プレイレポート
魔法系バトロワ「スペルブレイク」のチャプター2が迫る。5人対5人の新モード「ドミニオン」先行プレイレポート
次々と参入が相次ぐ基本プレイ無料のバトルロイヤルゲームというジャンルだが,スペルブレイクは魔法を駆使するアクションとRPG的な成長要素が特徴のタイトル。異なるプラットフォーム間のクロスプレイ/クロスセーブに対応し,最大42人のバトルメイジがフィールドに集結するバトルロイヤルでは,ソロ(1人)やデュオ(2人),スクワッド(3人)による対戦が可能だ。
バトロワゲームはプレイヤーを惹きつけるために,頻繁にアップデートが必要なジャンルだが,マサチューセッツ州ボストンを拠点にするProletariatは2020年9月のローンチ以来,同年10月に「Prologue」,12月に「チャプター1:スペルストーム」を実装。小気味いいペースでアップデートを行ってきた。
そして冒頭で触れたとおり,新たなストーリーが展開するクエストやイベントを12週間にわたって配信する「チャプター2:フラクチャー」が間近に迫っている。
「スペルブレイク」,次期大型アップデート「チャプター2:フラクチャー」が4月8日より配信へ。アニメによる予告トレイラーも公開
Proletariatは2021年3月25日,魔法系バトルロイヤルゲーム「スペルブレイク」の次期大型アップデートとなる「チャプター2:フラクチャー」の配信を,4月8日に開始すると発表した。5対5で3つのコントロールゾーンの支配力を競う新たなドミニオンモードなど,新たなコンテンツが登場するようだ。
「スペルブレイク」公式サイト
タレントシステムに変更あり
本作の醍醐味は,6つのクラスである「フロストボーン(氷)」「パイロマンサー(炎)」「毒物学者(毒)」「コンジット(雷)」「ストーンシェイパー(岩)」「テンペスト(嵐)」の中からベース属性を選び,さらに戦場で手に入れたガントレットによって異なる属性を組み合わせ,新たな効果を生み出せるところだろう。たとえば,テンペストのバトルメイジが毒属性のガントレットを装備すると,毒の混じった竜巻を起こすことが可能だ。
また,ルーンやタレントによってもキャラクターを強化できるが,チャプター2ではタレントシステムに変更が加えられる。最大3つのタレントをポイント上限に収まるように選択することは変わらないが,必要なポイントが4となる新しいタレントの登場に伴い,ポイント上限が7(従来は6)になるようだ。
5人対5人の「ドミニオン」モード
チャプター2から導入されるドミニオンは,最大5人(最小3人)のチームが二手に分かれて,マップに点在する3つのエリアを制圧し合う,いわゆるキャプチャー&コントロール型のゲームモードだ。制圧ポイントが目標(4人対4人の場合は135ポイント,5人対5人の場合は150ポイント)に達したチームが勝利となるが,試合時間内に到達しない場合は終了時の獲得ポイントによって勝敗が決する。
注目してほしい点は,バトルメイジは時間経過によって全員同時にレベルアップすることだ。試合開始から2分経過後にレベル2,4分経過後にレベル3,8分経過後にレベル4になり,戦いの様相が徐々に派手なものになっていく。
「アリーナ」と呼ばれる専用マップは,バトルロイヤルに利用されているホローランドの主要な地域を魔法嵐で区切ったものだ。そのため,いくつかの特徴的な建物や地形は本作をプレイしている人にはお馴染みのはず。なお,魔法嵐は固定されており,戦いの最中に縮小することはない。
アリーナには3つのエリアがあり,これを制圧し続けることでチームにポイントが加算されていく。敵チームのポイント獲得を阻止するには,エリアから相手を排除して制圧するしかない。それぞれのゾーンはSun(太陽),Moon(月),Star(星)のシンボルが目印になっているので,プレイヤー同士のコミュニケーションはとりやすいだろう。
NPCという新しい概念
ドミニオンの試合開始時には怪しげな商人(Marchant)が登場し,プライマリーガントレットとルーン,そしてマナ総量やアーマー,走行速度などを強化できる“ブレッシング”(祝福)のBoonが3種類ずつ提示されるので,プレイヤーは好きなものを選ぶ。それぞれに新しいカテゴリやオプションを提示させることも可能だ。
キルされてからリスポーンする際にも,商人はレベルに合わせたBoonを提示してくれる。なお,商人という名称ではあるが,アイテムを購入する必要はない。
また,マップには「Vowguard」と呼ばれるNPCが現れ,プレイヤーに対してレーザー銃のようなもので攻撃してくる。攻撃力はあまり高くないようで,倒すとポーションなどのアイテムをドロップする。一撃の攻撃力が高いストーンシェーパーの場合,数回の攻撃でVowguardを倒すことができるが,非力なクラスは少々手こずるかもしれない。
ドミニオンはチャプター2の実装に合わせて,“フィーチャーゲームモード”として登場する。その代わりに「CLASH(クラッシュ)」は一休みになるとのこと。
銃ではなく魔法をテーマにした一風変わった世界設定とバトルが特徴のスペルブレイクだが,これまでの海外における評価は上々。よりエキサイティングな展開が楽しめそうなドミニオンの登場を機に,戦いの嵐に飛び込んでみてはいかがだろうか。
「スペルブレイク」公式サイト
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(C)2020 Proletariat, Inc. All rights reserves.
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