企画記事
「Starfield」の新米船長が見逃しがちなTIPSを紹介。あなたの“分からん!”を解決できるかも?
広大な宇宙のどこへ向かい,何を成し,どの勢力に加担するも自由な世界。行き先は自分次第な手探りの冒険は,筆舌に尽くしがたいほどの感動に満ちており,眠るのがもったいないくらいにとにかく面白い。
……面白いのだが,チュートリアルで多くを語らないスタイルなおかげで,ゲーム内の細かい仕様がなかなかに把握しづらい。
探り探りの冒険も悪くはないが,どうせなら新米船長たちには快適な宇宙の旅を楽しんでもらいたい,ということで先人の船長たちを悩ませたアレコレをTIPSとしてまとめてみた。ブーストジャンプの使い方,常につきまとう重量オーバーの対策,禁制品の密輸方法,その扉開くんかーい! などなど,船長生活でぶち当たる「なるほど,わからん」を解決する一助になれば幸いだ。
EMERGENCYはブチ破れ!
探索中に“EMERGENCY CUTTABLE WALL”と書かれた赤い扉を見かけたことはないだろうか? この扉は近づいてもインタラクトボタンが表示されないため,きっと開かずの扉か何かだろうとスルーされがちだが,“CUTTABLE WALL”とあるように破壊可能だ。見つけたら“CUT PINS”と書かれた四隅のピンを壊して突破しよう。ピンの破壊はカッターでもいいし,銃撃でもいい。壊れればなんでもOK!
ブーストパック使えないんだけど?
装備のパックには,宇宙でのフィールドワークを補助する“ブーストジャンプ”の機能が備わっている。高台へ登るとき,落下時の衝撃を抑えたいときなど,なにかとお世話になるこの機能は,技術スキル「ブーストパック訓練 ランク1」を解除しなければ使用できない。ストーリー上でベーシックブースト機能付きのパックをもらったものの,ブーストジャンプが飛べなくてモヤモヤしていた人はスキルを見直してみよう。
なお,ブーストジャンプはジャンプ後に再度ジャンプボタンを長押しすると使用できる。きちんと使いこなせば,崖から落ちても「ブーストパック持ってないの?」なんて仲間に心配されることもなくなるはずだ!
重量オーバーは仲間,船,ロッジで解決!
持ち運べる質量が乏しい序盤では,銃やら宇宙服やら資源やらで,あっという間に重量オーバーになってしまう。重量オーバーによって酸素の消費量が増え,行動に制限がつくことを考えると,できれば重量を抑えつつ探索を続けたい。スキルや装備で重量の上限を伸ばす方法もあるが,ここでは手っ取り早くアイテムを退避させる方法をまとめてみた。
★オススメ! 船の貨物倉
船の貨物倉はコクピット内の端末からアイテムの転送が行えるほか,場所が限られるもののメニュー画面上からも転送が可能だ(メニュー画面→船→貨物室)。加えて,貨物倉はベンダーとの取引画面から直接アクセスできるので,わざわざ取り出しておく必要もなく,とても使い勝手がいいのだ。
ちなみに,船内には船長のロッカーなる端末もあるが,こちらは遠隔操作に対応していないのでご注意を。
★いざというときに! 仲間と取引
貨物倉にアクセスできないエリアで重量オーバーになった場合は,同行しているクルーに「装備の取引」を持ちかけ,アイテムを運搬してもらおう。取引と書かれていてややこしいが,アイテムを預けたり引き取ったりしても見返りは求められない。
★どうしようもないときに! ロッジの保管庫
タスクを進行するとニューアトランティス内のロッジに自室を持てるようになる。自室には容量無制限の保管庫が設置されており,なんとアイテムが入れ放題だ。ただし,アイテムの出し入れは保管庫に直接アクセスしなければ行えず,中身を売却するにもわざわざロッジまで出向かなければならない。貨物倉に比べると出し入れが面倒なので,重量オーバーがどうにもならないときや,使用頻度の低いアイテムの置き場所として活用するのがいいだろう。
船の改造ややこしい……
シップサービス技術者のもとで行える船の改造は,それっぽいチュートリアルがなくシステムを理解するまでに時間がかかる要素だ。触っていく内に仕様を把握できるとは思うが,序盤で分かりづらく,頭に「?」が浮かびやすいものに絞って改造のポイントを紹介しよう。
★モジュールの追加はシップビルダーで
シップビルダーの画面を開き,なにもない場所で“追加”ボタンを押すとモジュールの一覧画面にアクセスできる。リストからモジュールを選択し,仮置きされたものを船本体のアンカーポイントに接続すれば,モジュールの増設は完了だ。モジュールはシップビルダー画面で増やす,これ基本!
★船とモジュールのランクに注意
船に取り付けられるモジュールは,船に使用しているリアクターのクラスと同等,もしくはそれ以下のもののみ。仮にリアクター(船)のクラスがAの場合はクラスAのモジュールのみ使用でき,クラスBの場合はクラスA,Bのモジュールから選べる,という具合だ。
★兵器は兵装マウントにガッチャンコ
ハブのアンカーポイントには兵器を直接接続できないのだが,ここに兵装マウントをかませることで接続が可能になる。そのうえ,マウントには複数の兵器を接続できるため,取り付けるスペースが不足しているときにも重宝するだろう。設置場所に困ったら,構造カテゴリのマウントモジュールをチェック!
★船内に研究,クラフトの施設が欲しい!
研究,クラフト系はハブ内にある診療室,科学ラボ,工房のモジュールで増設できる。これらはモジュールリスト上の“寝台”の欄を左右にスライドさせることでモジュールの種類を変更可能だ。
診療室と科学ラボなら,研究ラボと製薬ラボの機材が,工房なら工業用作業台,宇宙服作業台,武器作業台が区画内に備え付けられている。モジュールのブランドによって工房に研究ラボがあったり,科学ラボに調理室(クッキングステーション)があったりと,設置されているものに若干の違いがある点も覚えておこう。
説得は最後のターンで巻き返せる
会話中に発生する説得は,規定のターン内に必要な説得ポイントを得られるよう選択肢を選ばなければならない。選択肢にはそれぞれ成功率が設定されており,イージー(緑),ノーマル(黄),ハード(赤)の順に成功させやすく,成功率が低いものほどポイントが高くなる。
ここで覚えておきたいのが,最後のターンで会話を成功させると“追加で1ターン得られる”ということ。残り1ターンの時点で説得ポイントが足りなくても,成功率の高い選択肢で粘り続ければ説得を成功できる可能性があるのだ。その点を踏まえるなら,はじめからイージーの選択肢でターンを消費するのは少しばかりもったいない。前半でノーマル,ハードを選びつつ,ラストは追加ターン狙いで堅実にイージーを選択するのがベターだろう。
デジピック! なんでそこにいるんや!
ロックされた扉やコンテナをハッキングして解錠するアイテム「デジピック」。いわゆるピッキングツールで,探索で見つけたら必ず拾っておきたいアイテムの1つだ。
しかし困ったことに,このデジピックは所持品の“その他”に振り分けられてしまうため,必然的に探索で拾ったガラクタの中に埋もれてしまう。売却時にガラクタと一緒にデジピックを売ってしまわないように気を付けよう(気付かずにデジピックを売り続けた船長談)。
ベンダーのリセット待ちは24〜48時間を目安に
ベンダーのクレジットや商品は時間経過によってリセットされる。そのタイミングはベンダーによって異なり,おおむね24〜48時間(現地時間)経過するとリセットがかかるようだ。購入,売却マラソンをするなら,店の近場のベッドやイスで待機するのがいいだろう。
これでスキャンも怖くない
惑星の防衛隊によって禁制品が検出されると,拘束のうえ罰金などのペナルティを課せられる。禁制品を惑星に密輸したいけど防衛隊のスキャンが怖い,という人は以下の方法を試してみてほしい。
禁制品は所持品に入れていると必ず検知されてしまうため,貨物倉に保管しておくのが基本だ。さらに,密輸の成功率を上げるならばスキャンを妨害する効果を持ったシールド付き貨物倉を搭載しておきたい。これだけでも禁制品がだいぶ検出されにくくなるはずだ。
ちなみに,シールド付き貨物倉はどの惑星でも買えるものではない。筆者が確認した範囲だが,ポリマ星系の惑星ポリマIIIにある施設“レッドマイル”(ロン・アンダーセン)と,クリクス星系にある紅の艦隊の本拠地“キー”(ジャスミン・デュランド)で購入できた。
注意したいのが,紅の艦隊に属していない状態でクリクスにジャンプすると彼らに蜂の巣にされてしまい,キーにはたどりつけないということ。レッドマイルで購入するのが簡単だが,キーに行ってみたい人はUCヴィジランスのミッションを進行して,紅の艦隊の一員になろう。惑星接近時のスキャンで禁制品を検出させるか,コロニー連合と関わりのある街で犯罪をおかせば,UCヴィジランスに出会うフラグが立つはずだ。
やばいブツはどこで売るの?
禁制品は保守的な普通のお店では買い取ってもらえない“やばいブツ”だ。もし売り先に困っているなら,貿易管理局に持ち込もう。彼らは商品の出所なんてものは気にしておらず,禁制品だろうが盗品だろうがクレジットにかえてくれる頼もしい組織だ。
安全に密輸できる設備があるなら惑星内にある貿易管理局の店鋪へ。禁制品のスキャンを受けると困る場合は,ウルフ星系の惑星クトニアへジャンプし,惑星手前にある宇宙ステーション“デン”の貿易管理局に持ち込もう。クトニア宙域はコロニー連合の勢力下ではあるが,パトロールエリア外なのかスキャンが発生しない。そのため対策なしでも安全に持ち込める。「禁制品はクトニアのデンに行け!」と言われているのは,序盤でも禁制品を容易に売買できる便利スポットだからだ。
また,会えるかどうかは運次第だが,船で宙域を行き交う貿易管理局の商人も禁制品と盗品を買い取ってくれる。
画面のノイズが気になるなら
「Starfield」をプレイしていると,暗めのシーンでノイズが出ているように感じることはないだろうか。これはフィルムグレインによる効果で,作品ならではの“絵作り”のために施されたものだ。空気感を演出するためにあえて粗さを出しているわけだが,ノイジーなのはちょっと……という人は「オプション → ディスプレイ → フィルムグレイン強度」の項目で数値を調整するといいだろう。
「Starfield」公式サイト
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(C)2023 ZeniMax Media Inc. Starfield, Bethesda, Bethesda Game Studios, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.
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