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「DCS World」,ビギナーに手頃な拡張パック「DCS: Flaming Cliffs 3」の無料アップデートを実施しトレイラーを公開
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「DCS World」Weekly Newsletter
「DCS: Flaming Cliffs 3」は,2003年にリリースされたEagle Dynamicsのフライトシム「Lock On: Modern Air Combat」の拡張パック「Flaming Cliffs」と「LockOn: Flaming Cliffs 2」の流れをくむもので,2012年に「DCS World」のアドオンとして登場した。プレイアブル機体としてF-15CとA-10A,Su-27,Su-33,MiG-29A,MiG-29S,そしてSu-25が収録されており,機体モジュールはすべて,「DCS World」の初期機体と同じ非クリッカブルコクピットであるため,操作はすべてアサインされたキーやボタンを押して行う。収録機体数が多く操作も簡便であり,豊富なキャンペーンやミッションが付属しているので,ビギナーが最初のアドオンとして購入するのに好適だ。
プレイヤー向けのWeekly Newsletterによれば,アップデートにより,F-15CとA-10A,Su-27,Su-33,そしてJ-11には新しいコクピットと外装のテクスチャが,またSu-25には新しいコクピットテクスチャが実装されたとのこと。ちなみにJ-11は,クライアントのアップデートによって登場した中国製Su-27のことだ。
アップデートされたコクピットは,リアリティとディテールにフォーカスしており,最新機能である物理ベースレンダリングにも対応しているとのこと。現代的なグラフィックスに生まれ変わった「DCS: Flaming Cliffs 3」の勇姿は,公開されたトレイラーで確認してほしい。
Eagle Dynamicsはまた,従来の安定版とオープンβ版という二段階のリリースを撤廃することも明らかにしている。これまでは,まずオープンβ版が公開され,何度かのアップデートを経たうえで安定版に移行していたが,開発プロセスを見直し,バージョンを一元化する。Polychop Simulationsの「DCS: SA342 Gazelle」や,IndiaFoxtEchoの「DCS: MB-339」などのアップデートですでに行われているという。
オープンβ版には新機能をいち早くプレイできるというメリットがあったが,バグが多かったのも事実で,バージョン違いで混乱を招くこともあった。詳しくは,公式サイトのチェンジログをチェックしてほしい。
最後に,もしかしたら日本語対応が近いかもしれないという情報を1つ。どうやら,直近のアップデートでミッションエディタなどの一部UIを日本語化するファイルが導入されたらしい。
Steam版では,「DCS World」のインストールディレクトリにあるconfigフォルダの「lang.cfg」のバックアップを取ったあと,同ファイルをテキストエディタで開き,ENをJPに変えることで,何が起きるのかが確認できるはず。Eagle Dynamics版の場合はlang.cfgをJPに書き換えてrepairすることで日本語対応のデータが入るようだ。今のところ公式には何も発表されていないので,興味のある人は自己責任で試してほしい。
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