イベント
「ヘブバン」「消滅都市」「アナデン」ライブも大盛り上がり! 展示やライブで振り返る「ライトフライヤースタジオ10周年記念フェス」レポート
スペシャルライブは公式YouTubeチャンネルでの配信だけでなく,ベルサール秋葉原1Fにてパブリックビューイングも実施されるとあって,早朝からファンが詰めかけていた。
入口には大きく社名と10周年記念ロゴが描かれたパネルが置かれ,展示スペースに入ると10周年を迎えた同社の今までとこれからの思いが綴られたメッセージパネルが見られた。
順路の壁沿いには,WFSの設立からこれまでに手掛けてきた各タイトルが,それぞれの代表的なキャラクターたちのビジュアルとともに,年表形式で記されていた。訪れていたファンのなかには「このタイトルもWFSが関わっていたのか」といった驚きの声や,「このときはこのタイトルをプレイしていた」という懐かしむ声など,年表を見ながら当時のことを思い出し,会話をしている姿も見られた。
展示会場の奥に設置されていたのは,来場者が自由に書き込める巨大なメッセージボードだ。ここには,WFSの10周年をお祝いする内容はもちろん,各タイトルに対してのさまざまな思いが,イラストやメッセージとして残されていた。夕方頃には書くスペースがほとんどなくなるほど,メッセージでぎっしりと埋め尽くされた。
さらにその奥には,「アナザーエデン 時空を超える猫」「消滅都市」「ヘブンバーンズレッド」の3タイトルのアートスタッフによる「スタッフアートボード」が展示されていた。
展示エリアの最奥は,ライブイベントのライブビューイング会場だ。ライブが行われていない時間帯は,さまざまなタイトルの映像が流れていた。そのお隣では,オリジナルデザインのパーカーやミニタオル,アクリルチャームなどが抽選で当たるくじ引きも行われていた。
年表と反対側の壁沿いに敷き詰められていたのは,2024年2月27日にサービスを終了した「消滅都市」(オフライン版が配信中)のゲーム内イベントバナーだ。多くの「消滅都市」プレイヤーたちが,思い入れのあるイベントバナーを見つけては,その当時を思い出しながら会話に花を咲かせていた。
展示会場の中央には,「アナデン」「消滅都市」「ヘブバン」それぞれのフォトスポットも! 「アナデン」では1/1スケールの「オーガベイン」(武器)を持って,「消滅都市」では実物大の「タクヤのスクーター」に乗って,そして「ヘブバン」では,茅森月歌のセラフを持って撮影が楽しめた。いずれも貴重な機会だったことから,多くの来場者がフォトスポットで楽しく撮影を行う光景が見られた。
「アナデン」「消滅都市」「ヘブバン」
10周年への思いが詰まったスペシャルライブ
本イベントのもう1つの目玉は,3タイトルのスペシャルライブだ。第1部「アナザーエデン 時空を超える猫」,第2部「消滅都市」,第3部「ヘブンバーンズレッド」それぞれで,ゲストによるパフォーマンスが披露された。
●「アナザーエデン 時空を超える猫」
第1部「アナザーエデン 時空を超える猫」ホシノオトシモノスペシャルライブは,その名の通り公式バンド「ホシノオトシモノ」によるステージだ。「時の女神の帰還」(第2部 東方異象編「時の女神の帰還」)から始まり,2曲目では「東方異象編バトルメドレー」を披露した。その後,外伝,外典などから数曲を演奏したほか,第3部虚時層輪象編「時間帝国の逆襲」前編/中編からも楽曲を披露。最後は,アンコールとして演奏されたメインテーマ「Another Eden 〜時空を超える猫〜」でステージを締めくくった。
これまでライブなどで演奏していなかった曲も多く,なかには「テイルズ オブ シンフォニア」&「テイルズ オブ アライズ」とのコラボイベントのボス曲「aponia〜救世の祈り〜」も! アレンジも含めて,生演奏ならではの美しく迫力のある音色が会場に響き渡っていた。
●「消滅都市」
第2部「消滅都市」は全5幕構成で,中恵光城さん(リサーチャー/ユミコ役)と西村太佑さん(ギーク役)による朗読劇を挟みながら進行していった。
第1幕は,加藤浩義さんと川越康弘さんによるDJユニット「LOST BOYS」と,シンガーのSAK.さんが登場し,1曲目「Stay with Me」から「Our Lost Future」までの7曲を一気に歌いあげた。
ヴァイオリン奏者の松原まりさんを加えた第2幕では,「Keep Moving On」を含めて4曲を連続で披露。続く第3幕では,「消滅都市0.」のアイドル5人組「SPR5」が登場し,1幕と2幕とは少し違うアイドルらしいステージングが楽しめた。
第4幕では,LOST BOYSとSAK.さん,松原まりさんが再び登場し,4曲を披露。第5部はLOST BOYSとSAK.さん,松原まりさんたちの歌と演奏をバックに,中恵さんと西村さんの朗読劇が展開される。
強い思いと感情が乗せられたときの鬼気迫る演技は,見ているこちらも感情を大きく揺さぶられるほどだった。最後の「楽園」も,音楽とキャラクターのセリフとが混ざり合い,ドラマチックな演出で感動的なステージになっていた。
アンコールではさらに4曲を披露し,「You and Me (Final Mix)」をラストソングに「消滅都市」スペシャルライブは幕を下ろした。
なお,ライブ内では「消滅都市&AFTERLOST MEMORIAL BOOK」の発売決定と,電子版の配信決定が発表された。さらに,SPR5のラストイベント「シュプリームフィナーレ」の開催も明らかに。詳細は続報を待とう。
●「ヘブンバーンズレッド」
スペシャルライブ第3部,最後を飾るのは,「ヘブンバーンズレッド」から生まれたユニット「She is Legend」のステージだ。現在,「She is Legend Zepp Tour 2024 “We are 春眠旅団”」の真っ最中である彼女たちは,その勢いのままに1曲目「死にゆく季節でぼくは」を披露,会場のボルテージはすぐさま最高潮に達する。続く2曲目「Goodbye Innocence」でも,2人は息の合ったパフォーマンスと力強い歌声で観客を魅了していた。
最初のMCでは,XAIさんと鈴木このみさんがそれぞれの思い出として,ファーストツアーとドキュメンタリー映像の話題を挙げていた。とくにドキュメンタリー映像は,もっと多くの人に見てもらいたいとのこと。
3曲目は,まだ発売されたばかりの新曲「闇夜のKomachi Vampire」。XAIさんが「昨日リリースされたばかりの……」と話した途端,会場から大歓声が上がる! さらに曲中には「Wow Wow」という掛け声や,終盤の歌詞を会場のファンも一緒に歌い,まさに会場が一体となっていた。
そこから息つく暇もなく4曲目の「起死廻生」,5曲目の「さよならの速度」が披露されたあと,2回目のMCに入る。ここでは先程の新曲「闇夜のKomachi Vampire」のレコーディング時のエピソードを中心にトークが展開された。
その後は,「Long Long Spell」「春眠旅団」が立て続けに披露され,一旦の終了を迎えた。2人がステージから降りるとすぐさまアンコールの声が発せられたのは言うまでもない。
アンコールに応えて「Thank you for playing 〜あなたに出会えてよかった〜」のイントロと共に,再びステージに戻ってきたShe is Legendは,そのまま曲を熱唱。歌い終わったあとは,ハーフアニバーサリーイベント時のステージの思い出話などもしていた。
そしてこの日最後の1曲となったのは「ありふれたBattle Song〜いつも戦闘は面倒だ〜」。歌詞にある「ゆけ 胸を張れ」「ゆけ 常勝だ」などの部分はもちろん会場のファンも力強く声を出していた。
約1時間にも関わらず,ベストアルバムのようなセットリストと,圧倒的なパフォーマンスを見せてくれたShe is Legendのステージを最後に,「ライトフライヤースタジオ10周年記念フェス」は締めくくられた。
なお,今回のライブはYouTubeで生配信され,現在はアーカイブによる視聴も可能となっている。
ライトフライヤースタジオ10周年記念フェス 特設サイト
- 関連タイトル:
ヘブンバーンズレッド
- 関連タイトル:
ヘブンバーンズレッド
- 関連タイトル:
ヘブンバーンズレッド
- 関連タイトル:
アナザーエデン 時空を超える猫
- 関連タイトル:
アナザーエデン 時空を超える猫
- 関連タイトル:
アナザーエデン 時空を超える猫
- 関連タイトル:
消滅都市
- 関連タイトル:
消滅都市
- 関連タイトル:
新・消滅都市プロジェクト(仮称)
- この記事のURL:
キーワード
(C)WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS
(C)WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS (c)VISUAL ARTS/Key