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写真で見る「Radeon RX 6800 XT」&「Radeon RX 6800」リファレンスカード。長さ約270mmのオーソドックスな仕様のカードだ
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印刷2020/11/16 23:00

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写真で見る「Radeon RX 6800 XT」&「Radeon RX 6800」リファレンスカード。長さ約270mmのオーソドックスな仕様のカードだ

 AMDが11月18日に搭載製品の発売を予告している新世代GPU「Radeon RX 6800 XT」と「Radeon RX 6800」。これらのGPUを搭載したリファレンスカードが編集部に到着した。

Radeon RX 6800(左)およびRadeon RX 6800 XT(右)のリファレンスカード
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 本稿ではカードのレビューに先立ち,これらリファレンスカードの外観をチェックしてみよう。なお,本稿で掲載するリファレンスカードはレビュー用の機材であり,販売する予定はないものだ。また,本稿はGPUの詳細説明は行っていないので,未見の人は西川善司氏による解説記事を参照してほしい。

Radeon RX 6800 XTの製品ボックス(左)と,その中身(右)。凝った形の内蓋を取り外すと,カード本体が現れる
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Radeon RX 6800の製品ボックス(左)と,その中身(右)。右は内蓋を外した状態で,内蓋自体はシンプルな紙製の蓋だった
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Radeon RX 6800 XT搭載リファレンスカード


 まずはRX 6800シリーズの上位モデルとなるRadeon RX 6800 XTのリファレンスカードから見ていこう。

Radeon RX 6800 XT搭載リファレンスカード
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 3基の大型ファンを並べたクーラーを搭載するカードは,実測のカード長が約270mmで,実測重量は約1500gとなっている。「GeForce RTX 3080」(以下,RTX 3080)搭載のリファレンスカードが,それぞれ約287mm,約1351gだったのに比べると,17mmほど短いが重量は重いわけだ。

カード長は約270mm(左)で,重量は約1500gだった
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 NVIDIAは,GeForce RTX 30シリーズで基板のサイズを短くできるように設計したことをアピールしていたが,Radeon RX 6800 XTリファレンスカードを見る限り,基板はほぼカードの全長に渡っているので,AMDは従来と同じ設計方針で搭載カードを構成したようである。
 GPUクーラーは2.5スロットほどの厚みがあり,ブラケットより上側にもクーラーがはみ出している。今どきのハイエンドグラフィックスカードでは,よくあるサイズ感といったところか。

カード全体に渡る四角いGPUクーラーが印象的だ
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厚みや高さもある2.5スロット幅のカードだ(左)。基板はGPUクーラーとほぼ同じくらいの長さがある(右)
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 空冷ファンはごく普通のファンで,RTX 3080のリファレンスカードが,前面と背面を貫通する新しい構造のファンを採用していたのに比べると保守的に見える。しかし,むしろRTX 3080が,新しいファン構造を必要とするくらい放熱が大きかったというべきだろう。ただ,基板長の短縮や新しい構造のファンといった要素は,将来的により微細化したプロセス技術を採用するGPUが登場したときにも役立つので,先行投資と言えなくもない。

Radeon RX 6800 XTの裏面。全体が金属製プレートで覆われている
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 話を戻すと,カードの裏面には,補強と放熱に役立つ金属製プレートが取り付けられており,重いグラフィックスカードをしっかりと支えている。

 PCI Express(以下,PCIe)補助電源コネクタは,一般的な8ピン仕様のコネクタが2つで,カードの後端近くに並べて取り付けられていた。ここもごく普通の設計といったところか。
 ブラケット部分にある映像出力インタフェースは,DisplayPort 1.4×2とHDMI 2.1×1,USB Type-C(DisplayPort)×1の4系統となっている。AMDのリファレンスカードで,USB Type-C型の映像出力インタフェースを備えるのは先進的と言えなくもないが,あまりデスクトップPCではメリットにならないかもしれない。

補助電源コネクタはごく普通の8ピン×2で,垂直に取り付けられている(左)。ブラケット部分には,映像出力インタフェースを4系統装備している(右)
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Radeon RX 6800搭載リファレンスカード


 続いては,Radeon RX 6800搭載リファレンスカードを見てみよう。
 といっても,外観はRadeon RX 6800 XT搭載カードとそっくりで,2枚を撮影していたときには,間違えないように注意する必要があったほどだ。

Radeon RX 6800搭載リファレンスカード
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見た目はRadeon RX 6800 XT搭載カードとほとんど変わらないが,Radeonのロゴや中央ファンの周囲にある飾り部品の形で見分けられる
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 カード長は実測で約270mmで,上位モデルはまったく同じ。ただ,重量は約1394gなので,若干軽くなった。厚さもジャスト2スロット分になっているが,高さはRadeon RX 6800 XT搭載カードとほぼ同じだ。

カード長は270mmと変わらないが(左),重量は約1394gと100g少々軽くなった
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厚みが2スロット分であることがよく分かる写真(左)。ただ,カードの高さは上位モデルとあまり変わらない。カード裏面を金属製プレートで覆っている構造も同じだ(右)
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 AMDの公称GPU消費電力は250Wで,300WのRadeon RX 6800 XTよりはだいぶ省電力なのだが,PCIe補助電源コネクタは上位モデルと同じ8ピン×2仕様となっている。
 ブラケット部分に並ぶ映像出力インタフェースは,Radeon RX 6800 XT搭載カードとまったく同じ種類と配置で,DisplayPort 1.4×2とHDMI 2.1×1,USB Type-C×1の4系統を備える。HDMI 2.1による8K映像出力も可能であるが,GPUのスペック的に8Kでのゲームプレイは現実的ではないだろう。

補助電源コネクタは8ピン×2(左)で,映像出力インタフェースもRadeon RX 6800 XTとまったく同じだ(右)
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 さて,駆け足となったが,Radeon RX 6800 XTとRadeon RX 6800のリファレンスカードを見てきたが,GPUが新しくなった一方で,リファレンスカード自体はある意味で保守的なものだったように思える。
 それでは,製品版のカードはどうなるだろう。「Radeon RX 5700」シリーズのときは,リファレンスカードと同一仕様の製品がグラフィックスカードメーカーから登場したあとで,しばらく間を開けてから,カードメーカー独自仕様の搭載カードが出るという流れだったことを覚えている人もいるだろう。
 それに対してRadeon RX 6800シリーズでは,すでにASUSTeK Computerが独自仕様の搭載カードを投入すると予告している。そうなると,Radeon RX 6800シリーズは発売直後から,カードメーカーが独自の工夫を凝らした搭載カードを投入することになるかもしれない。
 どんな搭載カードが市場に登場するのか,今から楽しみだ。

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AMDのRadeon RX 6800 XT製品情報ページ

AMDのRadeon RX 6800製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    Radeon RX 6000

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