［TGS2022］救急救命の現場を指揮するリアルタイムシムなど多数のタイトルが紹介された，Gamera Gamesのスペシャル番組まとめ

　Gamera Gamesは，東京ゲームショウ2022の1日めとなる2022年9月15日に，情報番組「Gamera Games Now 東京ゲームショウ 2022 スペシャル」を配信した。


　番組の中では，惑星開拓シミュレーション「ダイソンスフィア プログラム」やサスペンスホラー「ダークワールド：カルマ」など，同社の手掛ける20以上のタイトルの情報が紹介された。本稿では，発表された情報からいくつかをピックアップしてお届けしよう。

「ダイソンスフィア プログラム」

　Steamでアーリーアクセス中の惑星開拓シミュレーション「ダイソンスフィア プログラム」からは，大型アップデート“Rise of the Dark Fog（黒霧に浮かぶ）”の情報が公開された。新たな敵として登場する「黒霧」は，強力な自己修復能力を持ち，宇宙を飲み込もうとしている存在だ。
　また，黒霧との戦いには，「脅威度」という新たな概念が登場する。これは，プレイヤーが建設や発電などの生産活動を行ったり，敵の巣を攻めたりといった行動をすることで，黒霧の脅威度が高まり，一定以上になると，黒霧の侵攻を受けることになる。
　黒霧の侵攻ペースはバトルモードで，プレイヤー側が脅威度を調整することでコントロールすることができるほか，難度「EASY」を選択することで，黒霧を攻めてこなくなるようにもできるという。

　アップデートの実装は2023年になる予定で，現在はリリースに向けてさまざまな調整を行っているとのことだ。

「ダークワールド：カルマ」

　2023年に発売予定の「ダークワールド：カルマ」は一人称視点のホラーゲームだ。本作の主人公は記憶を失った操作官。主人公は老人に導かれ，奇妙なテープを介して過去の記憶とつながり，記憶を取り戻す旅へと出かける。
　調査では，ほかの人の心にダイブすることにもなるようで，その先に広がるサイケな異世界を冒険し，用意されたパズルを解きながら記憶の断片を探していく。

　番組の中で公開された最新トレイラーでは，主人公の記憶の手がかりと思しき映像が収録されていた。「天国の扉」「レヴィアタンカンパニー」，奇妙な薬「BLUEBOTTLE」など，断片的なワードは拾えるが，それがシナリオとどうつながっていくのかは不明。いろいろと考察を膨らませながら，リリースを待とう。

As The Light Goes Out

　「As The Light Goes Out」は，2023年に発売予定の警察，消防，救急救命の現場を指揮していくリアルタイムシミュレーションゲームだ。プレイヤーは，人探し，火災，窃盗，テロといった街で巻き起こるさまざまな緊急事態に対処していく。市民の評判を高めることで車両や機能などをアップグレードしていき，対処できるトラブルをどんどん広げていくことが可能だという。

　公開映像には，本作を手がけた隼月遊戯（Moon Falcon Games）の開発チームも登場。「自身の命をも犠牲にして危険と戦うヒーローたちの姿を描きたかった」という開発のきっかけや，ゲーム開発にあたり，レスキュー現場の資料を1年かけて集めたことなどが語られている。

Garlant My Story

　2023年に発売予定の新作「Garlant My Story」は，マーベラスの「ルーンファクトリー」シリーズに代表される，農場シムとファンタジーRPGを合わせた形のタイトルだ。

　学校を卒業したばかりの新米冒険者である主人公は，ドイ地方のガーラントという町で，冒険者としての第一歩を踏み出す。しかし主人公を待っていたのは，倒壊寸前のボロ屋や，荒れ放題な畑。まずはこれらの土地を整備しながら，村の人と仲良くなることを目指していく。
　もちろん，冒険者ギルドと協力してモンスターを倒し，地域の安全を守ることも行っていくようで，行方不明になった冒険団や謎の古代技術の噂といったさまざまな事件にも遭遇するようだ。

The Awakener: Risen

　2023年に発売予定の「The Awakener: Risen」は，中世ファンタジーの世界を舞台にしたオープンワールドのアクションRPGだ。プレイヤーは，戦士，魔法使い，盗賊といったクラスを選択し，覚醒者（The Awakerner）として，悪魔との戦いに挑む。

　公開されたトレイラーには，美麗なグラフィックスで描かれた広大なフィールドや，各クラスのアクションシーン，物語のバックグラウンドを描いたストーリー映像などが収録されている。

Room 301 NO.6

　9月21日に発売予定の「Room 301 NO.6」は，アルツハイマー病患者の体験を描いたナラティブゲームだ。本作では，プレイヤーは，迷路ゲームを繰り返しプレイしていき，アルツハイマー病患者が日常的に直面する認知障害や病気の特徴を追体験し，理解を深めていくことができるという。
　本日公開されたトレイラーは，アルツハイマーを患ったと思しきご婦人が，家族の思い出を刻一刻と失っていく様子を描くイメージ映像となっている。





　ここでピックアップしたタイトルのほかにも，東京ゲームショウ2022の会場に出展されている「Brave Eduardo」「「Arto」，娘の成長を見守るマルチエンディング育成ゲーム「火山の娘」，クトゥルフ神話をテーマにしたRPG「人格解体」など多数のタイトルが紹介されている。気になった人はアーカイブを確認してほしい。

Gamera Games Steamストアページ