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[TGS 2018]吉岡麻耶さんと井澤詩織さんが“ゲームの収録現場”をテーマにした生アフレコに挑戦。「夢現Re:Master」のステージをレポート
本稿では,大鳥あい役の吉岡麻耶さんと太刀花なな役の井澤詩織さんによる生アフレコや,歌手の亜咲花さんによる主題歌初披露で盛りあがったステージの模様をお届けする。
「夢現Re:Master」公式サイト
“キラ☆ふわガールズラブゲーム制作会社アドベンチャーゲーム”を謳う本作の主人公が,吉岡さんが声を担当する大鳥あい。あいは,とある理由で妹のいるゲーム会社「ユリイカソフト」に飛び込み,ディレクターやシナリオライター,イラストレーターといった個性的な人々と関わることになる。
あいを取り巻く人々の1人として登場するのが,井澤さんが声を担当する太刀花なな。ユリイカソフトの事務や経理などを担当しているが,実は売れない声優であるという,なかなか現実味のある設定だ。
新作なのに“リマスター”とは風変わりなタイトルだが,ディレクターのみやざー氏によると,「ゆリマスター」という略称が先にあり,そこから正式名称が考えられたのだという。「百合(ガールズラブ)かつゲーム会社の話だとわかるように」というコンセプトの元,「ゲーム会社っぽい単語」として「Re:Master」という言葉が選ばれたそうだ。
ゲーム会社が舞台となったきっかけは,アニメ制作現場を詳細に描いた“業界モノ”アニメの存在。「自分たち(しまりすさんちーむ)はゲームを作っているのだから,ゲーム会社を舞台にしよう」となり,本作の基本設定が決まったのだという。
そうしたゲームのコンセプトを反映してか,ステージでは“ゲームの音声収録現場”をテーマとした生アフレコが行われた。
普通,こういったステージの生アフレコというと,声優が舞台上で自身のキャラクターを演じるものだが,今回は役が正式に決まる前のテストを再現したものという,なかなか興味深い設定となっていた。
みやざー氏がゲーム側のディレクター,井澤さんが音響ディレクターという配役で,“あい役の候補である声優の吉岡麻耶”が収録現場に到着。いかにも業界っぽい挨拶や,スマートフォンの電源を切り,水を飲んで準備を整えるくだりなどが実にリアルだった。
井澤ディレクターの「家で作ってきたキャラを聞かせてください」という,こちらも現場っぽい呼びかけに応じた声優・吉岡麻耶が台本にある台詞を読み上げると,みやざーディレクターも満足した様子。これならあい役は声優・吉岡麻耶に決まりそうだ……という雰囲気でこの1幕は終了した。
続いて吉岡さんと井澤さんが配役を入れ換え,第2幕がスタート。“なな役のオーディションを受けにきた声優・井澤詩織”がやってきた。声優・井澤詩織は,なな役について“媚び媚び”と“サバサバ”の2つの演技プランを持ってきたが,みやざーディレクターの判断で“サバサバ”に決定。声優・井澤詩織はディレクターの希望に応えて“サバサバ”の演技でテストに挑むと,こちらもみやざー氏から良い反応が返ってきた。
普段はこうしたテストを目にする機会がないだけに,生アフレコも興味深く見ることができた。とくに井澤さんが複数の演技プランを用意してきたり,吉岡音響ディレクターを見て「女の人だ,嬉しい」と安堵する辺りは面白く,ゲーム本編での業界描写にも期待が高まる。
なんとこの曲はレコーディング前の段階で,一般に披露するのは今回が初めて。亜咲花さん曰く「ラブラブな2人が未来へと歩んでいく曲であり,歌詞の中に“あい”と“こころ”という主人公姉妹の名前が入っていて,ゲームとリンクした内容になっています」とのことだ。
ゲームの制作現場が舞台という,ゲームファンなら気になるであろう本作。詳細は[こちら]に掲載しているので,記事をチェックしつつ2019年2月の発売を待とう。
「夢現Re:Master」公式サイト
4Gamerの「東京ゲームショウ2018」特設サイト
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(C)KOGADO STUDIO,INC.
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