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[gamescom]帝政ロシアを舞台にしたサバイバルゲーム「Help Will Come Tomorrow」など,Klabaterの新作3タイトルをチェック
Help Will Come Tomorrow
帝政ロシアの滅亡直前に,階級や思想の異なる人々が織り成す人間ドラマ「Help Will Come Tomorrow」(PC / PS4 / Switch / Xbox One)は,どこか「We. The Revolution」を彷彿させる,2Dグラフィックスによるサバイバルゲームだ。1917年の十月革命によって帝政ロシアが終焉を迎える直前に発生した,テロリストによる鉄道爆破事件で生き延びた5人の生存者が,いつ来るかも分からない救援を待ちながらサバイバルを行うというストーリーとなっている。
今回は一部のメディア向けにプレイアブルデモも公開されており,帝国紳士として兵役に就くCaptain Soklow,共産主義革命を支持するベテラン労働者のWadim,若い頃から宮廷での暮らししか知らないAnna,孤児のまま成長したMaria,そして第一次世界大戦に従軍した若いSieglejという,階級も思想も異なる5人のメンバーが,それぞれの立場を乗り越えながら生き延びていく様子が確認できた。
ゲーム開始時,キャンプファイアを囲む5人の回りには,周囲のモノを集めて作った小屋と作業台ぐらいしかない。それぞれのキャラクターは,空腹,喉の渇き,怪我,睡眠状態,疲労といったパラメータを持っている。そして,3点ずつのアクションポイントを使って,薪を集めたり,テントを補強したり,テロリストの来襲に備えてフェンスを築いたり,数日をかけて周辺の探索を行って物資を探し求めたり,狩りや釣りで食料を集めたりしていく。1つのタスクには最大2人のキャラクターをあてがうことができるが,それぞれのキャラクターには相性があり,能力の差によって成功率も変わってくる。
今回のデモでは,初めからMariaが気絶した状態でスタートし,まずはどのように彼女を生き延びさせるかが大きなポイントとなる。当初はまだ調理ができない状態なので,生魚を口にすることで,腹の具合が悪くなってしまうこともあるようだ。一日の作業が終わるとキャンプファイアを囲んで夜の世話話が始まり,会話での選択によって人間関係が構築されていく。単なるサバイバルに留まらない,ストーリー重視のゲームシステムが気になる作品だ。
Skyhill: Black Mist
自分の死を予感しながらも家族のために戦うアクションゲーム2015年にリリースされ,数千本しか販売されていないながら一定の評価を受けた「Skyhill」。その開発チームであるMandoragoraに,Klabaterから続編の話を持ちかけて開発が始まったばかりというのが「Skyhill: Black Mist」(PC / PS4 / Switch / Xbox One)だ。前作のような2D横スクロールではなく,斜め見下ろし型の3Dサバイバルアクションへと大きく進化しており,前作同様,すでに日本語対応も決定している。
第三次世界大戦の混乱も終息した未来世界で,Skyhill社の高層マンションに入居したばかりの主人公は,その直後に娘が誘拐されたという報告を受ける。そして,それと同時に人間を恐ろしい怪物に変えてしまう黒い霧がマンション中に蔓延し,クリーチャーが跋扈し始めただけでなく,主人公自身もこの霧に感染してしまう。主人公はこうした極限状況の中で,武器や薬を物色しながら,マンションやショッピングセンター,学校,ビジネスラウンジ,工場地帯などを移動し,家族を取り戻すために戦っていくことになる
現在の開発バージョンは銃の狙いが定まらないなど,まだまだ完成にはほど遠い印象だったが,ステルスで敵をやり過ごしたり,罠を仕掛けたりもできるなど,戦闘だけに頼らない幅の広いゲームプレイに対応しているとのこと。今回はゲームパッドでプレイしてみたが,必要な操作が簡単にまとめられており,今後のチューニングによってさらに楽しめるサバイバルアクションになっていく可能性は十分に感じられた。
「Skyhill: Black Mist」公式サイト
Crossroads Inn
酒場を成長させて,やがては一国の主にまで上り詰める経営シミュレーションすでにアーリーアクセス版がリリースされており,これまでも何度か取り上げたことのある「Crossroads Inn」(PC / Xbox One)は,動乱期を迎えた3つの国が国境を接する場所にある酒場を切り盛りしていくという,一風変わった設定の経営シミュレーションだ。プレイヤーはデルクリス(Delcrys)というファンタジー世界で,行き交う冒険者や兵士,貴族や平民のさまざまな要望を満たすために,設備のアップグレードや人材の雇用,在庫管理などを行いながら,ミッションをこなしていく。
ゲームには,古くから学芸が栄えてきたYorevale,厳格な騎士団が支配するUtermarch,大陸外との海路を開拓したことで商業国家として成長したSambriaという3つの国家が登場する。ストーリーキャンペーンでは,各地からの来客の要請に応えていくことになるが,ゆくゆくは1つの国家に取り入り,さらには王家のメンバーとして迎えられ,一国の主にまで上り詰めることもできるのが大きな特徴になっている。
キッチンのスタッフやバーメイド,小間使いや用心棒など,異なるクラスのキャラクターを雇用し,彼らに十分な仕事を与えて成長させれば,やがては冒険者や吟遊詩人,高級娼婦などのスペシャルクラスへと昇格し,プレイヤーの心強い部下として任務を遂行してくれるようになるだろう。ストーリーにこだわらず,酒場の経営を満喫したいという人のためにサンドボックスモードもフィーチャーしており,時間をかけてゆっくりとプレイすることができそうだ。現時点では日本語化の予定はないが,2019年内の正式発売が楽しみなゲームの1つとなっている。
「Crossroads Inn」公式サイト
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- ライター:奥谷海人
Arclight Creations; Klabater 2020. All rights reserved.
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