KONAMIから2021年3月12日に発売されるOculus Quest向けVRゲーム
「BEAT ARENA」。本作は,「BEMANI」シリーズの人気曲や本作のオリジナル曲を,ギター,ベース,キーボード,ドラムの4種類の楽器で演奏できるVR音楽ゲームだ。そんな本作を一足先に遊んでみたので,そのプレイレポートをお届けしよう。
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※実際のゲームプレイとは異なる場合があります
自分だけのアバターと,プレイフィールが異なる4つの楽器でバンド演奏を満喫!
冒頭で紹介したように,本作最大の特徴は,ギター,ベース,キーボード,ドラムという,4種類の楽器を演奏できること。ゲームには「BEMANI」シリーズ楽曲や本作のオリジナル楽曲が
計20曲以上収録されており,曲ごとに決められた3種類の楽器でのプレイが楽しめる。
どの楽器でも前方から飛んでくるノーツに合わせて演奏するという点は共通だが,選んだ楽器によってガラリとプレイフィールが異なるのが面白いところだ。
まずギターの演奏では,左手のX/Yボタン,トリガーボタン,グリップボタンが,それぞれ,左,中央,右のノーツに対応しており,正しいボタンを押しながらタイミングよく右手のピックを振って弦を鳴らす。ベースの場合も左手の操作は同じだが,右手はトリガーボタンとグリップボタンで人差し指と中指を動かして,フィンガーピッキングする必要がある。
キーボードの演奏は,飛んでくるノーツに合わせて,両手を使ってタイミングよく鍵盤をタッチするというもの。見た目も操作も,音楽ゲームとしては本作の中で最もオーソドックスだが,ノーツはキーボードの幅いっぱいを使って飛んでくるので,高難度になるとかなりの忙しさだ。
そしてドラムは,4つの楽器の中で唯一,座った姿勢でのプレイが推奨されている。ゲーム内のドラムキットは,スネアやタム,ハイハットやシンバルなど,バスドラム以外のすべてが揃った本格的な作りで,叩いて音を鳴らすだけでもとにかく楽しい! もちろん,ハイスコアを目指すにはノーツに合わせて正しく演奏しなくてはいけないが,筆者イチオシの楽器だ。
ゲーム内の楽器の位置や高さは自分好みに調整可能で,例えば「ギターをもっと低い位置に構えたい」といったニーズにも対応している。
さらに本作では,実際にバンド仲間とVR空間でライブ演奏しているような感覚を味わえるのが大きな魅力。ゲームを開始したら,まずは自分の分身となるアバターを作成し,ステージではほかの楽器を担当する2人のアバターとセッションするのだ。
自分以外のアバターは基本的にNPCだが,フレンドのデータを読み込んで非同期の協力プレイが可能な
「Crossover time session(クロスオーバータイムセッション)」という機能もあり,自慢のプレイデータやアバターを共有してバンドを結成できるのも面白い要素だ。
ゲームモードは,演奏したい曲と,その曲に対応した3種類の楽器を自由に選んでプレイする
「フリー」と,指定された曲と楽器の組み合わせでステージをクリアしていく
「キャンペーン」の2つあり,キャンペーンモードを進めることで,新しいアバターパーツなどが入手できる。
アバターパーツは顔や髪形,服装やアクセサリなど,かなり豊富に用意されており,ロッカールームでいつでも変更可能なので,まずは練習を兼ねてキャンペーンモードから遊び始めるのがオススメ。魅力的な楽曲を多彩な楽器で演奏する楽しさと,自分だけのアバターをカスタマイズする楽しさの両方がいっぺんに味わえる,これまでにないVR音楽ゲームに仕上がっているので,興味を持った人はぜひどうぞ。
(C)Konami Digital Entertainment