核戦争後の世界で生きる少年が主人公となるアドベンチャーゲーム「Paradise Lost」のゲームプレイトレイラーが公開

　All in! Gamesは，2020年中のリリースを予定しているPC向け一人称視点型アドベンチャーゲーム「Paradise Lost」では，初めてとなるゲームプレイトレイラーを公開した。

Steamの「Paradise Lost」配信ページ

　「Paradise Lost」は，第二次世界大戦が終わらず，ナチス政権がヨーロッパ全土を制圧したまま時が過ぎた20年後の世界において，核攻撃によって文明崩壊してしまったという仮想戦記がベースになる。主人公となるのは，母と共にこのアポカリプスを生き延びた12歳の少年（名称は不明）で，悲しみに明け暮れながらも生きていくために探索していたところで，ナチスの秘密軍事基地を発見することからストーリーが展開していくことになる。


　ストーリーはプレイヤーの選択によって大きく変化し，「一人ひとりのゲームが違った内容になる」とのこと。開発を行うPolyAmorousがポーランドを拠点にしているというだけあり，スラヴ民族の伝承に絡んだ神秘的な事象にまつわると思われるが，多くを失った少年の心が，どのようにして癒されていくのかに注目できそうである。


　現時点ではPC向けの年内発売のみがアナウンスされているが，公開されているSteamストアページ（リンク）によると，インタフェースとテキストが日本語化されるという。仮想史や神話ファンタジーに絡んだ世界観に注目できそうで，続報を楽しみにしておきたいところだ。

「Paradise Lost」公式サイト