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Nintendo Switch「すばらしきこのせかい -Final Remix-」のファーストインプレッション。気になる新シナリオなど,追加要素を体験してきた
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印刷2018/09/03 00:00

プレイレポート

Nintendo Switch「すばらしきこのせかい -Final Remix-」のファーストインプレッション。気になる新シナリオなど,追加要素を体験してきた

 スクウェア・エニックスが2018年9月27日に発売予定のNintendo Switch用ソフト「すばらしきこのせかい -Final Remix-」は,2007年7月に発売されたニンテンドーDS用ソフト「すばらしきこのせかい」に,さまざまな新要素を追加した,文字どおりの“リミックス”タイトルだ。

 オリジナル版の雰囲気はそのままに,グラフィックスと音質の向上が図られ,Joy-Con操作やおすそわけプレイといったNintendo Switchならではの新要素も追加。楽曲にも新曲やアレンジ曲が増えて,より物語の核心へと迫る新シナリオも収録される。

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 4Gamerは,本作の冒頭部分および新コンテンツの一部を体験する機会を得たので,Nintendo Switchならではの操作感や新要素を中心に,そのインプレッションをお伝えしよう。


オリジナル版と同様に,画面タッチでネクを操る


 本編のストーリーは,オリジナル版と同じだ。ある日シブヤの雑踏で目覚めた主人公ネクの元に,「提示されたミッションをクリアしなければ,ネクの存在が消える」というメールが届く。それはネクが「死神のゲーム」に参加していることを示すものだった。
 何が起きているのか理解できないまま,ミッションクリアに向けて行動を開始したネクは,シキと名乗る女の子と出会い,彼女と協力して死神のゲームに挑むこととなる。

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 操作方法は,オリジナル版に近いタッチ操作と,Joy-Con操作の2種類が用意されている(Joy-Con操作の詳細は後述)。
 タッチ操作は,Nintendo Switchの携帯モード時に,本体の画面に直接触れて行う。ネクをドラッグすれば移動し,またフィールド上の人物や特定の場所に表示されるフキダシをタッチすれば,会話や調査ができるといった具合だ。

画面のアスペクト比はオリジナル版の4:3から16:9になり,グラフィックスもHD化
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舞台となるシブヤは,オリジナル版が発売された2000年代の東京・渋谷がモデルとなっている
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 本作を進行する上で重要になるのが「サイキックスキャニング」だ。画面右下の「スキャンバッジ」をタッチすると発動し,ネクの周囲にいる人達の思考の断片を読み取れる。人々の思考は他愛のないものがほとんどだが,中には重要なヒントが隠されているものもある。

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 またサイキックスキャニング中は,謎のバケモノ「ノイズ」のシンボルが表示され,これをタッチすると,ノイズとのバトルが発生する。
 バトルでは,ネクが装備している「バッジ」によって効果が変わる「サイキック」でノイズを攻撃したり,自分や味方を回復させたりして戦う。バッジはゲームの進行などに応じて6個まで装備可能。言い換えればネクは最大6種類のサイキックを使い分けて戦える。

サイキックを発動するためのバッジは,さまざまな形で入手していく
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バッジ選択画面。ゲーム開始直後に装備可能なバッジは2個だが,6個まで増える
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 サイキックの発動操作は,「対象をスラッシュ」「空間をタップ」「空間をドラッグ」「空間をホールド」など,バッジごとに異なっている。例えばスラッシュ操作のバッジでは,敵をスラッシュすることでダメージを与えるものや,スラッシュで弾き飛ばした障害物をぶつけてダメージを与えられる。
 またバッジにはそれぞれゲージが設定されている。ゲージは,各バッジを使用するごとに減少し,使い切ってしまうとそのバッジは一定時間使用できなくなる仕組みだ。

スラッシュ,タップ,ドラッグによって,発動するサイキックを使い分ける
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 もちろんバトル中もネクの移動は可能だ。フィールド同様,ネクをドラッグすることで任意の場所に移動できるほか,素早くドラッグすることで「ダッシュ」が発動する。ダッシュ中は,いわゆる回避行動のように敵の攻撃を一切受け付けないので,上手に利用して有利に立ち回りたい。

バトル中は,ネクを操作するだけでなく,パートナーを呼び出して敵を攻撃することもできる
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 オリジナル版をプレイ済みの人は,指を使ったタッチのレスポンスに違和感を覚えることがあるかもしれない。その場合は,スマートフォンやタブレット用の静電式タッチペンを使ってプレイするのも手だ。


Joy-Con操作におすそわけプレイ,そして新シナリオ「A NEW DAY」


 それでは本作で追加される新要素を紹介していこう。
 まずJoy-Con操作は,Nintendo SwitchのTVモードかテーブルモード時に,Joy-Con(L)または(R)のいずれかを使って行う。ネクの移動はアナログスティックを使うか,Joy-Conを傾けて画面内のポインターを動かせばいい。
 バトル中の攻撃は,[L](または[R])ボタンを押しながら,Joy-Conを傾けて,画面内のポインターを移動。[→]または[A])ボタンを1回押すと,タッチ操作におけるタップ,押しっぱなしでホールドやドラッグ,同じく押しながらJoy-Conを素早く振るとスラッシュとなる。

Joy-Con操作では,ポインターを敵に合わせてサイキックを発動する。基本的な部分はタッチ操作と変わらないはずなのだが,慣れるまでは少々難しい
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 正直なところ,Joy-Con操作でのバトルは,ネクとポインターという二つの位置を把握しながらプレイする必要があり,少しハードルが高いと感じた。とはいえ,アナログスティックでの移動はゲーマーにとってなじみ深いものだし,ほかの操作も慣れの問題ではあると思う。実際,試遊をアテンドしてくれたスクウェア・エニックスのスタッフは,Joy-Conで自在にネクを操っていた。

 「おすそわけプレイ」では,このJoy-Con操作を使用する。本作には,バトル中に「パートナー」を呼び出して敵を攻撃できるという要素があるのだが,おすそわけプレイは,このパートナーをもう1人のプレイヤーが操作できるものだ。家族や友人と一緒に本作を楽しみたい人は,ぜひJoy-Con操作を習得しておこう。

パートナーにはHPゲージがないので,敵からのダメージを受けない
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 さらに本作には,2種類の新たなシナリオが追加される。本編終了後の世界を描く「A NEW DAY」だ。

 「A NEW DAY」では,ネクがパートナーのビイトとともに「死神ゲーム『ハードモード』」に挑戦することとなる。舞台となるシブヤは,ランドマークの位置関係がおかしくなっていたり,見たこともない姿の死神がいたりと,様相が異なっているように見えるが,本編としっかりつながったシナリオということだ。
 ネクの脳裏に,シキが持ち歩いていたぬいぐるみ「にゃんタン」のイメージが映し出され,彼女もこの世界にいるのでは……というところから物語がスタートする。
 非常に気になる導入だが,この先の展開を知りたい人は,ぜひ本作をプレイして確かめてほしい。

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「すばらしきこのせかい -Final Remix-」公式サイト

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    すばらしきこのせかい -Final Remix-

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