インタビュー
[インタビュー]あんスタアイドルの魅力を伝える配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」最終回! “卒業”を迎えたキャスト&制作陣の心境は?
Happy Elementsがおくる「あんさんぶるスターズ!!」(以下,「あんスタ!!」)の配信番組「ドキドキ!あんスタゼミナール」(以下,「ドキスタ」)第23回が,2023年11月16日に公開された。「あんスタ!!」初心者やあんスタアイドルが気になる人のために,授業形式でキャラクターの魅力を届けてきた「ドキスタ」は,このたび第24回をもって全アイドルの授業が終了となった。これを記念して,本稿では塾長兼MCであるハライチの岩井勇気さん,受講生であるWエンジンのチャンカワイさんと「あんスタ!!」出演声優の永塚拓馬さん(黒根ひつぎ役),そして番組の制作を務めたスタッフへのインタビューをお伝えしよう。
最終回お疲れ様でした!
岩井塾長,チャンさん,永塚さん収録後インタビュー
4Gamer:
最終回の収録お疲れ様でした! まずは感想を聞かせてください。
岩井勇気さん(以下,岩井さん):
僕は“塾長”という形で番組に出演させていただきましたが,2人に教える立場でありながら,僕自身もキャラクターのことをいろいろ知ることができました。一人ひとりを掘り下げていくなかでキャラクター同士の横のつながりも感じられ,「あんスタ!!」ってすごいなと思いましたね。やっぱり,そこに作品の魅力が詰まっているなと。
チャンカワイさん(以下,チャンさん):
“初心者”という立場で,「何も(作品のことを)知らなくて結構ですよ」と言われて出演できる番組なんてないですよね。文字通りまっさらな僕が知識を得ていく様子を,視聴者の方が「そうそう!」って見て楽しんでくださる感動がありました。すごく新鮮で,ほかのテレビ番組などではない感覚でしたね。楽しかったです!
永塚拓馬さん(以下,永塚さん):
「あんスタ!!」はすごくシナリオの数が多い作品です。こうして制作者の方が“推しポイント”を紹介していただけると,なんとなく感覚で把握していたキャラクターの良いところを,明確に理解できるなと思いました。それをこの3人でお話することによって,より愛が深まりましたね。元々「あんスタ!!」を知っている人にとっても,彼らへの愛がどんどん深くなる番組にできたんじゃないかと思っています。
4Gamer:
ありがとうございます。今だから言える裏話や思い出のエピソードはありますか?
永塚さん:
「3大『ここ惚れ』ポイント」のフリップの,穴埋めの紙がなかなか剥がれなかったりとか……。
岩井さん:
穴埋めと言えば,その単語をチャンさんが当てようとする頑張りですかね。面白くしようと思ってわざと外していたのかもしれませんが……。最終回も,本当は当ててほしかったです……。
チャンさん:
いやいや,ファンの方は分かっていたかもしれませんけど,僕みたいな初心者には当てられるわけない感じでしたよね!?(笑)
4Gamer:
最終回も惜しかったですね……! では逆に,チャンさんからは何かありますか。
チャンさん:
僕が言いたいのは,塾長がアイドルの露出の激しいカットを鑑賞する時間はオンエアの3倍はあったということです。「この鎖骨の部分が……」とか言って。あと,永塚さんもチラ見せ筋肉が大好物なので,実はけっこう時間をかけて筋肉を楽しんでいらっしゃったんです。
永塚さん:
そうですね……(笑)。
岩井さん:
そういうところは「あんスタ!!」の魅力でもありますね。服の隙間とか。
チャンさん:
あははは! じゃあそれはぜひ,「ムラムラゼミナール」の時に……(笑)。
4Gamer:
期待しています。ちなみに皆さんも番組をとおして“一推し”は決まりましたか? ぜひ,最終的に心に決めた推しがいれば教えてください。
岩井さん:
僕はもうずっと(月永)レオですね。でもレオ以外で言うなら……(仙石)忍と(礼瀬)マヨイが良いなと思ってます。今日収録したマヨイなんかゾクゾクしましたね(笑)。忍くんを紹介したときも「いいな」と思っていたので,この2人の絡みが好きだなと。
4Gamer:
忍者同好会ですね。では,永塚さんはいかがですか。
永塚さん:
基本的には箱推しなんですが,「ドキスタ」の授業を受けて瀬名 泉くんが気になったのはありますね。第一印象だと毒舌で接しにくそうなイメージもあるキャラですが,面倒見が良いところやプロ意識がすごいところに惹かれました。本当の意味で優しい人なのと,歌声が唯一無二でもっと聴きたくなるところも魅力的だなと。
チャンさん:
僕はずっと(乙狩)アドニスくんが気になると言ってました。あと,あらためて全員を振り返ってみたら(春川)宙くんが一推しになったかもしれません。共感覚の持ち主というところで,彼がステージからお客さんの感情が変わる色を感じているところを,プロデューサーとして舞台袖から見守りたいなと。
4Gamer:
なるほど……! あと,「MaM」の三毛縞 斑も気になるとおっしゃっていましたね。
チャンさん:
そうなんです。この番組のコメントなどを拝見していて,ファンの方から「チャン,(キャラのことを)よく分かってるじゃん」とおっしゃっていただいたことに喜んでいたら,「MaM」はまったく掴みどころのない人で……。「分からないのに惹かれる」っていうところがすごいし,それが魅力だというのが面白かったです。でも本当に,選ぶのが難しいなんて生意気なことを思ってます。初心者やのに。
4Gamer:
いえいえ,だからこそ選ぶ楽しさがありますよね。では最後に,「あんスタ!!」を始めようか迷っている人の背中を押す一言を絡めつつ,読者に向けてメッセージをお願いいたします。
岩井さん:
「ドキスタ」を見ていただければ,「『あんスタ!!』はチャンカワイですらハマる」ということがよく分かっていただけると思います(笑)。
チャンさん:
いや,本当にそう……!
岩井さん:
すごく易しく説明している番組なので,まずはどの回でも構いませんので見ていただきたいですね。そこから入っていきやすいですし,楽しんでいただけると思います。
チャンさん:
本当に,よく(出演者に)僕を選んでいただいたなと思っています。こんな僕がどんどんのめり込んで,ダウンロードするのを我慢するまでになるっていう(笑)。まだ「あんスタ!!」をプレイしていない方にはぜひ,初心者であることを誇りに思ってほしいですね。「知らないことが宝」っていうのは,プレイしている人たちがすごくうらやましがっていることですから。この「ドキスタ」にはそういった文化もありますし,ぜひ一緒に初心者を楽しんでもらえたらと思います!
永塚さん:
「あんスタ!!」はすごく歴史の長いコンテンツなので,そういう意味で今から始めるのを躊躇している方がいらっしゃるかもしれません。でも自分が感じるのは,「あんスタ!!」って変わり続けているんだなっていうことなんですよ。昔から知っている人でも,常に新しい方向へついていっているわけです。だから,どのタイミングで入ったとしても最新のところで始められるので,いつスタートしても良いコンテンツだと思います。
岩井さん:
うんうん。
永塚さん:
あと番組をとおして思ったのは,アイドル一人ひとりに対するスタッフさんの愛が強いことです。ただのコンテンツで終わらせないぞというか,本当にアイドルが生きていて,ちゃんとして物語があるという。皆さんの心に訴えかける作品を作っていらっしゃるので,今からでも始めて後悔はありません! ぜひ一緒に,これからも楽しんでいただけるとうれしいです。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
制作陣の執念と愛で作られた「ドキスタ」。
ここだけのエピソードを制作陣に聞く
“手作り感”が満載だった「ドキスタ」制作現場
4Gamer:
1年間,本当にお疲れ様でした。まずは番組の制作にあたり,初期のエピソードを教えていただけますか。
「あんスタ」チーム 外部施策ディレクター/HA氏(以下,HA氏):
確か1年半くらい前,「あんスタ!!」が7周年を迎える年の始めですかね。もっと新規プレイヤーの皆さんにアプローチをしていこうという話になり,何か番組でフォローできることはないかと考えたのが始まりでした。
まずは自分のほうで番組の形を作るところ「fine」や「Trickstar」まで担当して,以降は「ウキスタ」(「ウキウキ♪ あんスタ情報局」)を担当していたスタッフにバトンタッチする予定だったんですが,ウキスタ担当のライフイベント的な事情もあり,なんだかんだ結局最後まで自分で続けることになりました(笑)。
4Gamer:
HAさん自らずっと,番組の内容制作まで関わっているんですね! では,実際の制作の流れとしてはどのような感じだったのでしょうか。
HA氏:
まずは各アイドルに対してテーマを3つ設定して,次にNA(「あんスタ」チーム コンテンツプランナー)がそのテーマに沿って,各ストーリーやスチルのどこからピックアップしていくかを考えました。
それができたら今度はまた自分のほうで,映像で紹介していくシーンを決めて,その後に台本を作って……という流れでした。NAが担当した「テーマに沿ったシーンを選ぶ仕事」が一番重要で大変な部分だったのですが,毎回バッチリ候補を出してくれたので,そこは適材適所うまく分業ができて良かったですね。
4Gamer:
NAさんは普段,シナリオや世界観の監修などを行われていますよね。
「あんスタ」チーム コンテンツプランナー/NA氏(以下,NA氏):
そうなんです。本業の仕事をしながらなので,この番組の制作で夜遅くまで作業しているようなこともありましたね。
最初は月に1日くらいの作業という話だったんですが,それでは済まなかったですね(笑)。私がこだわりすぎたのもありますが……。
HA氏:
いざスタートしたら結構ハイカロリーで,自分もNAも通常業務を手放すことはできないし,そもそも引き継いでいく前提でスタートした番組だったので,こうして無事に完走できたのでひとまず安心しました。
4Gamer:
いや,あれだけの情報をあの短時間にまとめるのは本当に大変だったと思います。一人ひとりに莫大なストーリーや背景があって,人数も50人近くいるわけですから。
HA氏:
もちろん社内にサポートしてくれるスタッフはいたんですが,実際に画面のスクショを撮ったりするような地道な作業も膨大でしたし,どうしても制作がギリギリになってしまうため,収録時に使うインサート映像なども自分で作ったりしていました。
そんなこんなで現場的にはかなり“手作り感”の強い制作になりました。
4Gamer:
それを1年と少し続けてきたと……。いや,本当にかなりの作業量だったと思います。
NA氏:
かなり力技でやっていたところもあって,言ってみれば“執念”みたいな感じでしたね。始まったら止まれないから走り続けるしかない! っていうような(笑)。
相関図や早口解説の誕生秘話について
4Gamer:
おそらく,視聴者の想像以上の作業量だったのではないかと思います。では,番組制作の裏話はありますか。
HA氏:
実は「ユニット」ごとの相関図はNAの手書きなんです。あらためて振り返ってみると,結構丁寧に書かれていますよね。
NA氏:
相関図に関しては主観ではなく,作中で表現されている客観的な事実しか書かないようにしていました。でも本当に手書きのまま出すとは思っていなかったので(笑),最初の頃と最後の相関図では,少し書き方やテイストが違っていたりします。
HA氏:
あそこは絶対に手書きがよかったんですよ。フォントでやってしまうと無機質な表になってしまうし,勉強というテーマでやるからにはノートに書かれたもののように手書き資料にしたかったんですね。
加えて,地味なこだわりなんですが,ああいった資料は絶対にクラウドストレージサービスなどで配布したかったんです。勉強のための教材なので,生徒=視聴者の方々に配ってこそかなという。
4Gamer:
確かに本物感がありました。アンサンブルスクエアの社員から配布された資料,といった感じで。
NA氏:
ファイル名もこだわりましたよね。あえて本物の資料っぽくしようみたいな。ファンの皆さんにも楽しんでいただけたようですし,結果として配布して良かったと思います。あと,録り下ろしのボイスも喜んでいただけました。
HA氏:
最初は録り下ろしにする予定はなかったんですよね。誰か1人でも録り下ろしをしたら,全員分収録したくなりますし。でも,NAから「絶対にやったほうがいい」という提案があったのと,あったほうが確実に喜んでもらえることは分かりきっていたので,じゃあ頑張るか……! みたいな。
NA氏:
イベントストーリーはフルボイス化する可能性はありますが,スカウトはまずなくて……自分自身も「これは絶対にボイスで聴きたい」みたいなところがあったんですよ。私は音声収録担当でもあるのですが,本当にキャストの皆さんが頑張って協力してくださいました。実際に番組を見てくださっていたキャストさんもいらっしゃってうれしかったです。
4Gamer:
では,番組を作るうえで工夫されたことはありますか。
NA氏:
工夫という意味では,早口解説がそうかもしれません。それぞれワンシーンしかピックアップできないから,前後のつながりが分からないなと。
HA氏:
あれも工夫ではありつつ執念でもありましたね。やっぱりあの尺で収めようとするとなると,大事なところでも説明しきるのって無理なんですよね。ただ,拾いきれなくても,誤解されたくないし正しく伝えなきゃいけないわけで……。ということで,配信媒体の利点である「見返せる」というところを活かして,読めなくてもいいから詰め込んでみようということで入れてみました。
4Gamer:
すると,あれはHAさんが書いていたということですか?
HA氏:
はい。本来であればコンテンツチームの人間に書いてもらうのが良いんですが,僕がこの番組に求めている“よく分からない熱量”みたいなニュアンスを出してもらうのは難しかったし,何よりほかの人に振っている時間もなかったし(笑)。
4Gamer:
確かに毎回,生の声っぽい内容にはなってましたよね。
HA氏:
実際にもあまり推敲せずにとにかく文字数やバランスなどは考えず書き殴って,最後にほんの少しだけ整理したくらいです。だから「てにをは」などおかしいところもたくさんあるんですが,それも含めて「オタクの早口だから!」みたいな。とにかくパッションをぶつけているという演出でありつつ,実際に本物の情熱でもあります。
4Gamer:
ほかに工夫などはありましたか?
NA氏:
あと変則的だったのは,「流星隊」回で年表を差し込んだことでしょうか。
HA氏:
ちょうど「流星隊」がパワーアップしたタイミングだったこともあり,そのあたりの内容をどうお伝えすれば一番語弊がなく,伝えたいように伝えられるかな……というところで,「NAさん年表いけますかね」みたいなオーダーがありました。
結局,これも工夫というか力技でしたね(笑)。でもこの番組については「収録日が近いから絶対に資料を完成させないと」という感じで,毎日の作業の1つのようになっていました。
数々の名言も飛び出した,
キャスト陣の起用について
キャスト陣の起用について
4Gamer:
「ドキスタ」に岩井さん,チャンさん,永塚さんをキャスティングした理由をあらためてお聞きしたいです。そもそも最初から,キャスト以外の方も起用しようと考えていたのでしょうか。
HA氏:
はい,自分のなかではそう決めていました。初心者向けの番組ということもあって,ほかのメディアにもよく出ているような顔なじみのある方にお願いしたいと考えていました。
岩井さんに関してはやっぱりアニメやゲーム系の仕事を多くされていましたし,そもそも以前「あんスタ」でもお仕事をご一緒していたこともあって,満場一致ですぐに決まりましたね。
4Gamer:
チャンカワイさんについてはいかがですか?
HA氏:
ただ解説をして終わりということではなく,キャラクターを紹介していく番組としてのゴールが必要だなと思ったんです。観終わったとき,「推しにしたい」とか「魅力的だ」と思ってほしいなと考えて……ワンアイデアではありますが,「惚れてもらいたい」と。
4Gamer:
なるほど!(笑)
HA氏:
そのため,どうしてもチャンさんが良いという話をさせていただきました。
4Gamer:
「あんスタ!!」を好きないち視聴者として,チャンさんは本当に素晴らしいキャスティングだったと思います。コンテンツやキャラのことをまったくご存じないにもかかわらず,リスペクトと愛情を持って取り組んでくださっているのがすごく伝わってきました。
HA氏:
我々制作陣としても,本当にそう思っています。そもそも普段あまりゲームなどをされる方ではないと聞いていたので,実際どういう反応をしてくださるんだろうなと。……ご一緒してみて,惚れる,惚れないとかはもはや関係ないくらい,毎回すてきなコメントをしてくださいましたね。「実は(もうすでにストーリーを)読んでいるんじゃ?」というくらいに鋭い考察があったり,本当にすごいなと思いました。
4Gamer:
キャラクターときちんと向き合って,良いところをたくさん拾い上げてくださってましたよね。
NA氏:
そうですね。あとは岩井さんもですが,やっぱり芸能界にいらっしゃる方の視点があったのも大きくて。それこそ「MaM」の回のお祭りの仕事の楽しさや苦労の話とか……。
(乙狩)アドニスのときにファイヤーダンスの話(「UNDEAD」後編)も出ましたよね。
HA氏:
普通は「これ(ファイヤーダンス)って本当に熱いんだよ!」なんてコメント出てこないですよね(笑)。ご自身の多種多様な体験を紐づけた発言をしてくださって,珍しい視点で物事を語ってくれたのも最高でした。
4Gamer:
では,永塚さんについてはいかがですか。
HA氏:
まず,やっぱり声優さん側の視点も欲しかったのはありました。ただ既存のキャストさんはすでにキャラのことをご存じなので,新鮮なリアクションを取りにくいかなと。また黒根ひつぎの役どころがプロデューサーということもあったので,各キャラを平等に語るのであれば永塚さんしかないなと。それにしても,永塚さんもすごく勉強熱心に取り組んでくださいましたね! 塾としての視点でいうと最高の優等生でした。
NA氏:
芸人さんと一緒に,あそこまでのレベルで穴埋めクイズに挑戦してくださったのもすごかったですよね。
4Gamer:
本当ですね(笑)。この番組はキャスティングによって面白さがかなり変わったのではと思いますが,ベストなメンバーだったんじゃないかと感じました。
HA氏:
そうですね,結果的にすごく良いバランスだったと思います。
NA氏:
この番組はちゃんと筋書きや台本があって……と思っている視聴者の方もいらっしゃると思いますが,完全にぶっつけ本番だったのはあらためて言っておきたいです(笑)。本当に,キャラに対する生の反応や感想だったという。
4Gamer:
確かにそう感じる方もいるかもしれません。「3大『ここ惚れ』ポイント」もガチの回答でしたよね。現場で拝見していると,カメラマンやスタッフの方も思わず笑いをこらえている場面がよくありました。
HA氏:
台本を見せたいくらいです(笑)。
NA氏:
一番「あんスタ!!」初心者であるチャンさんは,本番ギリギリまで資料(番組で使われていたもの)をじっくり見てくださって,本当にありがたかったです。
4Gamer:
生の反応のなかで印象に残っているものなどはありますでしょうか?
HA氏:
生の反応といえば,「MaM」の回は焦りました。ご視聴してくださった方は分かるかと思うのですが,本当に最後まで「一体この人は何なんだ!?」という感じで終わったんですよ。
4Gamer:
はい,そうなっていましたね(笑)。
HA氏:
どう編集しようかな……とNAとも話しましたね。ただ,実際に斑って掴みどころがない人物なのは間違いがなくて,そのミステリアスさ自体が本質というか,魅力ではあったんですよね。そういう意味では本質を一番ちゃんと説明できた形なのかなとは思ってます。中途半端に分かりやすい切り取りをしてしまってもダメですし。なんにせよ一番印象に残る回になりました。
4Gamer:
チャンさんもインタビューで言及されていました。では,NAさんはいかがですか? 思い出深い回があればぜひ。
NA氏:
面白いコメントが印象に残っています。腹筋のラインを「ありがとうの線」と仰っていたのは,しばらく引きずって思い出し笑いしました。
4Gamer:
“語録”がたくさん生まれましたよね。さすが芸人さんという感じでした。
HA氏:
そうですね。先ほども話しましたが,芸人さん……芸能界の方だからこそのコメントが本当に素晴らしかったです。「『2wink』が前座を務めたのは誇らしいこと」とか,気づきを得るところもありましたね。
4Gamer:
今回の番組を制作して,感じたことなどがあればお聞かせください。
HA氏:
少し大きい話になりますが,「あんスタ!!」って何か新しいことをやろうとすると,「ちゃんと全キャラをフォローできるか」を一番最初に考えなければいけないんです。平等に展開してあげたいですし。例えパッと見で良い案件があったとしても,全体を俯瞰して横並びで考えたとき,見送らなければいけなくなることもありますし。
そういう意味で,何かをスタートするときには相応の覚悟をして臨まなければいけないんです。だから覚悟をして臨んだつもりではあったのですが「ドキスタ」は思った以上に大変でしたし,あらためて「あんスタ!!」ってすごいなって(笑)。
4Gamer:
それでもやり遂げられました。
NA氏:
最初の収録が昨年の夏ごろだったので,1年と少しですね。そこからどんどん忙しくなっていきました。これは本当に,コンテンツやキャラを好きじゃなければできなかったと思います。
HA氏:
それは本当にそうです。この番組を作ったことで,アイドルたちのことをもう一度ちゃんと好きになりましたね。ああ,この子ってこういうところがあったよなみたいな,あらためてキャラや過去を見返す良いタイミングになりました。
NA氏:
映像を見ていても,数々の思い出が走馬灯みたいに蘇って涙が出てきますよね。
4Gamer:
分かります……。
NA氏:
推しポイントも3つに絞っていたので,まだ紹介しろって言われたら全然できますよ(笑)。
4Gamer:
それでは,最後に一言いただけますか。
HA氏:
見ているプロデューサーの方々があらためて「そうそう!」と共感することはもちろん,新しい気づきを与えてくれた番組になったと思います。初心者向けに作った番組でしたが,ずっとプレイしている方にとっても新しい発見の機会になったんじゃないかなと。
4Gamer:
そのとおりだと思います。
HA氏:
もしかしたら,キャラについて自分の好きな部分とは違うものをピックアップされていたところもあったかもしれません。でもこの番組の内容も見解の1つではあるので,そういうことがあっても良いと思っています。たくさんの方が見てくださって,コメントをくださって本当にうれしかったです。大変な作業ではありましたが,そうしたメッセージに「次も頑張ろう」と思えました。制作さんもそうですが,本当にみんなで作ってきた番組だったなと感じています。ここまでご視聴いただき,本当にありがとうございました。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
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