。
「ゆるe〜学園 学園祭」公式サイト
今回のマタギスナイパーズの特別講師には,Lenovoが協賛しているプロチームSCARZのRumad選手が協力。Rumad選手は現在,SCARZにコンテンツクリエイターとして所属しているが,プロ選手としても活動する傍ら,SCARZでのコーチ活動,専門学校での講師も行っており,教えることについても「プロ」と呼んで差し支えない経験を持っている。
Rumad選手の指導を受けるのは「Apex Legends」を練習中のマタギスナイパーズ“レッドベア”のいぷさむ選手(69),ヨッシー選手(65),Mark25選手(65)の3名だ。
Mark25選手は「Age of Empires」などのPCゲームプレイの経験があるが,いぷさむ選手,ヨッシー選手は「若いころにインベーダーを遊びまくって」以来,ゲームというものにほとんど触れてこなかったうえ,「マウスとキーボードでゲームをプレイする」こと自体が初めてだという。
現状(活動を開始から2か月)は「やっと操作に慣れてきた」というあたりで,最近ではカジュアルのアリーナモードに挑戦しているそうだ。
マタギスナイパーズ
・いぷさむ選手
名前の由来は愛車から。マタギスナイパーズには,新聞で行われていた募集を奥さんから教えてもらい応募。若いころ東京に住んでいて職を失くしたときに,インベーダーゲームを設置店舗で上位に入るほどやり込んだという。もともとゲームにハマる性分だったと感じ,募集を知ったときは天の知らせと思ったそうだ。
・ヨッシー選手
名前の由来は会社に勤めていたころの呼び名から。マタギスナイパーズは,新聞の広告をたまたま見つけて知ったという。募集時期がちょうど,定年退職をして「これから何をしようか」と思っていたタイミングで,応募したとのことだ。監督の指導は厳しいが,そのおかげもあってか,最初は瞬殺されていたアリーナでの対戦も最近勝てるようになったとか。
・Mark25選手
名前の由来は昔乗っていた車「マークII」の2500ccから。「あんた働かないとボケるわよ!」と言われ,「やだ! もっと遊ばせろ!」と拒否していたある日,マタギスナイパーズの募集広告を見た奥さんに「パソコン好きなんだからやったら?」と言われ,応募したとのことだ。
ちなみに奥さんからは「ほんとに行くとは思わなかった」と言われたそうだが,Mark25選手は「パソコンに触っているだけでストレス解消になる」という性分なのでやる気満々だったという。
もともとPCが趣味だったので,「Age of Empires: Definitive Edition」などをプレイしていたとか。
SCARZ
・Rumad選手
コーチを経て,選手に転向し,現在はコンテンツクリエイターとしてSCARZに所属。選手時代は,「ALGS Autumn Circuit #1 - APAC North」で2位に入賞した実績を持つほか,コーチ活動中に「ALGS Online Japan」の第2回,第6回でチームを優勝へと導いた。クリエイター業の傍ら,専門学校で講師も行っている。
使用機材
PC:Lenovo Legion 560i(82JH000CJP)
ヘッドセット:Lenovo Legion H600 ワイヤレス ゲーミングヘッドセット
マウス:Legion M500 RGB GAMING MOUSE
CPU | Core i7-11800H(8C16T, |
---|---|
メインメモリ | DDR4-3200 |
グラフィックス | |
GeForce RTX 3070 Laptop GPU |
|
ストレージ | SSD 容量1TB(M.2/PCIe 3.0 x4接続)×1 |
液晶パネル | 15.6型 IPS液晶, |
無線LAN | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth | 5.1 |
有線LAN | 1000BASE-T |
外部 |
Thunderbolt 4(Display |
キーボード | 日本語配列 84キー |
スピーカー | 内蔵2chステレオ |
インカメラ | 搭載(720p,Windows Hello対応) |
バッテリー容量 | 未公開(最大駆動時間 約8.0時間) |
ACアダプター | 定格出力300W |
公称本体サイズ | 約362.2(W)×260.6(D) |
公称本体重量 | 約2.4kg |
OS | 64bit版Windows 10 Home |
「Legion 560iシリーズ」公式ストア
今回使用した機材はゲーマー向けノートPCのLegion 560i,マウスはLegion M500,ヘッドセットはLegion H600だ。マタギスナイパーズのメンバーはいつものPCとは違う環境でのプレイだったが,すぐに慣れた様子。オフラインイベントでは,ふだん使っている機材が使えるとは限らないので,いい経験になったようだ。
どの機材も好評だったが,一番リアクションが大きかったのがワイヤレスで使用できるヘッドセットLegion H600。「コードがプレイの邪魔になることもありますよね?」との質問に「ある!」と力強く同意し,ワイヤレスで使用できるH600に感動した様子だった。
まずは基本から。マウスの使い方講座
初めにRumad選手が指導したのは「マウスの使い方」だ。PCゲームをプレイするときに避けて通れないマウスの操作だが,ただ何となくマウスをもって動かしている人も少なくない。マタギスナイパーズの面々も,それぞれ我流でマウスを持っていた。
まずは1度,カジュアルのアリーナモードで対戦をしてもらうことに。そのプレイの様子を見て,Rumad選手はそれぞれのマウス操作のクセを見抜いて改善点を指摘する。
●マウス操作のポイント
1.親指と薬指,小指でマウスを掴み,人差し指と中指でクリックする
2.マウスを持つ腕は脇をしめ,角度は90度を意識
3.マウス移動がブレないように手首の支点を意識して動かす
PCゲーム経験のあるMark25選手の持ち方は完璧。手首の支点を軸に動かすように意識するといいとアドバイスを受けていた。
ヨッシー選手は,小指をマウスパッドにつけるクセがあり,それがブレーキとなってスムーズなマウス操作ができてないと指摘を受けた。腕がテーブルに対して低いので,90度になるようにイスの高さを調整するなど,プレイする際の姿勢のアドバイスも受けた。
いぷさむ選手は,戦闘中など興奮する場面で,マウスをクリックする人差し指と中指がボタンから大きく離れてしまう癖があると指摘されていた。いざクリックするときに余計な力がかかってしまうため,なるべくボタンから離さないようにとアドバイス。
また,腕がデスクより高く,手首ではなく腕でマウスを動かしているので繊細な操作が難しくなっているという。
マタギスナイパーズの選手たちは教わったことを熱心に聞き,すぐにメモに取り,さらにどう持てばいいのかを自分たちなりに考え,吸収していく。同時にキー設定も教わり,Rumad選手のキー設定を参考にしつつ,自分たちで使いやすいようにカスタマイズ。そして,教わった操作に慣れるため,トレーニングモードでひたすら反復練習を行っていた。
SCARZメンバーと対戦
実践的なゲームの指導の前に,トッププレイヤーの実力を知ってもらうという主旨で,Rumad選手とSCARZのねこかん1stさん,Zipmanさん対マタギスナイパーズによるカスタムアリーナマッチが行われた。
1戦目は手加減なしの試合。SCARZチームはオンラインでの参加者もいたが,都合上,ボイスチャットを使用せずにプレイした。しかし,そこは実力者たち。ゲーム内での動きで見事に意思疎通し,巧みな集団戦でマタギスナイパーズに勝利。マタギスナイパーズの選手たちは「動きもエイムも正確で驚くことばかり」と感想を漏らしていた。
2戦目以降はマタギスナイパーズの動きを見ながらの指導的な試合に。1戦目で見えた問題点を洗い出し,Rumad選手が実際の動きを試合で行い,その録画映像で解説するスタイルでの指導だ。
・敵と戦うとき,個々で戦っている場面が多く火力を集中できていない
・お互いの位置を把握できていないので,孤立する場面が多い
要するに「まとまって動きましょう」ということ。実際にRumad選手が単独でマタギスナイパーズに突撃し,「集中して攻撃できると敵を素早く倒せ,結果的に受けるダメージが減る」「3人が固まっていることで狙いを分散させることができる」と,固まることのメリットを経験を交えて説明する。
カジュアルアリーナで実プレイ指導
SCARZメンバーとの対戦で得た問題点を克服するため,アリーナで実践。ひとまず固まって動くことに慣れるため,先頭を走る人を決め,その後ろをついて行くことに。そのうえで,攻撃する目標に集中するため,「最初に発見した敵をみんなで攻撃する」という作戦をとった。
最初はそれぞれが敵を見つけて,それぞれで攻撃する場面もあったが,徐々にお互いが声をかけて,狙うターゲットを決めて行けるようになった。練習を重ねていくごとにその精度は上がり,奇襲を受けた際にも「後ろから敵!」「後ろの敵から倒そう!」と声をかけ合って対処できるまでになっていた。
最後にはRumad選手が,「ゆるe〜学園 学園祭」で勝つために考えてきた秘策を伝授。時間の都合上,秘策の特訓まではできなかったが,そこはモチベーションの高いマタギスナイパーズの選手たち。きっと学園祭までに練習して秘策を披露してくれるのではないだろうか。
特訓終了後,いぷさむ選手,ヨッシー選手,Mark25選手,そしてRumad選手にそれぞれ感想を聞いた。
4Gamer:
お疲れさまでした。それでは今日の特訓の感想を教えてください。
いぷさむ選手:
普通に驚きの連続です。最初は作戦が重要と思っていたんですが,基本が大切なんだということを改めて教わりました。マウスの持ち方だったり,脇をしめてマウスを動かすことだったり,自分でも気づいてない癖みたいなのも教えてもらえて。
あと3人で固まっていくっていう戦い方ですね。やってるときは気づかなかったけど,今振り返ってみると,やられるときは敵が3人で突っ込んできてたなって思いました。自分たちだけじゃ気づかないところを教えてもらえてよかったです。感激(笑)。
ヨッシー選手:
固まって戦うっていうのは知ってはいたんですけど,改めて詳しく教えてもらって,できるようになってきたという実感がありました。ピンをちゃんと使って情報交換もしっかりしていけば,もうちょっとうまく立ち回れるのかなと。その感覚を今日の特訓で持てたので,大変ありがたいなと思っています。
Mark25選手:
今日は貴重な経験と,Rumad先生が持ついろんな技を見せてもらって改めて感服しました。教えてもらったことを含めて,基礎から練習していきたいと思います。
それと,ゲーム中の意思疎通! やっぱり3対1とか,3対2とかで戦わないと勝てないゲームだなっていうのが,最近分かってきてたので,そのやり方を教えてもらい,今日は本当にいい勉強をさせてもらいました。まだまだ教えてもらいたいことはいっぱいあるんですけど,時間がきちゃって残念です。
Rumad選手:
この歳で何かを始めるというのはすごいチャレンジだと思います。オンラインゲームで対戦するということもなくて,難しいことだらけだと思うんですけど,質問もすごいたくさんしてくれて,興味を持って学ぶ姿勢というのが感じられました。いくつになっても学ぶ姿勢でいられるのは,すごく大事なことだと学ばせてもらいました。
個人的にはゲームを何歳で始めたかっていうのは重要ではなくて,僕がゲームをうまくプレイしているのは,13年くらいプレイを続けてきたからなんです。それは「若いときからやってるから」というわけじゃなくて,積み重ねた期間が今の実力になっているんです。反応速度も10代の頃より,今の方が速くなっていますし。
いまはまだ大変かもしれないですけど,楽しみながら継続してやっていくことが確実に上達につながっていきますし,探求心というのが成長につながっていくと思うので,今の気持ちを忘れずに,これからも頑張ってほしいなと思いました。
4Gamer:
今日,使っていただいたLegion 560iについて,感想をお願いします。
いぷさむ選手:
最初触ったとき,普段使っているデスクトップ用ディスプレイより,画面が小さいなと感じたんですが,実際に使ってみるとぜんぜん気にならなかったですね。この中で一番目が悪い自分でも大丈夫なので,他の人はもっと気にならないんじゃないでしょうか。キーボードもいい感じの反発で,使いやすかったですね。お世辞じゃなく!
ヨッシー選手:
ノートPCはいぷさむさんと同じ感想なんですけど,画面はとても鮮明で,いつもと違う環境でしたが,慣れてくればぜんぜん違和感なくプレイできました。いま家にゲームするPCがないんですけど,これが欲しくなっちゃいましたね。
Mark25選手:
ノートPCは,みんなと同じで最初は普段使ってるものより画面が小さいなと。それも慣れてくれば大丈夫っていうのと,このサイズでこのゲームができるのは最高だなと。ノートPCだと性能が下がるというイメージをどうしても持ってしまいがちですけど,普通にプレイできてしまって驚きました。家にデスクトップPCはあるんですけど,どこでもプレイできるノートPCが1つ欲しくなりましたね。
Rumad選手:
前にもLegionのノートPCを触らせてもらったことがあるんですけど,それからアップグレードを繰り返して,グラフィックスカードの性能も上がっているから,排熱も高くなっているはずなんですよ。それが,連続稼働しても問題なく動いていて,驚きます。排熱性能が上がってますね。
今回のマタギスナイパーズの特訓を取材して,ひしひしと感じたのが,そのモチベーションの高さだ。取材当日の朝,特訓場所であるマタギスナイパーズの拠点,AeSUトレーニングセンター(秋田県eスポーツ連合の施設)に,誰よりも早く現場入りし,特訓の準備をしていた。
Rumad選手から指導を受けているときも,常にメモを取り,分からないことや疑問に思ったことは即座に質問し,積極的に教えを請い,うまくなろうという意志を強く感じた。
今の20代〜30代は生まれたときからコンシューマゲーム機が存在し,小さいころからゲームを楽しんできた人も少なくない。ゲームの進化とともに成長し,ゲーマーにとってゲームは「当たり前の存在」だっただろう。
しかし,65歳以上で構成されているマタギスナイパーズのメンバーはそうではない人が大半だ。若いころ熱中したという「スペースインベーダー」ですら,登場したのは1978年,レッドベア最年長のいぷさむ選手が25歳のときである。ファミコンもなく,今ほどゲームが身近ではなかった時代だ。
そんな彼らが,仕事の定年を迎えた後,マタギスナイパーズに入り,新たな目標をもってゲームという未知の世界に足を踏み入れた。コンセプトこそ「孫にも一目置かれる存在」だが,やるからには「うまくなりたい」「勝ちたい」という意志が強く,日々練習を積み重ねている。
必死に練習し,なによりゲームを楽しんでいるマタギスナイパーズの選手たちの姿を見て,ある思いがよぎった。彼らの姿に重ねた将来の自分は,きっと定年を迎えた後も,マタギスナイパーズのようにゲームを楽しんでいるだろう,と。
純粋にゲームに向き合い,eスポーツとして楽しみ,そしてより高みを目指す。「eスポーツは年齢に関係なく楽しめる」とはよく聞く話だが,彼らの姿を見て,「なるほど,こういうことか」と強く納得し,素直にマタギスナイパーズを応援したい気持ちになった。彼らが大会に出て,活躍する日が楽しみだ。
今回の特訓の成果は2022年3月26日に実施予定の「ゆるe〜学園 学園祭」(関連リンク)で見られるだろう。果たして芸人チームに勝利することができるのか。その結末を見届けてほしい。
- 関連タイトル:
Legion,ideacentre Y,ideapad Y
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Apex Legends
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