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SONIC ORIGINS
  • セガ
  • 発売日:2022年内
  • 価格:未定
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印刷2021/07/02 12:00

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「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 セガを代表するアクションゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズは,2021年6月23日に誕生から30周年を迎えた。
 さっそく30周年を記念して最新作(タイトル未定)の制作が明らかにされたほか,新作タイトルの発売,Netflixで配信されるアニメシリーズ「SONIC PRIME」や,さまざまなコラボレーション施策などが発表となった(関連記事)。今年から2022年にかけて,ソニックファンにとって印象深いアニバーサリーイヤーとなるはずだ。

画像集#001のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る
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ソニック30周年記念番組“Sonic Central”の発表情報まとめ。シリーズ作品のコンピレーションタイトル「SONIC ORIGINS」が2022年に登場

ソニック30周年記念番組“Sonic Central”の発表情報まとめ。シリーズ作品のコンピレーションタイトル「SONIC ORIGINS」が2022年に登場

 セガは本日,5月28日に配信されたソニック30周年記念番組「Sonic Central」で発表となった,新作情報やコラボ情報などのまとめを公開した。番組では,新作タイトル「ソニックカラーズ アルティメット」の発表をはじめ,さまざまな30周年施策についてのアナウンスが行われた。

[2021/05/31 14:45]

 1991年6月23日(日本では1991年7月26日),セガのメガドライブ用ソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」がリリースされた。鮮烈なデビューを飾った主人公・ソニックは幅広い層のファンを獲得し,国内外で広く愛されるシリーズとして展開中だ。
 ソニックタイトルが発売されたプラットフォームはセガハードから始まったが,2001年からは他社のゲーム機にも供給されており,多くのユーザーがソニックのハイスピードアクションを楽しめるようになった。
 30周年を機に発表されたタイトルのなかには,「ソニックカラーズ アルティメット」PC/PS4/SwitchXbox Series X/Xbox One版は海外のみ)や「SONIC ORIGINS(ソニックオリジンズ)」といった過去に発売されたタイトルの移植作もあり,名作を現代に伝えていく展開はオールドファンとしても嬉しいところだ。

「ソニックカラーズ アルティメット」。Wii向けに発売された「ソニックカラーズ」をリマスター化し,新要素を追加。2021年9月9日発売予定
画像集#002のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

メガドライブ向けに発売された5タイトルをセットにしたコンピレーション「SONIC ORIGINS」。2022年発売予定(画像は「Sonic Central」より)
画像集#003のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 シリーズ30周年を記念して,現行機や前世代のプラットフォームで配信中のソニックタイトルをリストを紹介するとともに,そこからシリーズの名作をピックアップして振り返ってみたい。自宅にいながらにして“すぐ遊べる”ソニックタイトルなので,「気になってたけど買ってなかった」「初めて見たけど面白そう!」と思った人は,購入の参考にしていただければ幸いだ。
 なお,リストのデータは2021年6月23日現在,プラットフォーム上の国内向けストアで確認できるものをまとめている。都合により配信終了になったり,セールや価格改定などによって異なる場合もあるので,その点はご了承いただきたい。

ソニックチャンネル



Nintendo Switchは初代と最新作が同じプラットフォーム上で楽しめる


 Nintendo Switchでは新旧のソニックタイトルが配信中だ。伝統のハイスピードアクションを受け継いだ「ソニックフォース」は,シリーズで初めてプレイヤーキャラクターの「アバター」をソニックファミリーのテイストで作れるタイトル。ゲームプレイによって手に入るアバターパーツ(コスチューム)やウィスポン(武器)によるカスタマイズも魅力だった。人気キャラクターが総出演のうえ,シリアスなテイストのストーリーも見どころのひとつ。

2017年発売の「ソニックフォース」。「ソニックジェネレーションズ」と同様,モダンソニックとクラシックソニックが登場し,アバターはモダンソニックの相棒となる
画像集#004のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 また,「マリオ&ソニック」シリーズの最新作「マリオ&ソニック AT 東京オリンピック」や,30年前の初代ソニックを遊びやすく改良して移植した「SEGA AGES ソニック・ザ・ヘッジホッグ」なども配信されている。
 ちなみに「マリオ&ソニック AT 東京オリンピック」のダウンロード版はシリーズ作品の傾向を見る限り,期間限定配信となる可能性が高い。パッケージ版も発売されているが,ダウンロード版を手に入れたいという人は,今のうちに購入しておいたほうがいいかもしれない。

2019年発売の「マリオ&ソニック AT 東京オリンピック」。東京の会場で行われる競技21種目でソニックとマリオが共演。1964年東京オリンピックの競技も収録され,それらはドット絵で描かれる
画像集#005のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る
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2018年発売の「SEGA AGES ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。メガドライブ版の完全再現だけでなく,プレイしやすく改良されている。アーケードで遊べた「メガプレイ版」も収録
画像集#007のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

Nintendo Switch 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
SEGA AGES ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 2020/02/13 999円
マリオ&ソニック AT 東京オリンピック 2019/11/01 6589円
チームソニックレーシング 2019/05/21 3289円 新価格版
SEGA AGES ソニック・ザ・ヘッジホッグ 2018/09/20 999円
ソニックマニア・プラス 2018/07/19 2530円
ソニックフォース 2017/11/09 3289円 新価格版,DLCあり
ソニックマニア 2017/08/16 1980円 DLCあり


まだまだ現役!? 立体視でソニックを楽しめるのはニンテンドー3DSだけ


 直近の携帯ゲーム機におけるソニックシリーズの展開は,国内ではニンテンドー3DSが中心だった。「ソニックトゥーン」2作品や「ソニックジェネレーションズ 青の冒険」などはニンテンドー3DSでしか遊べないタイトルであり,それらが現在も配信されているのは嬉しいところだ。

「ソニックジェネレーションズ 青の冒険」はソニック20周年記念タイトル。据置機版「白の時空」とは異なるステージをモダンソニックとクラシックソニックが駆け抜ける
画像集#008のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 ニンテンドー3DSといえば,裸眼で立体視ができる携帯ゲーム機だ。「セガ 3D復刻プロジェクト」としてリリースされた「3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」は,その真骨頂と言える存在だった。メガドライブ版をリアルタイムで触れた筆者の世代には,奥行きのあるゾーンの表現は新鮮に映ったはず。とくに「2」のスペシャルステージは,3D表現に憧れた当時の開発陣を思うと感慨深いものがある。
 そのほか,バーチャルコンソールでゲームギア版のソニックシリーズが配信されているのもニンテンドー3DSであり,どのタイトルもほかの機種に移植された例がなく,資料的価値も高い。

「3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」。奥に進んでいくスペシャルステージは,立体視で見ると奥行きを感じられる。3DSならではの演出だ
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ゲームギア版「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」(バーチャルコンソール)。メガドライブ版とはまた違った形のソニックの活躍を楽しめる
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ニンテンドー3DS 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE 2016/12/22 5489円 「3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」を収録
ソニックトゥーン ファイアー&アイス 2016/10/27 5489円
セガ3D復刻アーカイブス2 2015/12/23 4939円 「3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を収録
3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 2015/07/22 880円
ソニックトゥーン アイランドアドベンチャー 2014/12/18 5478円
ソニック・ザ・ヘッジホッグ(ゲームギア版) 2013/12/04 315円 バーチャルコンソール(ゲームギア)
ソニック ロストワールド 2013/10/24 4924円
ソニックジェネレーションズ 青の冒険 2013/05/30 2700円
3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ 2013/05/15 628円
ソニックドリフト2 2012/11/14 315円 バーチャルコンソール(ゲームギア)
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2(ゲームギア版) 2012/10/31 315円 バーチャルコンソール(ゲームギア)
ソニックラビリンス 2012/05/16 315円 バーチャルコンソール(ゲームギア)
Gソニック 2012/04/18 315円 バーチャルコンソール(ゲームギア)
ソニック&テイルス2 2012/03/14 315円 バーチャルコンソール(ゲームギア)


Wii U版「ソニック ロストワールド」は任天堂コラボステージDLCも楽しい


 任天堂の前世代機,Wii Uでは「ソニック ロストワールド」「ソニックトゥーン 太古の秘宝」が現在も配信中。前者はソニックシリーズでは斬新なシリンダー状,あるいは球状のステージが採用されていたり,ソニックが新たに「パルクール・アクション」を行えるようになっていたり,「エッグマン六鬼衆」といった新機軸のキャラクターが登場したりと,新しい試みが導入されたタイトル。Wii U版では任天堂タイトル(「ヨッシーアイランド」「ゼルダの伝説」)とのコラボステージDLCも配信されている。

「ソニック ロストワールド」。ソニックシリーズとしては斬新な形のステージが登場。任天堂タイトルとのコラボステージDLCも楽しい
画像集#013のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る
画像集#014のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 また,バーチャルコンソールではゲームボーイアドバンスの3タイトルが配信中。「ソニックアドバンス」は,「ソニックアドベンチャー2」などの3Dソニックが全盛だった時期に,2Dアクションを継承したシリーズだ。「ソニックアドバンス2」では人気キャラクター「クリーム」が初めて登場している。

「ソニック アドバンス2」(バーチャルコンソール)。ゲームボーイアドバンスタイトルのバーチャルコンソールは,Wii Uのみ配信中(画像は任天堂公式サイトより)
画像集#015のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

Wii U 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
ソニックアドバンス3 2016/05/25 715円 バーチャルコンソール(ゲームボーイアドバンス)
ソニックアドバンス2 2016/02/24 715円 バーチャルコンソール(ゲームボーイアドバンス)
ソニックアドバンス 2015/02/18 715円 バーチャルコンソール(ゲームボーイアドバンス)
ソニックトゥーン 太古の秘宝 2014/12/18 7678円
ソニック ロストワールド 2013/10/24 6810円 DLCあり


PlayStation Nowなら現行機でPS3時代のソニックをプレイできる


 非常に息の長いゲーム機となったPlayStation 4では,意外にもソニックシリーズの配信タイトルが少ない。「チームソニックレーシング」「ソニックマニア」はシリーズのメインストリームにあるタイトルではないが,ともに完成度は高い。ぜひ遊んでみてほしい。
 「チームソニックレーシング」は自分だけでなく,同じコースを走行するチームメイトとの共闘により順位が決まるというユニークなルールが特徴だ。仲間が走ったライン上を走るとブーストができたり,アイテムを共有できたりするアイデアが斬新で,ソニックファンでなくとも楽しめるだろう。

2019年発売の「チームソニックレーシング」。ソニックの名を冠したタイトルとしては最新作。同じコース上を走る2人の仲間との協力プレイが勝敗の鍵を握る
画像集#016のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 「ソニックマニア」はメガドライブ時代のソニックファンが開発を手がけ,現代における2Dソニックの決定版と呼べるタイトル。ドット絵のセンス,プレイフィール,レベルデザイン,サウンドなどの全てにおいて「クラシックシリーズ」(メガドライブで発売された5作品)をリスペクトしている。DLC「アンコールパック」では,アーケード版「セガソニック・ザ・ヘッジホッグ」に登場した幻のキャラクター,マイティーとレイが復活を遂げた。
 ちなみに「ソニックマニア・プラス」は,「ソニックマニア」と「アンコールパック」を同梱したもの。これから購入する場合は,「プラス」をオススメする。
 ちなみにPS4,PS5,PC向けにサービス中のPlayStation Nowのラインナップにもソニックタイトルが含まれている。サービスに加入すれば,現行機でPS3時代のソニックタイトルがプレイ可能だ。

2018年発売の「ソニックマニア・プラス」。ドット絵の3Dアクションで,ファンならニヤリとしてしまうシーンが続出する
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PlayStation 4 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
チームソニックレーシング 2019/05/21 3289円 新価格版
ソニックマニア・プラス 2018/07/19 2530円
ソニックフォース 2017/11/09 3289円 新価格版,PS Now対応,DLCあり
ソニックマニア 2017/08/16 1980円 DLCあり,PS Now対応


PS3では「Sonic the Fighters」をはじめ,レアなタイトルが配信中


 前世代のハードとなるPlayStation 3だが,現在もいくつかのソニックタイトルが配信されている。「LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶」(9月24日発売予定)に収録されることが話題となった「Sonic the Fighters(ソニック・ザ・ファイターズ)」も含まれている。
 「Sonic the Fighters」は1996年にアーケードでリリースされた対戦格闘ゲーム。バーチャファイターシリーズなどを手がけたAM2研が開発に携わっている。ポリゴン数が少なめのソリッドなソニック達がポカポカと殴り合いを繰り広げ,ダメージを受けるとキャラクターが伸び縮みするエフェクトがコミカルさを演出している。防御にはガードではなく,耐久力と使用回数に制限のある「バリア」が採用されているのも,ソニックらしい設定だ。また,PS3版とXbox 360版には隠しキャラクターとして,アーケード版ではボツになった「ハニー・ザ・キャット」も登場する。

2012年発売の「Sonic the Fighters」。ハニー・ザ・キャットはエミーを選ぶときにスタートボタンを押すと選択できる
画像集#018のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る
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 そのほか,PlayStation 2 アーカイブス「ソニックヒーローズ」も注目のタイトルだ。3人のキャラクターを同時に操作する「チームアクション」を採用しており,ストーリーもそれぞれのチームの側面から描かれる。当時としては画期的な作品だった。

「ソニックヒーローズ」。同時に動く3人のキャラクターを切り替えながら,その能力を発揮していく。オリジナル版は2003年にリリース(スクリーンショットは2004年発売のPC版)
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PlayStation 3 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
ソニックヒーローズ 2014/09/17 1320円 PlayStation 2 アーカイブス
Sonic the Fighters 2012/11/28 838円 PS Now対応
ソニックアドベンチャー2 2012/10/05 1047円 DLCあり,PS Now対応
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードII 2012/05/16 1572円 PS Now対応
ソニック ジェネレーションズ 白の時空 2011/12/01 PS Now対応,購入不可
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 2011/07/28 628円
ソニック・ザ・ヘッジホッグ 2011/07/06 628円 PS Now対応
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI 2010/10/12 1572円 PS Now対応
ソニックアドベンチャー 2010/09/29 1047円 DLCあり,PS Now対応
ソニックワールドアドベンチャー 2009/02/19 PS Now対応,購入不可


Xboxプラットフォームは互換機能により,3世代のソニックタイトルがプレイできる


 Xboxプラットフォームは配信タイトルの扱いが少々特殊だ。Xbox Series Xでは,Xbox OneとXbox 360向けにリリースされたものの多くが互換機能によりプレイできるが,プラットフォームによってストアの表示価格が異なる場合がある。また,「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」「ソニック&ナックルズ」は互換対応タイトルではあるものの,Xbox 360のストアでしか購入できないようだ。

 注目タイトルは「ソニック ワールドアドベンチャー」「ソニックジェネレーションズ 白の時空」だ。「ソニック ワールドアドベンチャー」はステージを高速で駆け抜ける従来のハイスピードアクションに加えて,夜のステージではソニックがパワフルな「ウェアホッグ」に変身。スピード感を控えめにして,格闘アクションへと変化する独自のゲームシステムを採用している。“ワールドアドベンチャー”というタイトルが示す,世界各国のステージやそれぞれの背景,BGMも注目だ。

「ソニック ワールドアドベンチャー」。昼と夜でアクションがガラッと変わるのがポイント。2008年にWii/PS3/Xbox 360向けに発売された
画像集#021のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 「ソニックジェネレーションズ 白の時空」は今から10年前,ソニック20周年を記念して制作された据置機向けのタイトル。過去シリーズのアレンジされたステージを「モダンソニック」と「クラシックソニック」が交互に走り抜けるという,アニバーサリーイヤーにふさわしい内容で,それぞれのアレンジされたBGMも完成度が高かった。

2011年発売の「ソニックジェネレーションズ 白の時空」。ステージのデザインはもちろん,BGMなども過去のものをアレンジ。3Dと2D(サイドビュー)のアクトを交互にプレイして進めていく
画像集#022のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る
画像集#023のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

 Xbox 360専用タイトルの「ソニック フリーライダーズ」にも触れておこう。本作はソニック達が「エクストリームギア」なるボードに乗ってレースを展開する,「ソニックライダーズ」の系譜を受け継ぐタイトル。その大きな特徴はモーションセンサー「Kinect」を使って,自分の体の動きを認識させてソニック達を操作するという点だ。映像によるスピード感の表現とともに,体を使ったさまざまなアクションが採用されていて,かつてのアーケード用体感ゲームを彷彿とさせる。なお,Xbox 360用コントローラではプレイできないのでご注意を。

「ソニック フリーライダーズ」。2010年にKinectと同時発売された。体感アクションが気持ちのいい,Xbox 360専用タイトルだ
画像集#024のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

Xbox One,Xbox Series X 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
ソニックマニア 2017/08/16 1944円 DLCあり
Sonic the Fighters 2012/11/28 520円 Xbox 360版
ソニックアドベンチャー2 2012/10/05 1050円 DLCあり,Xbox 360版
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードII 2012/05/16 1550円 Xbox 360版
ソニック ジェネレーションズ 白の時空 2011/12/01 2000円 Xbox 360版
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI 2010/10/12 1050円 Xbox 360版
ソニックアドベンチャー 2010/09/29 520円 DLCあり,Xbox 360版
ソニックワールドアドベンチャー 2009/02/19 1620円 DLCあり,Xbox 360版
ソニック&ナックルズ 2009/09/09 Xbox One,Xbox Series Xのストアでは購入不可
ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 2009/06/10 Xbox One,Xbox Series Xのストアでは購入不可

Xbox 360 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
Sonic the Fighters 2012/11/28 515円
ソニックアドベンチャー2 2012/10/05 1029円 DLCあり
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードII 2012/05/16 1543円
ソニック ジェネレーションズ 白の時空 2011/12/01 1944円
ソニック フリーライダーズ 2010/11/20 2675円 Kinect専用,Xbox One,Xbox Series Xには非対応
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI 2010/10/12 1029円
ソニックアドベンチャー 2010/09/29 515円 DLCあり
ソニックワールドアドベンチャー 2009/02/19 1620円
ソニック&ナックルズ 2009/09/09 308円
ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 2009/06/10 515円


Steamでは国内未発売のソニックタイトルも配信中


 Steamでは「Sonic Forces(ソニックフォース)」「Team Sonic Racing(チームソニックレーシング)」といった近年のタイトルだけでなく,メガドライブ時代のクラシックなソニックも豊富にラインナップされている。なかには「Sonic 3D Blast」「Dr. Robotnik’s Mean Bean Machine」といった国内未発売のタイトルも存在する。これらはオムニバスソフトなどに収録されているため,国内でも遊ぶ手段がないわけではないが,1つの選択肢として紹介しておきたい。
 とくに「Dr. Robotnik’s Mean Bean Machine」は,「ぷよぷよ」の北米版であり,Dr. RobotnikことDr.エッグマンとそのロボットが登場し,サウンドも国内版とは異なる。

「Dr. Robotnik’s Mean Bean Machine」。北米版メガドライブ・Genesisで発売された「ぷよぷよ」の北米版だ(画像は「SEGA Genesis Mini」のもの)
画像集#025のサムネイル/「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」30周年特別企画。現在配信中のソニックタイトルのなかから,数々の名作を振り返る

Steam 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
Team Sonic Racing 2019/05/21 6469円 日本語非対応
Sonic Forces 2017/11/09 7009円 DLCあり
Sonic Mania 2017/08/30 1944円 DLCあり
Sonic Lost World 2015/11/03 3480円 日本語非対応
Sonic 3 & Knuckles 2011/01/27 498円 日本語非対応
Sonic The Hedgehog 2 2011/01/27 498円 日本語非対応
Sonic The Hedgehog 2010/10/27 498円 日本語非対応
Sonic Spinball 2010/09/14 498円 日本語非対応
Dr. Robotnik’s Mean Bean Machine 2010/09/14 498円 日本語非対応
Sonic 3D Blast 2010/06/02 498円 日本語非対応
Sonic & SEGA All-Stars Racing 2010/03/04 1480円 日本語非対応


新旧ソニックがスマホやタブレットでも


 最後に紹介するのは,スマートフォンやタブレットで遊べるソニックタイトル。現在サービス中の「ソニック AT 東京2020オリンピック」は,「マリオ&ソニック」シリーズとは異なり,ソニックファミリーのみが参加するスポーツゲームである。
 東京を舞台に15種目以上の競技が楽しめて,操作やUIはスマホ/タブレットの入力に最適化されている。もちろん,オンラインランキングにも対応。ダウンロードと一部プレイは無料だが,序盤以降のエリアや競技の開放,消費アイテムの購入,BGMのアンロックなどは追加購入する形だ。
 なお,ソニック30周年に合わせて,エリアを開放するための「フリーパス」の価格が改定となった。全エリアを遊べる「オールエリアフリーパス」が120円(以前は1220円。ほかのフリーパスも全て120円に)で購入できるようになった。これだけでも十分楽しめるので,ぜひ遊んでみてほしい。
 過去には「ソニックランナーズ」といったスマホ向けオリジナルタイトルが配信されていたが,残念ながら現在はサービスを終了している。

「ソニック AT 東京2020オリンピック」。東京を舞台にさまざまな競技が気軽にプレイできるスポーツアクションだ
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スマートフォン/タブレット 配信中のソニックタイトル
タイトル 発売日 価格 備考
ソニック AT 東京2020オリンピック 2020/05/07 ダウンロードと一部プレイは無料 iOS/Android/Fire OS
ソニックレーシング 月額課金 iOS(Apple Arcade専用)
ソニック・ザ・ヘッジホッグ 2 370円 iOS
ソニック・ザ・ヘッジホッグ 370円 iOS
ソニックCD 200円 Fire OS
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードII 360円 Fire OS
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI 370円 iOS / Fire OS,Fire OS版は300円

 少々駆け足気味に振り返ってみたが,現在も多数の新旧ソニックタイトルが配信中であることがお分かりいただけると思う。もちろん,パッケージ版を入手するという手段もあるが,ダウンロード版の“欲しいときにすぐ買える”というメリットは見逃せない。それぞれのプラットフォームが現役であれば,ぜひソニックタイトルをチェックしてアニバーサリーを盛り上げよう。

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