RPGとリズムゲームが融合した新作「ナナリズムダッシュ」を先行プレイ。パーティを編成してさまざまな名曲に挑戦しよう

　サミーネットワークスのスマートフォン向け新作アプリ「ナナリズムダッシュ」（iOS / Android）が，2021年8月2日にリリース予定だ。今回4Gamerは，ゲームの配信に先駆けて同作を先行プレイできたので，その内容をレポートしよう。

「ナナリズムダッシュ」公式サイト

※本記事は開発版を使用して制作しています。正式版とは異なる場合があります。

3ラインに流れてくる音符をタップで敵に攻撃

　本作は，画面の右から左に向かって流れてくる音符をタップしていくリズムゲームだが，RPG要素も盛り込まれているのが特徴だ。「吟遊詩人」と呼ばれるキャラクターをパーティに編成し，敵を倒していくことになる。


　パーティに編成できる吟遊詩人は3体で，音符の流れてくる3ラインにそれぞれ割り当てられる。楽曲ごとに登場する敵からの攻撃として音符が出現し，吟遊詩人の前方の成功を判定する青い線に合わせて，音符をタップしていくことになる。音符は流れてくるレーンを問わず，画面上どこをタップしても大丈夫だ。そしてタップが成功するたびに，該当のラインにいる吟遊詩人が敵に攻撃を繰り出す。


　敵のHPは各ラインに1体ずつ設定されており，敵を倒すと次の敵が現れる。ちなみに吟遊詩人にもHPが設定されており，3人の合計値がパーティ全体のHPとなっている。音符のタップをミスするとHPが減少していくので注意が必要だ。



　敵を一定数倒すと3ラインすべてに攻撃を仕掛けてくるボスが出現。ボスを倒せば，楽曲の残り時間に関係なくクエストをクリアしたことになる。


　なお，楽曲の残り時間がある状態でボスを撃破すると，HPが非表示となる。どれだけタップを失敗しても負けることがない状態となり，どこまでタップの連続成功数を伸ばせるかに挑戦するモードへと突入する。何もせずともクエストをクリアできるが，最大成功数に応じて報酬が変化するため，残り時間の音符もすべてタップしたほうがいい。


　吟遊詩人はガチャなどから入手でき，育成をすることで，クエスト中に現れる敵へ与えるダメージを伸ばせる。それぞれのキャラクターのレベルは，クエストクリア後の経験値で上昇するプレイヤーランクが上限値となり，強化用の素材などで上昇させることが可能だ。


　さらに吟遊詩人は，自動で発動して敵に大ダメージを与えるスキルを入手時から複数習得している。スキルレベルを伸ばすことで，よりクエストのクリア難度は低くなる。ステータス上昇だけでなく，ガチャやクエストから獲得できる楽器を装備させて攻撃力を上げることもできるので，難しい楽曲はキャラクターレベルを上げたり，装備を整えたりしてクリアするという手が使えるリズムゲームとなっている。


　このほか，吟遊詩人には「心」「技」「体」「勇」「智」という5種類からいずれかの属性が設定されており，クエストの敵に応じて有利な属性の吟遊詩人を編成すれば，楽曲自体が難しくても，クリアしやすくなる。


　クエストでは，本作用に編集された楽曲が1クエストごとに，1楽曲ずつ流れていく。サミーよりリリースされているパチンコ，パチスロに収録されたテーマソングや，他メーカー機種の楽曲も収録されている。サミーの機種からは「獣王」や「アラジンA」など，昔ながらの機種の音楽がメドレーとして，1曲になったものも登場する。

　テレビアニメやゲームなどの作品を原作とした機種のテーマソングも数多く登場。さらに「快盗天使ツインエンジェル」シリーズのような，アニメ調のメーカーオリジナル機種の楽曲も収録されている。


　今回の先行プレイで判明した情報は以上となる。原作付き機種のテーマソングは，パチンコ，パチスロを遊んだことがない人でも，聞き覚えがあるものも多いだろう。

　もちろん，特徴的なのは収録楽曲だけではない。キャラクター育成などのRPG要素がしっかりとクリア難度につながっているため，本作はリズムゲームでありながら，RPGとして遊びやすい作品となっている。「ナナリズムダッシュ」の配信をぜひ楽しみにしてほしい。

「ナナリズムダッシュ」公式サイト