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遊びながら日本語の学習ができるゲーム「Shujinkou(主人公)」のクラウドファンディングがスタート
「Shujinkou(主人公)」公式サイト
「Shujinkou(主人公)」
kickstarterキャンペーンページ
東京ゲームショウ2019のインディーズゲームコーナーに出展されて話題を集めたという「Shujinkou(主人公)」は,英語圏の人々にとって習得が困難だと言われる日本語の学習を,ゲームを通して行えるラーニングソフトだ。
舞台となるのは,「日本語のみが使われる」世界で,ある日出現した「ハッセイキ」の力で悪魔達が生み出され,彼らによって人々の心の中から日本語が奪われてしまう。プレイヤーは,「Shu」(主),「Jin」(人),「Kou」(公)という3人のヒーローを操作して悪魔達に挑み,失われた日本語を取り戻さなければならない。
「KANAKAE」(カナ変え)というゲームシステムで,弱点となるひらがな(あるいはカタカナ,または漢字)を使って敵を攻撃したり,「ARAWASU」(現す)でスキルを獲得・洗練したり,「KANBAN」(看板)で敵や環境の情報を取得したりしてゲームを進めることで,ひらがなとカタカナ,基本的な500の漢字,さらに熟語を覚えられるという。
「Shujinkou(主人公)」は,UCLAの学生で日本企業でのインターン経験もあるというJulian M. Rice氏の個人プロジェクトとしてスタートしたが,現在では10人以上のメンバーが参加して開発を進めている。子供の頃から日本のゲームのファンで,高校生の頃に日本語の勉強を始め,現在はプログラミングと日本語を学んでいるというRice氏。
例えば,ゲーム内の「IZAKAYA」(居酒屋)では,日本酒の勉強ができるなど,日本語だけでなく,日本の文化に興味を持つ人を増やしたいという意図もあるそうだ。
気になる人は,日本語も用意されている公式サイトおよび,Kickstarterのキャンペーンページを見てほしい。
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Shujinkou(主人公)
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(C)2019 RICE GAMES