プレイレポート
VR専用ADV「ALTDEUS: Beyond Chronos」のデモ版を先行プレイ。東京クロノスから大きく進化した,まさに“Beyond Chronos”な最新作だ
「ALTDEUS: Beyond Chronos」は“VRインタラクティブストーリーアクション”と謳われており,さまざまな部分で前作から進化しているとのこと。11月13日には本作の主題歌の発表とともに,さまざまなシステムを紹介する最新PVも公開された(関連記事)。リリースが待ちきれないという人もいるだろう。
今回4Gamerでは,本作のリリースに先駆け,物語の冒頭を体験できるデモ版をプレイする機会を得たので,本稿にてそのプレイレポートをお届けしよう。
「ALTDEUS: Beyond Chronos」公式サイト
本作は,2080年に突如出現した超巨大生物「メテオラ」によって,人類が地下へと追い込まれてしまったという世界を舞台に,メテオラの出現から200年後の2280年を描いている。
主人公の「クロエ」は,メテオラに対抗する組織「プロメテオス」に属しており,人型都市防衛兵器「マキア」のパイロットとして戦いの日々を送っている。デモ版はクロエ視点で進行し,親友である「コーコ」との回想やプロメテオスのメンバーとのミーティング,メテオラ戦,そしてOPムービーまでをプレイすることができた。
前作「東京クロノス」は“画面の向こう側へ行くアドベンチャーゲーム”というテーマの通り,VR空間内で物語が展開し,周囲の景色を見渡せたり,キャラクターのいる方向から声が聞こえたりと,まさに“画面の中”を体感できる作品だ。
本作でもその雰囲気はしっかり引き継がれており,コードレスのOculus Quest 2でプレイすれば没入感もひとしおだ。さらに,本作では新たなシステムとして,VRならではのパートも導入されている。
例えば,ゲーム中にアイテムの探索シーンがあり,特定のオブジェクトを掴んで調べることができる。また「マシンアクションパート」という戦闘シーンでは,実際に目の前に表示されたパネルに触れて操作したり,レールキャノンを自ら構えて発射したりと,より“画面の中”へ入っていく仕掛けが用意されている。
なお,戦闘中にプレイヤーが行うアクションに失敗してしまうと,物語の展開も変化していくようだ。ストーリーの進行にどこまで影響があるのか,現状では不明だが,ただ選択肢を選ぶだけでなく,実際の行動次第で物語が変化するというのは面白い。
ところで,今回のデモ版では確認できなかったが,PVでは選択肢を選ぶ際に補助してくれるシステム「リブラ」や,選択をやり直せるシステム「アリアドネ」など,前作には存在しなかった要素も紹介されている。こうした新要素が物語の没入感にどのような影響を与えるのだろうか。
ストーリーに関しては,公式で紹介されている以上の情報は見られなかったが「東京クロノス」のボリュームからして,今回プレイしたデモ版は全体のごく一部でしかないと思われる。
タイトルの“Beyond Chronos”がストーリー的にどういった意味なのかも気になるところだが,新たなシステムを導入し,プレイのしやすさだけでなくさらなる没入感を得た本作は,前作から大きく進化し,間違いなくクロノスの先(Beyond Chronos)を目指したタイトルと言える。
冒頭で触れたとおり,「ALTDEUS: Beyond Chronos」の発売は12月4日に予定されており,Oculus Quest 2にも対応している。Quest 2をきっかけにVRに触れてみたという人も少なくないと思うので,アクションやシューティングだけでなく,VRでプレイするアドベンチャーゲームも体験してみてほしい。
なお,リリース時の対応ハードはOculus製のVR機器のみとなっている。HTC ViveやValve Indexへの対応は現時点では発表されていないので,その点は注意してほしい。他デバイスについては追ってお知らせするとのことなので,Oculus製品を持っていない人も今後の情報をしっかりチェックしておこう。
「ALTDEUS: Beyond Chronos」のOPテーマ担当がASCAさんに決定。本作のさまざまなシステムを紹介する最新PVの公開も
MyDearestは本日,12月4日に発売を予定している「ALTDEUS: Beyond Chronos」のOPテーマを発表するとともに,最新PVを公開した。公開されたPVでは,ASCAさんによる主題歌などを聴けるほか,本作で楽しめるさまざまなシステムの情報が明かされている。
「ALTDEUS: Beyond Chronos」公式サイト
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