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Metroシリーズの4A Gamesが,RiftのTouchコントローラ対応FPS「ARKTIKA.1」をアナウンス。リリースは2017年第2四半期の予定
本作は,VRヘッドマウントディスプレイ「Rift」専用のコントローラ「Touch」に対応し,2017年第2四半期にリリースを予定しているとのこと。
「4A Games」公式サイト
「ARKTIKA.1」は,氷河期の到来で文明が消滅した100年後の地球が舞台で,ロシアの地下にあるコロニーを,盗賊や奇妙な生物の侵入から守り抜くのがプレイヤーの役どころとなる。
プレイヤーはまず,女性コマンダーのいる指令室で,武器の選定やミッションのブリーフィングを行う。目の前にあるテーブルには,武器以外にもカスタムパーツやスプレー塗料が用意されており,スコープや予備弾倉などを手に取って武器に装着したり,スプレーで自分の武器をカスタマイズしたりといったことが行える。
コロニー内の別の階へと向かう際には,エレベーター内部でボタンを押したり,レバーを引いて扉を開けたりなど,プレイヤーが行えるアクションは多彩だ。
これらの所作に関しては,繊細な操作を実現するTouchならではといった感じで,まるで自分の手で行っているようにスムーズに行える。あらためて,VRとTouchの組み合わせで生まれる可能性を感じさせられたポイントだ。
移動は基本的に,自分の分身となる青いシャドウのある場所を見て,ボタンをクリックするとテレポートするという仕組みになっている。そのため戦闘時は,アリーナ状マップのさまざまな地点に瞬間移動しながら戦うことになる。なお,プレイヤーのヘルス値が減った場合は,物陰に隠れると自動回復するようになっていた。
銃器関連の操作は,人差し指で押すボタンが銃器のトリガーになるのだが,中指で押すボタンが銃器をつかむという設定になっているのが少々トリッキーに感じられた。ほかのアクションに気を取られて中指をボタンから離すと武器を落としてしまうし,ボタンを押し忘れて背中の武器がなかなか手に取れなかったりと,慣れるまでに少し苦労してしまった。
なお,武器によっては弧を描くようなショットを発射できるものもあった。人差し指でトリガーをしばらく握ると,柱などのオブジェクトの陰に隠れている敵を倒せるのが面白かった。
本作では,4A Gamesの内製エンジン「4A Engine」をさらにチューンアップしたものが採用されているという。ゲームとしてはかなりでき上がっている印象で,Metroシリーズでおなじみ,ジメジメとした陰湿な雰囲気のある独特の世界観が本作でも見事に表現されている。
リリースは2017年第2四半期とまだ半年以上先になるが,かなり本格的な雰囲気の漂うVRシューティングゲームで,今後も注目し続けたほうがよさそうだ。
- 関連タイトル:
ARKTIKA.1
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