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リメイク・続編・完全新作の発表もあった「メタルマックス」シリーズのトークイベントが開催
プロデューサーの河野 順太郎氏やシリーズ原作を手掛ける宮岡 寛氏ら開発陣と,「METAL MAX Xeno」(PS4 / PS Vita)のヒロイン・トニを演じた声優の石飛 恵里花さん,プロレスラーでライターでもある男色ディーノさんが登壇し,「メタルマックス」シリーズに関するトークや最新作の発表などを行った。
左から河野 順太郎氏(プロデューサー),石飛 恵里花さん(声優),門倉 聡氏(シリーズ音楽),友野祐介氏(ディレクター),宮岡 寛氏(シリーズ原作),男色ディーノさん(プロレスラー / 俳優 / ライター)。MCである男色ディーノさんは4Gamerにて連載を持ち,過去には「METAL MAX Xeno」の“ゲイムヒヒョー”を行ったこともある |
河野氏と石飛さんが着ていた「おかえりポチ!Tシャツ」は来場者にも配布。色は黒のピンクの2色が用意されていた |
戦闘犬ポチの復活に沸く会場では「メタルマックス」シリーズのリメイク・続編・完全新作が発表
イベントでは,既報の通り「メタルマックス ゼノ リボーン」(PS4 / Switch)と「メタルマックス ゼノ リボーン2」(PS4 / Switch),そして「コードゼロ(仮称)」の発売と製作が発表された。未定の内容もあったが,タイトルごとの説明もあったので紹介していこう。
イベント開始時には,会場のファンとも“乾杯”が行われた。また,シリーズファンにはお馴染みの「お大尽」として,参加者全員にドリンク1杯を奢るサービスも |
●「メタルマックス ゼノ リボーン」(今冬発売予定)
2018年4月19日に発売された「METAL MAX Xeno」を原作とし,新たなエンジンとシステムで再構築するという本作。PBR(Physically based rendering:物理ベースレンダリング)を利用したグラフィックスの向上はもちろんなのだが,登場するモンスターのデザインやサイズ,戦闘システム,物語の展開・分岐なども大きく変更,もとい新規作成を行うようだ。
映像や動画では,砂にまみれた大蟻や,人間では太刀打ちできなそうな超巨大なスナザメが紹介された |
物語については,基本的に「METAL MAX Xeno」と同じだが,“特定の行動をしないと先に進めない”といった部分をどうするか考えていると話していた。
友野氏の中には,「昔の『メタルマックス』であれば,仲間を助けずとも先に進めたはず」との思いもあるようで,「例えばヒロインのトニを見殺しにするルートがあってもいいと思う」との意見も出ていた。
トニ役の石飛さんからは猛反対されていたが,友野氏の決意は固いようだ。
●「メタルマックス ゼノ リボーン2」(2020年発売予定)
予定では「メタルマックス ゼノ リボーン」後の世界を描く本作。これまた予定ではあるが,主人公は前作に続きタリスで,トニを含む3人で新たな地“京都”に到着したところから物語は始まるようだ。
“予定”と何度もくどく書いたのは,宮岡氏によるシナリオ案に対し,友野氏のオーケーが出ていないからであり,場合によっては,トニを含む3人は死んでいて別の主人公の物語になる可能性もあるとのこと。
この友野氏の発言に対して,石飛さんからは絶句とも言える声にならない声が。
山本貴嗣氏によるモンスターのコンセプトアートも公開された。過去作に登場した恐竜と戦車を融合したようなデザインに,会場からは多くの歓声が上がっていた |
●「コードゼロ(仮称)」(発売日未定)
2021年に迎える「メタルマックス」シリーズの30周年を記念すべき作品として制作を進めるようだ。シリーズが進むにつれ整合性の取れなくなってきた世界を見直し,原点から再構築を目指していくとのこと。プラットフォームを含め構想段階であるようだが,宮岡氏は“大破壊”か,その直後を描いてみたいと話していた。
「METAL MAX Xeno」には“最後のモンスターハンター”というクエストが登場するが,この作品では“最初のモンスターハンター”に触れてみたいそうだ。
3タイトルの発表という大ボリュームの内容で,あっという間に終了時間を迎えた本イベント。最後には,発表された3タイトルすべてのディレクターを務める友野氏から,閉会の挨拶とともにシリーズ開発に対する決意表明が行われた。
小学生の時に「メタルマックス」に出会い,その個性ある世界観に魅入られ,影響を受け育ってきたと話す友野氏。シリーズに対する思いは非常に強く,本シリーズを日本の三大RPGタイトルに数えられるまで成長させていきたいと考えているそうだ。
そして,それには開発者だけでなく,これまで支えてきてくれた多くのファンと,これからプレイしてくれるユーザーの力が必要であると述べ,感謝気持ちを伝えるとともに今後の応援をお願いしていた。
1991年5月24日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売した「メタルマックス」のキャッチコピーにあった「戦車と人間のRPG」。それに“犬”が加わり「戦車と犬と人間のRPG」といったジャンルで開発が進む今後の作品がどのような進化を遂げるのか。まずは,リメイクの概念を超えるであろう「メタルマックス ゼノ リボーン」の発売を待ち,この目で確認したい。
「メタルマックス ゼノ リボーン」公式サイト
- 関連タイトル:
メタルマックスゼノ リボーン
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メタルマックスゼノ リボーン
- 関連タイトル:
メタルマックス ワイルドウエスト
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メタルマックス ワイルドウエスト
- 関連タイトル:
コードゼロ(仮称)
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(C)KADOKAWA GAMES/KADOKAWA
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