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マリオの戦略バトルは,シェイプされたルール&連携重視でテンポ良く楽しめる。「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」プレイレポート
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印刷2018/01/17 00:00

プレイレポート

マリオの戦略バトルは,シェイプされたルール&連携重視でテンポ良く楽しめる。「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」プレイレポート

 任天堂は,2018年1月18日にNintendo Switch用ソフト「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」を発売する。
 本作は,任天堂のマリオと,ユービーアイソフトのラビッツがコラボし,シミュレーションゲームのシステムで戦うという異色の作品だ。分かりやすいルールで遊びやすく,さらにマリオっぽいテンポの良さも併せ持つ本作の,「ワールド2」までのプレイレポートをお届けする。

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「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」公式サイト



誰も予想できなかった!?

“マリオ+ラビッツ+シミュレーション”


 これまでにもさまざまなIPとコラボしてきたマリオだが,今回のお相手であるラビッツはユービーアイソフトのマスコットだ。ウサギのような見た目だが,とにかく元気でフリーダム。ギョロ目とすきっ歯という顔は日本的な“カワイイ”とはちょっと系統が異なるものの,慣れると不思議と癖になる。マリオとラビッツが,シミュレーションゲームで共演することになると予想できた人は少ないのではないだろうか。

ラビッツはユービーアイソフトのマスコット。イタズラ好きでちょっとおバカだけど,ルックスも含め見慣れると可愛らしく思えるようになるから不思議だ
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マリオ達とラビッツの共演は誰も予想できなかったのでは……?
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 さて,そんなラビッツだが,とある少年が発明した物質融合装置「スーパーマージ」をイタズラしたことで,部屋にあったマリオグッズと融合し,マリオ達のいるキノコ王国に入り込んでしまう。そして,スーパーマージの悪影響を受けたラビッツ達は,キノコ王国のあちこちで大暴れ。この混乱を収めんとするのが,我らがマリオだ。少年お手製のナビゲーターロボ「ビーポ」に導かれ,事態を収拾するための旅に出ることになる。

ラビッツの1匹「スポーニー」はスーパーマージと一体化してしまい,ほかのラビッツとキノコ王国のモノやキャラクターを融合させる力を得る
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自分の力を制御できないスポーニーは,クッパJr.に協力させられ,さらなる混乱を引き起こすことに
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ラビッツルイージ,マリオ,ラビッツピーチは,事態を収拾するため旅に出る
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分かりやすいルールと奥深さが魅力的な

立ち回り重視のシミュレーション


 本作は,いわゆるターン制シミュレーションゲームで,ステージごとに設定された,「相手を全滅させる」「特定の場所にたどり着く」「仲間を守る」といった目的のために戦う。ラビッツ達の数は多いうえ,こちらはマリオ+2人の計3人しか同時に使用できないため,しっかりと作戦を立てる必要がある。

本作はターン制シミュレーションでマリオ達が戦う
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バトルの合間には「探索ステージ」があり,ちょっとした謎解きを楽しめる
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 キモカワなラビッツとコラボしたこと,そしてゲームのグラフィックスがCG映画っぽいところから,ぱっと見は低年齢向けのような雰囲気を持つ本作。しかしその実態は,分かりやすいルールによる,立ち回り重視のシミュレーションゲームだ。
 「ブロックに隠れれば身を守れる。そうでなければダメージを受ける」という大原則のもと,お互いに動き回って守りを崩しあう,スリリングな戦いが展開するのである。
 なお,マリオとラビッツは武器を装備して戦う。マップ上に点在するブロックに身を隠しつつ,相手と撃ち合うのだ。

マリオ達は腕に着けた武器で戦う
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マップ上に点在するブロックに身を隠しつつ,相手を撃つのがセオリー
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 ブロックを活用するうえでは,その大きさと向きが重要だ。ブロックには背の高いものと低いものの2種類があり,前者は相手からの攻撃を必ず防いでくれ,後者が攻撃を防ぐ確率は50%だ。しかし,ブロックの側面に回り込まれて攻撃されると無防備とみなされ,相手からの攻撃が100%当たってしまう。身を隠すものがない平地などにいる場合も当然,100%食らうことになる。この原則は,こちらから攻撃するときも同様だ。
 戦いにおいては「自分はブロックで身を守りつつ,相手の遮蔽を無効にするため,側面に回り込んで攻撃する」ことがセオリーとなる。

ラビッツピーチが身を隠しているのが,背の高いブロック。正面からの攻撃を100%の確率で防いでくれるが,側面に回り込まれると無力
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こちらは背の低いブロック。相手から攻撃された場合,50%の確率で攻撃を防いでくれる。逆に言えば,半々の確率で攻撃を受けてしまう
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相手がブロックに隠れていても,側面へ回り込めば攻撃が100%当たる
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 要は“背の高いブロックは攻撃を必ず防ぐ。低いブロックなら50%の確率で当たる。側面に回り込んだり,無防備な相手を撃ったりすれば100%当たる。”というわけで,実にシンプルなルールである。
 無理に攻撃しようとして平地に出たり,側面に回り込まれたりすると,相手の攻撃を“必ず”食らうことになる。こちらが攻撃するときも,相手が無防備なら“必ず”ヒットする。つまり,やられるというのは,立ち回りの悪さが主因であるわけだ。シミュレーションにありがちな「こちらの正確さと敵の敏捷性を比較した結果,73%の確率でヒットするはずが,乱数のマジックで外れてしまった」……というような複雑さはない。

マップには高低差があり,高いところから攻撃すると威力がアップする。こうしたポイントを押さえて相手に効率よくダメージを与えていくのだ
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 味方の中では比較的耐久力に優れるマリオも,身を隠さずにいたのでは集中攻撃を受けてやられてしまう。これはありそうでなかったシンプルさだ(なお,攻撃が敵に与える追加効果の発動率については50%と100%以外の数字もある)。
 背の高いブロックの裏に立てこもれば無敵になれるかというと,そうではない。ブロックにも耐久力があり,何度か攻撃を受けると壊れてしまうため,同じ場所に留まっての戦いは難しい。相手が隠れている場合はブロックを破壊してしまえばいいし,ルイージやラビッツピーチには側面から回り込む自走爆弾での攻撃もできる。また,マリオやラビッツマリオなら相手に近づき,サブウェポンのハンマーで攻撃するという手もある。

マリオなら,敵に近付いてサブウェポンのハンマーで殴るという手もある
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ルイージやラビッツピーチは自走爆弾を出しての攻撃もできる。自動でターゲットの近くまで行き,爆発して攻撃する
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 また,移動しつつの「スライディング」と,高い移動力を得られる「チームジャンプ」を使えば,さらに有利に戦うことができる。
 移動中に相手に接触するとスライディングとなり,滑り込みキックでダメージを与えられる。本作にはZOC(Zone of Control。支配地域)の概念がなく,敵の近くに行っても移動力が落ちるといったことはない。また,移動後に攻撃することも,攻撃後に移動することも可能だし,移動可能範囲内なら自由に動き回れる。
 物陰に隠れた状態から飛び出し,ブロックの側面に回り込んで隠れた敵にスライディングし,元の位置に戻ってから射撃するようなことも可能だ。もちろん,スライディングも100%の確率で命中するため,かなり有効な攻撃手段となる。

移動中に相手に接触するとスライディングでダメージを与える。相手が隠れていても100%当たるため,有効な攻撃
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 移動に役立つのがチームジャンプだ。移動中に仲間の位置に行くと,体操競技選手か双子のサッカー選手のようにこちらを跳ね上げてくれ,さらに遠くへ移動できる。つまりは味方を移動の中継点として使えるというわけだ。2人で交互にチームジャンプして一気に進撃できるだけでなく,丘のような高所に飛び乗ることも可能だ。

仲間の力を借りるチームジャンプ。仲間が跳ね上げてくれ,さらに遠くへ移動できる。地形の高低差を無視できるため,丘の上に飛び乗ることも可能
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ラビッツピーチは普通なら青いラインの引かれたところまでしか移動できない
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しかし,マリオにチームジャンプしてもらえば,より遠くまで移動できる
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 スライディングとチームジャンプは併用できるうえ,キャラクターによってはこれを強化できる。マリオならチームジャンプの着地点にいる相手を踏みつけてダメージを与えられるし,ラビッツピーチは複数の相手にスライディングを決められる。また,ルイージの場合は2人にチームジャンプさせてもらえるため,一気に移動できる。

ルイージは2人にチームジャンプさせてもらえるため,一気に移動できる
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 例えばマリオの場合,「移動からスライディングを決め,さらにチームジャンプで飛び,敵の頭を踏みつけたあと,障害物の陰に着地し,シューターで射撃する」というような移動も可能だ。こうしてうまく守りを崩し,敵ラビッツを撃破できるとなかなか爽快だ。

うまくシステムを使えば,マップ上を縦横に駆け巡れる。マリオの移動予定ルートである,青と黄色の矢印に注目。紫色の敵にスライディングを決めたあと,ラビッツルイージにチームジャンプさせてもらい,敵ラビッツの頭を踏みつけ,ブロックの陰に着地する。もちろんこの後に射撃することも可能だ
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 マップ上をスライディングやチームジャンプで動き回る様はダイナミックでテンポが良く,まるでマリオ本編のジャンプアクションを観戦しているような気分になる。言い換えれば「シミュレーションだがマリオっぽさが表現されている」というわけだ。もちろん,ラビッツ達もこうした技を使ってくるため,バトルはスリリングなものとなるのである。

チームジャンプ後に相手の頭を踏みつける。まるでマリオ本編のようだ
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 これらの要素についてはしっかりとしたチュートリアルがあり,段階的に学んでいくことができる。なお,マリオや仲間のHPが尽きても「気絶」した扱いになるだけで,ステージをクリアすれば復活するのでご安心を。
 ただ,HPが完全回復する訳ではないため,連戦時には元気なメンバーと入れ換えるような工夫も必要となる。どうしてもクリアできない場合,HPを完全回復したうえで上限値もアップする「イージーモード」を使うのもいいだろう。


作戦と連携を駆使して,

強敵に立ち向かえ


 戦いに変化を与えているのが,ワールドの最後に待ち構える巨大なボスの存在だ。ボスとの戦いでは,それぞれに独特の攻略が必要となる。
 例えばワールド1ボスの「ラビッツコング」の場合,こちらの攻撃が当たっても,バナナを食べて瞬時に回復してしまう。また,ワールド2ボスの「アイシクルゴーレム」だと,巨大な盾を構えており,あらゆる攻撃を無効にしてしまう。
 普通に戦っていたのでは絶対に倒すことができず,ちょっとした謎を解く必要がある。まだプレイしていない読者のために詳細を書くことは避けるが,どのボスもなかなかに手ごわく,メンバーの何人かが倒れるようなギリギリの戦いになるのだが,それだけにクリアできると喜びも大きい。

ラビッツコングは衝撃波で広範囲攻撃をしてくるうえ,こちらがダメージを与えてもバナナを食べて回復してしまう
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アイシクルゴーレムは盾を構えていて,こちらの攻撃を無効化する
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 ボスではないが,とくに頭を使う必要があるのが,スマッシャーという敵との戦いだ。スマッシャーは高い耐久力を持ち,のしのしと歩いてきては,手にした石塊でマリオたちを殴りつけてくる。例えこちらのターン中であっても,攻撃を受けるたびに行動できる能力を持っているのが恐ろしい。
 例えば,スマッシャーを取り囲んだ状態から3人で攻撃したとする。普通なら一方的にダメージを与えることができるのだが,スマッシャーは1発攻撃を受けるたびに行動してくるため,全員が次々と殴られることになる。

スマッシャーは,こちらが攻撃すると怒ってその仲間に向かっていく。こちらのターン中であってもお構いなしだ
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 ここで面白いのが,“スマッシャーの反撃は攻撃してきた者のみがターゲットで,それ以外の仲間を無視する”という性質だ。MMORPGのヘイトに似た概念といえば分かりやすいだろうか。1人が遠くからスマッシャーに攻撃し,充分に引き離したところで残りのメンバーが攻撃するような連携も可能だし,移動範囲を把握していれば3人の間で右往左往させることもできる(スマッシャーの攻撃は敵ラビッツも巻き込むため,どうしても逃げ切れない場合は,あえて敵ラビッツの近くに寄って同士討ちを狙うのも手だ)。

1人が遠くからスマッシャーに攻撃し,充分に引き離したところで残りのメンバーが攻撃するような連携も可能
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 また,スライディングやマリオの踏みつけは反撃の対象にならない。例え近付かれても,3人で次々とスライディングを決めつつ,チームジャンプでスマッシャーの移動範囲外に離れてから攻撃すれば反撃も怖くない。
 つまり,作戦次第では手ごわい相手を手玉に取れるわけで,このあたりはシミュレーションっぽい面白さと言えるだろう。


マリオシリーズをリスペクトしつつ,

楽しく遊べる世界を作り出す


 遮蔽に関するルールや,「攻撃エリア内に入った相手を自動攻撃する(監視射撃)」アビリティなど,「XCOM」シリーズの系譜にあると感じさせられる本作。とはいえ単なる模倣ではなく,命中率に関するシェイプ,スライディングやチームジャンプといったシステム,趣向を凝らしたボス戦など,オリジナリティの高い作品に仕上がっている。
 本作を遊んでいて感じられるのが,マリオシリーズへの強いリスペクトだ。ちなみに,ディレクターのDavide Soliani氏は,マリオシリーズに深く思い入れを抱いているようで,2017年のE3で行われたユービーアイソフトのカンファレンスでは,宮本 茂氏が自作を褒めているのを見て涙ぐんでいたのが印象的だ。

マリオ達だけでなく,キノピコのようなサブキャラクターも登場
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探索マップ上にはスーパーキノコもあり,取ると体力を回復できる
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ワンワンは第3勢力として登場し,周囲にいる者が誰であれ無差別に噛みつく
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 マリオシリーズのキャラクターは世界的に著名であるだけに,ターン制シミュレーションに登場させるにあたって大きな苦労があったことは想像に難くないが,「タフな身体を持ち,踏みつけやハンマーで先陣切って戦うマリオ」「耐久力は低いが,長射程の掃除機型武器で狙撃するルイージ」「チームジャンプの着地点にいる仲間を回復させるなど,連携型のスキルを持ったピーチ姫」というように,原作のイメージがうまく表現されている点は好印象である。

満を持して登場したピーチ姫は,チームジャンプの着地点にいる仲間を回復させることができる,連携重視のキャラクターだ
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ラビッツマリオは,「ブームショット」でコーン状の範囲内にいる相手全てに攻撃できる。また,隠れた敵を誘き出す「マグネットダンス」というスキルを持ち,攻撃の要となる
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 また,バトルの合間には探索ステージもあり,ここではフィールド上を移動しつつ謎を解くという,マリオシリーズ本編のテイストが取り入れられているのもポイントだ(ただし,ジャンプやダッシュと言ったアクション性はない)。

探索ステージには宝箱やコインなど色々なものが配置されている。時間内にコインを全て集めるとご褒美がもらえるなど,本編を思わせるギミックも
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 ラビッツ達も単なる脇役に留まるのではなく,元気一杯に自己主張している。中でも,ピーチ姫にライバル心を燃やすラビッツピーチが可愛らしく,このあたりはコラボの面白さが強く感じられた。

ピーチ姫に対し,無駄にライバル心を燃やすラビッツピーチ
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 “マリオの世界”と“ラビッツの世界”,そして“武器によるバトル”という,一見接点がなさそうな三つの世界がうまく組み合わされており,新たな可能性を感じさせてくれた本作。しっかりとしたチュートリアルや前述したイージーモード,そしてスキルの自動取得など,初心者への配慮もなされているので,シミュレーションを遊んだことのないマリオシリーズファンにもオススメできる作品だ。

ステージをクリアするともらえる「パワーオーブ」をスキルツリーに割り振ってスキルを取得する。割り振りはいつでもリセットできるうえ,「オススメ」を選ぶとスキルを自動で取得してくれる
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2人のプレイヤーによる協力プレイ用マップも用意されている
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