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[gamescom]復活を遂げた「COMANCHE」は,オンライン専用のチーム対戦型アクションに
1991年にリリースされた「Comanche: Maximum Overkill」から,2001年の「Comanche 4」までのコマンチシリーズは,南カリフォルニアでフライトシムを量産していた,Nova Logicというメーカーが手がけていた。
あるときは超本格派のシミュレーションゲームになったり,あるときはアーケードゲームぽさを演出してみたりと,時代の流れによってゲームシステムを大きく変化させていくところが特徴の1つだったと言えるだろう。
Nova LogicからIPを買い取ったTHQ Nordicからリリースされる新生「COMANCHE」は,オンライン専用のチーム対戦型アクションとして開発が進められている。
現代のゲーム開発技術を駆使してマニアックな軍事表現を行いながらも,ゲームパッドでコントロールできる遊びやすさを追求しているとのことだ。
そのバックグラウンドストーリーは,2011年に発生した「Iran-US RQ170」と呼ばれる無人ドローン機の消失により,その中に仕組まれていた戦闘ヘリ「RAH-66」(通称,コマンチ)のブループリントまでもが盗まれたという,史実とフィクションを織り交ぜたようなもの。そのデータがインターネットに流出したことによって,資金さえあれば誰でも戦闘ヘリを開発できる環境になり,各地で小競り合いが起きている世界が舞台だ。
さまざまなアップグレードを駆使して,外装から武器などをカスタマイズできるだけでなく,コマンチには小型ドローンが1体仕込まれており,これを駆使してミッションを遂行していく。
今回のライブデモの舞台となったのは,ちょっとしたトンネルのような場所もあるフィヨルド風の岩礁地帯。中央にある施設には戦闘ヘリで侵入できないため,操作をドローンに切り替えてプレイを続行していくという仕掛けになっていた。
ドローンを操作している間,戦闘ヘリはホバリングしているので,見つかれば敵に攻撃されて簡単に撃破される可能性もある。それを避けるために偽装装置を搭載しておくのもいいし,仲間に防衛を任せてもいい。
Nukklear Digital Mindsのメンバーたちは,このあたりの戦略性について,プレイヤーたちが改良を重ねていくことに期待している様子だった。
Nukklear Digital Mindsはドイツのハノーファーにある古参のデベロッパで,MMORPG「Neocron」などの開発で知られる。アクションゲームを開発するのは久々のことだが,戦闘ヘリに特化したオンラインゲームが少なくなっている中,ニッチな市場を狙って,2020年第1四半期にアーリーアクセス版を公開予定とのこと。続報を楽しみにしておこう。
「COMANCHE」公式サイト
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