プレイレポート
懐かしの顔ぶれと新たな物語を楽しめる「戦国BASARA バトルパーティー」を先行プレイ。確かな手応えを感じながら,じっくり育てた武将で腕試し!
プレイヤーは国主となり,「チームバトル」や「キャラクター育成」などを行いながら,オリジナルキャラクター「出雲阿国」(CV:水瀬いのり)と共に,天下統一を目指すことになる。
本稿では正式配信に先駆け,一足早く触れられた「戦国BASARA バトルパーティー」の魅力を紹介していこう。
国主として武将を率い,天下統一を目指す
「戦国BASARA」といえば,さまざまな戦国武将を操る“スタイリッシュ英雄(HERO)アクションゲーム”だが,本作ではスマートフォンでも手軽に遊べるようゲーム性が大きく変更されている。
本作の戦闘は,武将の行動順やスキル発動のタイミングを指示するというシンプルな形式になっているが,育成はかなりたくさんの要素が用意されており,やり込むとなるとかなり奥深い。
そんな本作の「メインコンテンツ」は,クエスト形式で進んでいく「物語」だ。オリジナルストーリーを読み進めながら,天下統一を目指す国主として,立ち塞がるライバルとのバトルを勝ち抜いていく「天下統一」と,歴代シリーズの名勝負などを体感できる「ドラマ絵巻」という2つのモードで構成されている。とくに「天下統一」ではこれまでのシリーズとは異なり,特定の武将ではなく国主の視点でストーリーが進んでいく点が新しい。
物語を読み進めていくと,天下統一を成すには織田信長率いる織田軍を打ち破らなければならないことが分かった。果たしてプレイヤーたる国主はどのように織田軍に立ち向かうのか,ほかの武将とはどのような関係性を築くのか……先の気になる展開が待っている。
一方の「ドラマ絵巻」では歴代シリーズの名勝負,武将同士の因縁の対立が描かれる。こちらもシリーズファンならニヤリとするような場面が多く,本作で初めて「戦国BASARA」に触れたプレイヤーも武将同士の関係性を深く感じられるはず。とくに武将への思い入れのあるプレイヤーにこそ,たっぷり遊んでほしい要素だ。
これだけでもかなり新鮮な気持ちで楽しめるが,シリーズファンとしての注目ポイントは,関連性がありつつも共演していない武将同士の新たな絡みが見られるという点だ。
例えば,シリーズ初期に登場していた濃姫,蘭丸と,「戦国BASARA4」から登場した柴田勝家がプレイアブルキャラとして揃っている織田軍,というように本作で初めて見られる絡みも多い。しばらく見ることのなかった懐かしい顔ぶれから,新たに加わった武将まで幅広く登場する本作だからこその光景だろう。
また,従来の作品ではプレイヤーと共に武将が戦ってくれる「戦友」システムがあったが,戦場へはプレイヤーともう1人,最大2人までしか参戦できなかった。しかし,本作では1部隊につき6人まで武将を編成できるので,思い描いていたけれど叶わなかった夢のような組み合わせが作れるようになっている。
例えばザビーと多数の信者たちが一堂に会する本作なら,ザビーと信者たちだけで固めた部隊も作り上げられる。自分の好きな武将だけを集めた,いわばドリームチームのような部隊が作れるのも本作の大きな魅力だろう。
もちろん「物語」はストーリーを楽しむだけではなく,バトルをこなして武将を強化するためのさまざまなアイテムを手に入れられる。プレイヤーや武将が成長する経験値,アイテムの購入や強化時に必要となる小判,武将や武装を強化する各種素材などがドロップする。武将のレベルは国主レベルを超えられないので,まずは国主のレベル上げが最優先事項となるだろう。
なお,武装の強化で集めるのは主に素材なので,この手のゲームでよくありがちな「集めた武器や防具で所持品がいっぱいになり,収拾がつかずモチベーションが下がる」といったことにはならないのは嬉しい。
「バサラ魂」を手に入れて武将を入手・強化
本作には武将ごとに「バサラ魂」というアイテムがあり,これを集めることで武将を仲間にできる。また,「バサラ魂」は限界突破にも必要なアイテムとなっているので,仲間になった武将の「バサラ魂」を集めても損はしない仕組みだ。
この「バサラ魂」は,ゲーム内通貨で獲得するのが基本となるが,急いで武将を手に入れたい,早く強化したい,といった場合にはガチャを利用することですぐに入手可能だ。
武将には「R」「SR」「UR」などのレアリティが存在するが,単純にレアリティの高い武将を集めれば戦力を高められるわけではない。レアリティの高い武将は最終的なパラメータこそ高くなるが,「バサラ魂」が入手しにくく,強化するためには相応の時間がかかる。
一方,レアリティの低い武将は「バサラ魂」が手に入りやすいため,パラメータを伸ばしやすいのが利点だ。とくに序盤であれば「R」を積極的に強化するのもありだろう。
このほか,武将の組み合わせで発揮されるボーナス効果の「特性」,武将を入手すると開放される「絆」,戦闘タイプや性別,または特定のゲームモードで効果を発揮する「部隊強化」,アイテムを消費してすべての武将のパラメータを強化できる「足軽合体」など,さまざまな付加効果も用意されている。
高い戦略性が楽しめる“武結戦システム”
バトルモーションも要注目!
バトルで戦う6人の武将は前列に3人後列に3人まで配置できる。武将には,攻撃力は高いが体力と防御力が低い「攻撃」,防御力と体力は高いが攻撃力が低い「防御」,スキルで部隊をサポートする「技」といったタイプがある。前衛に防御タイプ,後衛に攻撃タイプを配置するのがオーソドックスな形だろう。
バトルでは画面右下に編成した武将のアイコンが表示され,武将のアイコンをなぞって繋ぐと攻撃力が増していく「武結戦(ぶけっせん)システム」で戦うことになる。繋いでいくほどに攻撃力へボーナスがかかっていくので,高火力な武将を後半に回すと効率がいい。
戦闘開始時には,ランダムでボーナスがかかったり,武将の固有技が発動したりするほか,お馴染みの「バサラゲージ」が溜まるとド派手な「バサラ技」も放てるので,どの武将をどう繋ぐか,どんなタイミングで技を使うのかなど,想像以上に戦略的な戦いが楽しめる。もちろんオートも用意されているので,手軽に遊びたい人もご安心を。
また,本作の武将はデザインこそデフォルメされて可愛く仕上がっているが,モーションは従来の作品からしっかりと受け継がれている。バサラ技だけでなく,固有技も「この動き,そのままだ!」と感動することもあるだろう。とくに従来の作品で使い込んだ武将がいるなら,バトルでの動きを細部までよく見てみてほしい。
育てた武将で力試し! 番付上位を目指そう
本作には,ほかのプレイヤーと競う「御前試合」と,自身の最大戦力で先を目指す「虎ノ穴道場」という,育てた武将の力を試せる場が用意されている。
「御前試合」では番付の近いプレイヤーが表示され,相手を選ぶとオートでバトルが始まる。挑戦するだけで報酬が得られるほか,バトルの様子をゲーム内チャットに流してコミュニケーションのきっかけにもできるので,積極的に挑戦したいコンテンツだ。
手持ちの武将全員でひたすら戦い続ける「虎ノ穴道場」は,自分の力量を見極めるのにうってつけだ。ひと部屋クリアすると次の部屋に進むことができ,最大120部屋まで用意されている。部屋は,敵と戦う「戦闘部屋」,部隊を強化できる「強化部屋」,アイテムが貰える「アイテム部屋」の3種類で,腕試しだけでなく育成にも適しているので,こちらも積極的にプレイしていきたい。
ほかのプレイヤーと「友だち」になると,お互いに1日1スタミナを贈呈できるほか,ノーコストで相手の部隊に対戦を挑める「手合わせ」も行えるようになる。
また,プレイヤー同士で密にコミュニケーションが取れる「同盟」や,同盟の仲間と強力な敵に挑む「討伐隊」なども用意されており,さまざまな恩恵が得られるので,気軽な気持ちでドス名に参加するといいだろう。
強化できる要素のバリエーションが豊富で,パラメータの設定がとても細かく,育成に個性が出せる本作。遊べば遊ぶだけきちんと武将を強くできる一方,自分のプレイスタイルに合わせた距離感で楽しめるのも嬉しいところだ。
これまでのアクションゲームとは違うやり方で武将への思い入れを形にできるので,アクションゲームとして楽しんできたシリーズファンも,ゲームには触れてこなかったファンも,この機会にぜひ遊んでみてほしい。
「戦国BASARA バトルパーティー」公式サイト
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