新食感バトロワ「ソーセージマン」の主役を使って作る，一風変わったお祭りメニュー。俺のコラボカフェ：Menu 045

　4Gamerをご覧の皆様こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。様々なゲームをテーマにした料理をプロの料理人が本気で作って勝手に発表する「俺のコラボカフェ」，今月もよろしくお願いします。

　食べ物に関連するゲームのチェックには余念がない私ですが，またおもしろいゲームを見つけてしまいました。それは「ソーセージマン」です。その名の通り，ソーセージのキャラクターを操り，様々な武器で戦うオンラインシューティングゲームです。FPS/TPSは令和の時代を代表する一大ジャンルになっていると感じます。「荒野行動」「Apex Legends」「フォートナイト」と，どれも平成後期から令和で大ヒットしたタイトルです。オンラインシューティングがここまで流行ったのは，やはりほぼすべての人がインターネットに常時接続できることの証明といえるでしょう。すごい時代になったものですね。


　「ソーセージマン」はグラフィックスも演出もポップでとてもかわいいですが，なかなかどうして中身は本格派。「新食感バトロワ」をキャッチコピーに，戦いが繰り広げられます。水中での戦闘やゴムボールを使ったアクションや2段ジャンプなども斬新でありながら，それなりにリアルさもあります。ストーリーはシンプルなので，空いた時間に気軽にプレイするのもよいですね。

　さて，このソーセージたち，色といい縛り目の金具といい，デザインの原案は「魚肉ソーセージ」なのではないでしょうか。魚肉ソーセージを使った料理といえば，どうしても忘れられない料理が私にはあります。それは「フレンチドッグ」です。

　と書いたものの，「フレンチドッグって何？」と思った人も少なからずいるでしょう。広く使われているのは「アメリカンドッグ」という呼称かもしれません。私の故郷である北海道の道東地方では，お祭りの屋台などで注文すると「砂糖にしますか？　ケチャップにしますか？」と問われ，みんなフレンチドッグと呼んでいました。


　私は当たり前だと思っていたのですが，どうやら全国的に「砂糖」という選択肢は珍しいようです（しかも大抵，気持ち悪がられます）。もちろん様々なローカルルールがあるとは思いますが，砂糖の選択肢があることに加え，魚肉ソーセージを使っているのが「フレンチドッグ」の定義な気もします。

　そんなわけで，今回は道東民以外の人には「新食感」となるであろうフレンチドッグを，幼少期を思い出しながら再現していきます！

■材料
魚肉ソーセージ　2本
ホットケーキミックス　100g
卵　1個
牛乳　100ml
揚げ油　適量

ホットケーキミックス，卵，牛乳を混ぜ合わせて衣を作る

ソーセージを串か割り箸に刺し，衣をまとわせる

160℃に熱した油できつね色になるまで揚げる

実食

　なんと懐かしい味でしょう。やはり，ケチャップよりも砂糖のほうが馴染みがあり美味しく感じます。揚げパンに魚肉ソーセージが入っている感覚でしょうか。老若男女に愛される味だと思います。まさに「ソーセージマン」のコンセプトにも合っている料理なのではないでしょうか。

砂糖にしますか？　ケチャップにしますか？

　みなさんにもぜひこの「新食感フレンチドッグ」を頬張りつつ「新食感バトロワ」たるソーセージマンをプレイしてみてほしいです。

　今回のメニューはいかがでしたでしょうか？　実際に作った人は「#俺のコラボカフェ」「#COCOCORO」といったハッシュタグをつけてSNSに投稿してくれると嬉しいです。それでは，またお会いしましょう！　したっけ！

■■大西哲也（クッキングエンターテイナー）■■　あるときは，東京都，西調布にある「料理うまいBAR COCOCORO」のシェフ，またあるときは，「COCOCOROチャンネル」のYouTuber，しかしてその実体は……，料理を通じて多くの人を喜ばせたいと日々奮闘する，クッキングエンターテイナーだ！　シェフは最近，漫画やアニメの料理監修も手掛けているそうで，いつかゲームの料理監修ができる日を楽しみに頑張っているとのこと。メーカーさん，今がチャンスです！

※次回の掲載は2022年11月26日を予定しています