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あつまれ どうぶつの森公式サイトへ
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  • 発売日:2020/03/20
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「あつまれ どうぶつの森」が1周年! お祝い企画第3回目は,“衣・食・住”でゲームの面白さや島での生活の楽しさを掘り下げる
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印刷2021/03/20 00:00

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「あつまれ どうぶつの森」が1周年! お祝い企画第3回目は,“衣・食・住”でゲームの面白さや島での生活の楽しさを掘り下げる

画像集#076のサムネイル/「あつまれ どうぶつの森」が1周年! お祝い企画第3回目は,“衣・食・住”でゲームの面白さや島での生活の楽しさを掘り下げる
 2020年3月20日の発売から本日(2021年3月20日)で1周年を迎えた,任天堂のSwitch用ソフト「あつまれ どうぶつの森」のお祝い企画の第3回をお届けしよう。

 全3回でお送りする1周年企画の締めを飾る今回のテーマは,「“衣・食・住”でゲームの面白さや島での生活の楽しさを掘り下げる」こと。どんな着こなしも思いのままに楽しめるファッション「衣」,島の開発のパワーの源で,島をより鮮やかに彩るアイテムでもある食べもの「食」,島の住民やフレンドと特別な時間が過ごせる島の生活「住」にカテゴリ分けし,自由な島生活を楽しめる「あつまれ どうぶつの森」の魅力を3つの切り口で紹介していこう。

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 2020年3月20日の発売からもうすぐ1周年を迎える「あつまれ どうぶつの森」を,全3回の特集企画でお祝い。第1回は「これまで行われた季節のイベントやアップデートを振り返り,ゲームの魅力を再確認!」をテーマに,これまでどのようなイベントやアップデートが行われたかを振り返る。

[2021/03/06 00:00]
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 全3回でお届けする「あつまれ どうぶつの森」1周年企画。第2回のテーマは,“島(ゲーム)の外での盛り上がり”。企業や団体,ブランド,著名人が公開して話題を集めた「マイデザイン」「夢番地」と,SNSのハッシュタグや検索ワードのランキングなどの情報も取り上げ,1年の流行を振り返る。

[2021/03/13 12:00]

「あつまれ どうぶつの森」公式サイト



衣――どんなファッションも思いのまま


 まずは衣食住の「衣」。つまりファッションについて。夏場はTシャツやワンピース,冬はコートやジャケットなどでそれぞれ好きな装いを楽しみ,アウトドアでは動きやすく安全性の高い服,家の中ではゆったりとした部屋着……と,人は季節や場所,気分に合わせてファッションを楽しむわけだが,「あつまれ どうぶつの森」でもそれは同じだ。

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 島を探索するときはアウトドアルックに身を包み,家具を作るときは作業着スタイルに。サカナつり大会が始まると聞けば釣りに適した服を選び,花火大会が開催されれば浴衣姿で夏を満喫する。一人で島を散歩するときも,フレンドと集まって賑やかな時間を過ごすときも。いつも(現実)の自分と変わらずいられるのはもちろん,現実では選んだことがないファッションアイテムやスタイルにも挑戦し,“いつもと違う自分”を楽しめるのも魅力だ。

秋のサカナ釣りスタイルに,夏のムシ捕りコーデ。夏休みは浴衣で花火を楽しみ,10月のハロウィンはかぼちゃモチーフの服で過ごす……季節や場面に合わせたコーディネートを楽しもう
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傘を差し,オイルスキンのジャケットを着て雨の中お散歩。晴天や曇り,雨,雪,さらに強風に嵐? 天候に合わせたスタイルチェンジも,島の生活をより彩るものとなるだろう
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 かくいう筆者は現実世界で「アイロンをかけなくていい素材で,洗いやすく,体型をカバーしてくれるもの」程度のこだわりしかない人間だが,「あつまれ どうぶつの森」の世界では何も気にせず存分にファッションを楽しんでいる。ふだんは絶対に着ないようなジャンルの服も気軽に買ってはコーディネートを楽しんでおり,ときには「自分に合うかどうかは別として,意外とこういうテイストのファッションが好きなんだな」と,自分自身の新たな発見もあるほどだ。

着物や浴衣などの和装でバッグを背負うと,袂が絡まないようたすき掛けをするなど,描写が細かいところも注目
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服を着替えるときに使うクロゼットは,島のどこに複数置いても使用可能だ。ファッション好きは,自宅以外にも設置するといい。ちなみに筆者は,エイブルシスターズ近くに設置し,新作の服を見つけては即座にコーディネートを整えられるようにしている
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 トップス,ボトムス,ワンピース(上下セット),かぶりもの(頭),アクセサリー(顔),くつした,くつ,バッグ(背負うもの全般)と細分化されたファッションアイテムの,バリエーションやその組み合わせは膨大だ。そんなラインナップの中から自分が「これだ!」と思う組み合わせを考えているだけでもあっという間に時間は過ぎ,家のストックはさまざまな服やアクセサリーで一杯になるだろう。

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手に持つだけでコーディネートの統一感や表現したいイメージを強化してくれる,小物アイテムにも注目だ。ギミックが凝っていて楽しく,常に何かを持ち歩きたくなる
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 無人島に移住してすぐは,行商にやってくるきぬよから数点を購入できるだけだが,島が発展し,きぬよとその姉・あさみのお店「エイブルシスターズ」がオープンすれば,その楽しみは一気に広がる。その日に取り扱うアイテムの点数が増えるだけではなく,世界中のプレイヤーがオンラインで公開しているマイデザインが使えるようになるからだ(※)

※オンライン機能の利用には,有料サービスのNintendo Switch Onlineへの加入が必要となる

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 エイブルシスターズ開店の条件は厳しくなく,こちらの記事で紹介している「タヌキ商店」の建築を手伝い,それをきっかけに行商を始めるきぬよから数回アクセサリーや服を購入し,そののちお願いごとに応えるだけ。1日のプレイ時間にもよるが,のんびり進めても2週間かからずにお店がオープンするので,これから遊ぶ人でもすぐにオシャレが楽しめるはずだ。

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エイブルシスターズの次女・ことのが島にやってくることも。ファッションデザイナーの彼女のイメージ通りのコーディネートを披露すれば,「仕立てやクーポン」やことののブランド(ケイト)の服がもらえ,その時もらったケイトブランドの服がエイブルシスターズに追加される
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くつやソックス,バッグを売りにやってくるシャンク。エイブルシスターズでは手に入らない種類のバッグを取り扱っているので,来島したときは必ず品揃えをチェックしておきたい。そして望むなら,ぜひうちの島でお店を構えてほしい……

 ドレッサーで気軽に髪型や髪色,肌の色や目の色などを変えられるのも,おしゃれ好きには嬉しいポイント。無人島生活を始めて間もないころは,島中を探索して回り,集めた素材でDIYをして島をデザインすることに夢中で気が回らないかもしれないが,お金が貯まったらさまざまなファッションアイテムを揃え,マイルが溜まったらヘアカタログやメイクカタログを入手してみてほしい。今度は“気分次第で自分自身が自由に変身できる”という楽しさの“沼”にハマるはずだからだ。

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夏はこんがり小麦色の肌に,ハロウィンはゾンビや吸血鬼風に!? ドレッサーや鏡を使えば,いつでもプレイヤーの気分に合わせてイメチェンが可能だ
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着替えが楽しめるのはプレイヤーだけではない。パニエルの島のスタジオがオープンしたら,島の住民を呼んでみよう。普段とは違ったコーディネートで写真撮影に協力してくれる

 さらに,ファッションに興味のある人はSNSで「#マイデザイン」などのハッシュタグを検索してみてほしい。世界中のプレイヤーがアップしている個性的なオリジナルデザインの数々や,1周年企画の第2回で紹介したような実際にあるファッションブランドやアパレルメーカーが公開しているものなど,魅力的なマイデザインに触れられる。

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企業や団体,著名人などがたくさんマイデザインを公開している。詳しくは1周年記念企画の第2回(リンク)をチェックしてみてほしい
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 「あつまれ どうぶつの森」は,もともとゲームに収録されているファッションアイテムだけでも相当な沼だが,マイデザインによってその沼はさらに広く,深いものになる。それは,SNSでマイデザインを見ているだけで日が暮れてしまうほどで,さらに自分自身でデザインに励むようになれば,さらにマイデザインの楽しさと深みに触れられるだろう。

オシャレ上級者(?)は,マイデザインで前髪や眉毛を描き,既存のイメージをガラリと変えてファッションを楽しんでいる。こちらは眉毛と眉間のシワを描き,迫力を増してみたところ
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 本企画で筆者のこの1年のコーディネートを振り返ってみたところ,初夏と晩夏,初秋と晩秋で着こみ具合も微妙に異なっていた。水平線に浮かぶ入道雲や島を覆い尽くす雪などの,時期によって変化する美しく象徴的な描写や,季節ごとにやってくる期間限定のイベントがそうさせるのか――ゲームの世界に気温があるわけではないのに,夏は自然と薄着になり冬は服を着こんでいたのだ。
 そんな“リアルを感じさせる生活”が待っているのが「あつまれ どうぶつの森」の特徴の一つと言えるだろう。

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食――食べて元気に! 島の発展と彩りに!


 続いては,衣食住の「食」だ。満腹度のようなパラメータや,空腹で動けなくなるような要素があるわけではないが,「あつまれ どうぶつの森」には,いたるところに美味しそうな食べものがあり,それらは島の発展や島を華やかに彩るうえで欠かせないものとなっている。

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 まず,これは忘れがちなことかもしれないが,「あつまれ どうぶつの森」には“食べられるもの”がいくつか存在する。
 初めて無人島に降り立ったとき,ランダムで決まる島の“特産”となるフルーツ。日曜日の午前中にウリが販売にやってくる「カブ」。春先に竹の近くに生える「たけのこ」や,秋に木や木の切り株の周囲に生える「キノコ」。海辺に植えると“映える”ヤシの木が育つ「ヤシのみ」に,ハロウィン時期に追加された「かぼちゃ」。ほかにもイースターのたまごやハロウィン時期に販売されたアメといったイベント時期限定のものなどがあり,1個食べるごとに1回だけ,石を砕き木を根っこごと引き抜く“超人パワー”が宿る。
 岩の位置を変えたいときや,木を切り倒すことなく移植できる“食べものの力”は,遊び始めたばかりの人には必要不可欠……とまでは言わないが,島の景観を整えるのに心強いものとなるのだ。

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意外と知られていない衝撃の真実(?)。トイレに行くと,溜まっていた食べものパワーが“すっきり”なくなる。フルーツを食べすぎてパワーがありあまっているときはトイレに行こう
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 もちろんこれらの食べものは,ただ,食べてパワーを授かるだけのものではない。ベル(お金)集めという,島を発展させるための力としても重要なものなのだ。
 例えば,島の特産となるフルーツ。「リンゴ」「モモ」「ナシ」「さくらんぼ」「オレンジ」の5種類があり,そのうちの1つが島に育つ。特産以外のフルーツは,特産の100ベルに比べて高価となる500ベルで販売できるため,フレンドなどからほかのフルーツをもらい,それを自分の島で育てて増やせば安定した収入源となるのだ。

島の特産以外のフルーツを手に入れたら,さっそく自分の島に植えて育ててみよう。一か所に集めて果樹園のようにするのも面白いかも
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 そして,忘れてはいけないカブの存在。本来,カブ売りのウリは,「ばっちゃんが育てた美味しいカブ」を広めるためやってくるのだが,10個で大体100ベル前後で買えるこのカブは,なぜか(?)平日の午前と午後で売値が大きく変動し,ときには5倍近くの価格で販売できることも。売り逃すと腐って価値がなくなるので要注意だが,たくさん購入して売値の良いときに売れば,家のローン返済もあっという間という大量のベルが手に入る。

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 この,現実世界の株取引を思わせるカブの要素は,大量に購入して「もっと売値が上がるはず」と粘った結果,下落の一途を辿ったといった状況に陥り,高値で売れるフレンドの島はないか探したり,やむを得ず“損切り”する……といった,変にリアルな悲喜こもごもを生む,ちょっぴり(?)ブラックユーモアを感じさせる「どうぶつの森」シリーズではおなじみのもの。そんな酸いも甘いもかみ分けながらカブを島の発展に活かすのも,「あつまれ どうぶつの森」のだいご味の一つだ。

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 そして,忘れてはならないのが,フルーツを素材にDIYで製作できる家具や,食事や食卓,食べものなどをモチーフにした家具やアイテム。実際には食べられないが,島に生活感を生み,より華やかで賑わいある雰囲気を生み出してくれるものとなっている。

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 タヌキ商店で買える「ピクニックバスケット」,桜の花びらを素材にDIYできる「おはなみセット」,たけ(竹)から作る「たけのべんとうばこ」や「ながしそうめん」……こうしたアイテムを外に配置すれば,季節に合わせたピクニックや花見気分が味わえるし,「ちゅうかテーブル」を購入して「オリエンタル」や「ちゅうか」と名の付く家具やアイテムで飾れば,自宅はもちろん外に中華料理店も作れる。このようにお店を作れば,島がより賑わいある町となるだろう。

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 「あつまれ どうぶつの森」の食に関して,筆者には一つ夢がある。それは,サンクスギビングのイベントのフランクリンのように,島の住民たちに料理を振る舞うこと。家具やアイテムのプレゼントという形でもできるが,DIYの感覚で,島で獲れるサカナや海の幸,フルーツなどを使った料理ができる日はいつか来るだろうか……。

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住――素敵な仲間たちと過ごす特別な時間


 衣食住の3つ目となる「住」では,住まいである家だけではなく,島の暮らし全体――DIYや島の開発,季節で異なる風景や催し,ともに素敵な時間を共有し合う仲間たちなどを紹介しよう。

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 島に初めて降り立ち,手つかずの自然の中でのキャンプ生活から始まった島での暮らし。所持金も道具も何もない状態から,住みよい島を作り上げるうえでの最初の一手がDIYだった。
 サカナを釣るためのつりざお,岩や木を叩いて素材を得るためのオノ,幅の広い川を飛び越えるためのたかとびぼう……。たぬきちからDIYの手ほどきを受け,住民からのアドバイスや海岸に流れ着いたメッセージボトルなどからDIYのレシピを手に入れて,さらに便利な道具や家具が作れるようになり,自分にとって住みやすい環境,住むことを夢見た理想の島ができあがっていった。

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 テント暮らしを卒業し,マイハウスを持つころになると,家の外観を変更したり,公共事業として橋や坂を作ったりできるように。タヌキ商店や博物館,エイブルシスターズといった施設ができ,島の賑わいを知って移り住んできた住民の家が増えていく。
 建物の移築なども交えながら住民たちの家の周りの景観を整え,広場や公園を作り,島の一角にシーズナルなスペースを設ける――そんな,自分が思い描いた島を作り上げていく過程は楽しくて仕方がなく,そしてやりたいことが無限に湧いてくるのがDIYや島の開発の魅力だ。

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 島の景観が整い,島の評判が☆3になると開放される「島クリエイター」が使えるようになると,その楽しさはさらに増す。舗装工事や河川工事,崖工事などのいくつかのライセンスがあり,これをマイル交換で入手することで,石だたみやタイル作りの道を敷いたり,崖や地面を削って平地や川を作ったり,地面を盛って高台を築いたりできるようになる。完成図をイメージしながら島全体を開発できる島クリエイターは,「もっと細かいところまでイメージ通りの島に作り上げたい!」という人にとって,その理想を叶えてくれる夢のツールだ。

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「島クリエイターは楽しいけど,自由度が高すぎて何から手を付けたらいいか分からない……」という人は,フレンドの島や「夢番地」で公開されている島に遊びに行き,それを参考にするといいだろう(画像は1周年企画の第2回(リンク)で紹介した千總の1555島)
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 島の景観を整え,美しく飾るうえで欠かせないのが花や低木だ。特産品のフルーツと同様に,島に生えている花は最初は2種類のみだが,フレンドからもらったりレイジの園芸店でタネを買ったりすることで種類は増え,また種類によって開花時期が異なる低木は,島を華やかにするだけではなく,季節感を生むのにも一役買う。
 花の特徴といえば,植える位置によって異なる色の花が咲くところ。赤と白を組み合わせればピンクの花が咲き,赤と黄色を組み合わせるとオレンジの花が咲く……といったように,それは自然界の遺伝法則に則っており,しっかりと研究すれば貴重な青いバラを咲かせることも可能だ。

エアポートから島の中心部に向かう道に花や低木を用意すれば,お客さんとして招いたフレンドが喜んでくれるかも
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夏にはハイビスカス,秋にはキンモクセイ……季節によって異なる花が咲く低木は,島の季節の移り変わりをより強く感じさせてくれる
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 島を彩るのは名前のある花だけではない。筆者が推したいのが,季節ごとに違う顔を見せる「ざっそう」。きれいさっぱり抜いてスッキリさせてしまうのもいいが,実は意外と島の個性付けにもってこいなアイテムで,これを活用しているプレイヤーも少なくないのだ。
 「そういえば,1年目の3月に丈の長い雑草が生えていたけど,まだ見当たらないなあ」……そんなことを考えながら,小さな発見を探して島の中を散歩する。そんな時間はなかなか心地よく,おすすめしたい島の暮らし方の一つだ。

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 季節の変化を楽しむうえで,風景の変化や1周年企画の第1回(リンク)で紹介した季節のイベントと合わせて楽しんでほしいのが,季節限定のアイテム集めだ。
 春は「はるのわかたけ」に「さくらのはなびら」,夏は「なつのかいがら」,秋は「どんぐり」「まつぼっくり」「キノコ」「もみじのはっぱ」で,冬は「オーナメント」と「ゆきのけっしょう」といったように,四季折々のアイテムが入手できる。もちろんこれらを素材にしたさまざまな家具や飾りが作れるのだが,手に入る期間が限られている上にレシピも豊富で,1シーズンでのコンプリートは難しい。「次こそ全種類を製作するぞ」と,2年目のシーズンを迎える時のモチベーションの一つになっている人は少なくないはずだ。

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 「あつまれ どうぶつの森」の最大の魅力とも言えるのが,ともに島で暮らすどうぶつたち。たぬき開発のたぬきち,まめきちつぶきちたちと,ともに移住してきた2人の移住者と島の名前を考え,ナシのジュースで乾杯したキャンプファイヤーから始まった島の生活は,“心地の良い距離感での交流”に溢れている。

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 ささやかなプレゼントを贈り合う。一緒に口ぐせを考える。ふたりだけの合言葉を決める。ニックネームを考える。日々の挨拶を交わし,ハチに刺されたときは心配される……と,ひとつひとつはささやかな出来事でも,それぞれのどうぶつたちとの大きくて大事な思い出となるのだ。

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 2月末が誕生日の筆者は,先日ついに島の住民たちから誕生日を祝ってもらえた。1年近く待つことになったけれど,そのぶん感動もひとしおで彼らのお祝いする気持ちが嬉しく,いまも心に残っている。広場にはとたけけがいて,誕生日のお祝いソングを歌ってくれた。島の暮らしは本当に温かい

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 どうぶつたちだけではなく,同じ島に暮らす家族や,ときおり遊びに来てくれるフレンドも大事な仲間だ。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大でなかなか外出ができなかった2020年。家ごもりの時間に島で遊び,フレンド登録した直接会えない友人や仲間と,共に同じ時間を過ごしたという人だって多かっただろう。

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 8歳の子どもがいる筆者も,子どもと一緒に家で遊ぶ時間,島で生活し,一緒に散歩したり博物館を見学したりといった体験や学習は,家で過ごす親子のコミュニケーションにもとても役立った。ムシやサカナ,化石,植物,アート作品,それらを展示している博物館の“リアル”な描写も,それらに興味を持つきっかけになったと思う。

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 博物館の大水槽を雄大に泳ぐジンベイザメを指さし「これ,俺が捕ったやつ!」という子供を見ると,えも言われぬ思いが込み上げてくる。同じように,ともにゲームを遊びながら,それをきっかけに生きものや化石,植物を勉強したという親子は少なくないのではないだろうか。

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 たくさんのどうぶつたちとのふれあいで島での生活は成り立っており,そのひとつひとつに癒される――それはプレイを開始した時期や日数,頻度に関係なく,誰でも体験できるのが「あつまれ どうぶつの森」のなによりの魅力だ。2年目のシーズンが始まったいま,これから遊ぶ人はもちろん,島から足を遠のいていたという人も久しぶりに住民たちに声をかけてみてはいかがだろうか。
 「しなきゃいけない」ではなく「したいことができる」という自由な遊び方で,自分自身で理想の島を作り,住民たちやフレンドと交流し,のんびりした時間を過ごしてみよう。

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「あつまれ どうぶつの森」公式サイト

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