［TGS2023］「モンスターハンターライズ：サンブレイク」が日本ゲーム大賞2023年間作品部門で大賞を受賞

　CESA（一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会）は本日（2023年9月21日），27回目となる「日本ゲーム大賞」を開催し，2023年度（※）を代表する「日本ゲーム大賞2023 年間作品部門」の大賞作品として「モンスターハンターライズ：サンブレイク」（PC / Nintendo Switch / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One）を選出したことを発表した。

※2022年4月1日から2023年3月31日に日本国内で発売された作品が対象

　本作は「モンスターハンターライズ」の大型拡張パックではあるものの，アップデートによって広がる「狩る」楽しさに対して，一般投票で多くの熱狂的な支持が寄せられての受賞になったとのことだ。

　このほか，ゲーム産業の発展に寄与した人物や団体に贈られる経済産業大臣賞では，まさかのハードウェアから「ファミリーコンピュータ」が選出された。40年にわたり発展し続けるゲーム産業の礎を築いた点や，多くのクリエイター，そしてゲームファンを生み出し，新たな産業の創出と発展に貢献したことが評価されたという。
　また，ゲームデザイナーズ大賞2023には「RPGタイム！〜ライトの伝説〜」が選出された。本作は手書きのノート上で描かれる世界を舞台にした，さまざまな遊びに満ちたゲームだが，その独特の表現手法，個性が評価を受けて受賞となったようだ。

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今回で開催27回目を迎える「日本ゲーム大賞（Japan Game Awards）」（主催：一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称：CESA、会長：辻本春弘）では、2023年度を代表する作品を選出する『日本ゲーム大賞2023年間作品部門』の大賞および各賞を決定、『モンスターハンターライズ：サンブレイク』（株式会社カプコン）が大賞を受賞しました。

また、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(株式会社ポケモン)が、優秀賞、ベストセールス賞の2冠を達成しました。ほか、優秀賞も話題になった作品など計10作品(※)が受賞しました。 ※大賞作品含む

今年度は、2022年4月1日から2023年3月31日までの間、日本国内で発売された作品を対象※に本年4月10日から7月21日までの一般投票を実施、その後日本ゲーム大賞選考委員会の審査を経て、各賞を決定しました。

「日本ゲーム大賞2023 年間作品部門」各賞一覧
(各賞内：カナ50音順)

受賞	タイトル	社名	プラットフォーム
大賞	モンスターハンターライズ：サンブレイク	株式会社カプコン	Nintendo Switch / Steam / PS5 / PS4 /Xbox Series X｜S / XboxOne / PC
優秀賞	クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン	株式会社スクウェア・エニックス	PS5 / PS4 / Nintendo Switch / XboxSeries X｜S / Xbox One / Steam
	ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク	株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント	PS5 / PS4
	スプラトゥーン３	任天堂株式会社	Nintendo Switch
	ゼノブレイド３	任天堂株式会社	Nintendo Switch
	ソニックフロンティア	株式会社セガ	PS5 / PS4 / Nintendo Switch / XboxSeries X｜S / Xbox One / Steam
	地球防衛軍６	株式会社ディースリー・パブリッシャー	PS5 / PS4
	バイオハザード RE:4	株式会社カプコン	PS5 / PS4 / Xbox Series X｜S / Steam
	パラノマサイト FILE23 本所七不思議	株式会社スクウェア・エニックス	Nintendo Switch / Steam / iOS / Android
	ホグワーツ・レガシー	WB Games	PS5 / PS4 / Xbox Series X｜S / Xbox One/ PC
	ポケットモンスター スカーレット・バイオレット	株式会社ポケモン	Nintendo Switch
	モンスターハンターライズ：サンブレイク	株式会社カプコン	Nintendo Switch / Steam / PS5 / PS4 /Xbox Series X｜S / XboxOne / PC
ベストセールス賞	ポケットモンスター スカーレット・バイオレット	株式会社ポケモン	Nintendo Switch

【プラットフォーム名称】 PS5: PlayStation®5 / PS4: PlayStation®4 / PC: Windows®

「大賞」・「優秀賞」
『モンスターハンターライズ：サンブレイク』
（株式会社カプコン）

（大賞受賞理由）
翔蟲（かけりむし）を使った立体的アクションで大人気を博した「モンスターハンターライズ」が超大型拡張パックで大幅に進化。シリーズならではの次々と登場する個性的なモンスターたち、それに対峙する豊富な武器とオリジナルアクションが可能な新技の数々。アップデートの度に広がる「狩る」楽しさに、一般投票で、多くのユーザーから熱狂的な支持が寄せられて、日本ゲーム大賞年間作品部門の大賞に輝きました。

2023年度の話題の作品が続々と「優秀賞」に！

『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』（株式会社スクウェア・エニックス）
2007年にプレイステーション・ポータブル用ソフトとして発売された「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-」のHDリマスター版。「ファイナルファンタジーVII」から遡ること7年前の世界を舞台に、主人公ザックスの過酷な運命を描いた重厚なストーリーはそのままに、グラフィックのHD化はもとより、登場キャラクターをはじめとするすべての3Ｄモデルを一新。更にはフルボイス対応や新アレンジの楽曲を収録。コマンドをベースとしたバトルも、よりアクション性の高いスピード感あふれるものへと進化。PSP版をプレイしたファンの期待に見事に応え、多くの支持が寄せられての受賞となりました。

『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』（株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント）
親子の成長と絆を描いた大ヒット作「ゴッド・オブ・ウォー」の続編。北欧神話の世界を舞台に、クレイトスとアトレウスの親子が世界の終焉を阻止すべく、神々や異形の怪物との戦いに挑む。骨太で豪快なアクション、全編ノーカットで展開される重厚な物語、美しいグラフィックで表現された北欧の神話の世界、そしてプレイヤーの知恵を試す多彩なギミックと謎解きの数々。その圧倒的なスケールとクオリティに熱狂的な支持が寄せられての受賞となりました。

『スプラトゥーン３』（任天堂株式会社）
大ヒット作「スプラトゥーン」シリーズ最新作。インクの海をイカで泳いで、あらゆるところを人で塗る。4対4のチームに分かれ、塗った面積を競う基本ルールはそのままに、3チーム混在のトリカラバトルやシーズン制の採用、新たなブキ、スペシャルウェポン、バトルアクションなども追加。大人から子供まで幅広い世代で楽しめる作品として、男女を問わず多くのユーザーから支持が寄せられての受賞となりました。

『ゼノブレイド３』 （任天堂株式会社）
人気RPG「ゼノブレイド」シリーズ最新作。圧倒的なスケールで描かれたフィールドでの冒険、戦略性と爽快感が両立したバトル。そして、さまざまなシーンに華を添えるBGM。10年という限られた時間を生きる主人公たちが織りなすドラマティックな物語に心を揺さぶられた多くのプレイヤーから「シリーズ集大成」「まさに王道RPGの最高峰」との声が寄せられての受賞となりました。

『ソニックフロンティア』（株式会社セガ）
大人気アクションゲーム「ソニック」シリーズ最新作！ コースという概念が取り払われ、敵との戦闘や謎解き、クエストなどのゲームの進め方や順番までもプレイヤーが自由に選べるオープンフィールド型に進化。ハイスピードアクションの魅力はそのままに、3Dの広大なフィールドを縦横無尽に駆け回るアドベンチャー要素が追加された大迫力の爽快バトル、そしてアップデートの度に広がる楽しさに、多くのファンから支持が寄せられての受賞となりました。

『地球防衛軍6』（株式会社ディースリー・パブリッシャー）
大人気 ３Dアクション・シューティングシリーズ「地球防衛軍」ナンバリング最新作。前作から数年後の世界を舞台に、空・海・地中から圧倒的なスケールで押し寄せる強大な敵との戦いを描いた作品。過去最多となるミッションでは、多彩な武器/兵器を使い分ける戦略性がより重要に。画面分割やオンライン協力プレイに対応、多様な戦術を駆使してのバトルの楽しさに加え、前作の謎をすべて回収するストーリー展開にも、多くのファンから支持が寄せられての授賞となりました。

『バイオハザード RE:4』（株式会社カプコン）
2005年発売「バイオハザード４」が原作のリメイク作品。原作の方向性を活かしつつ、ストーリーを再構築。更には敵の攻撃を防ぐ「パリィ」、窮地を脱する「緊急回避」、倒れた敵への追撃やステルススキルといった新アクションを用意。目前に迫りくる恐怖と未だかつてない過酷なサバイバル体験に、初めてバイオハザードをプレイしたユーザー、前作をプレイした多くのファンから「サバイバルホラーの最高傑作」との声が多く寄せられての受賞となりました。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』（株式会社スクウェア・エニックス）
実在する怪談「本所七不思議」を追うキャラクターたちの物語を描いた本格謎解きホラー・ミステリー・アドベンチャー。360°パノラマで再現された昭和後期の東京 墨田区を舞台に、本所七不思議による呪いの力を得た9人の男女が、隠された「蘇りの秘術」を巡り互いに呪い合い、息もつけない心理戦を展開。さまざまな思惑が絡み合い二転三転するシナリオと、プレイヤー自身の手で明かされる衝撃の事実に、ホラー・ミステリー・アドベンチャー作品としての評価はもちろんのこと、低価格、短時間で密度の濃いゲーム体験に賞賛の声、さらには早くも続編を待ち望む声が寄せられての受賞となりました。

『ホグワーツ・レガシー』（WB Games）
大人気小説「ハリー・ポッター」に登場した世界を冒険するオープンワールド・アクションRPG。1800年代の「ホグワーツ」が本作の舞台。プレイヤーは魔法魔術学校の生徒となって、魔法薬を調合したり、植物を育てたり、魔法動物を手なずけたりしながら、魔法使いとしての経験を積み、敵対勢力とのバトルに挑みます。細部まで描かれた映画の世界への没入感に多くの「ハリー・ポッター」ファンから支持が寄せられての受賞となりました。



（優秀賞受賞理由）
「ポケットモンスター」シリーズ初のオープンワールド作品。パルデア地方を舞台に、伝説のポケモン「コライドン」と「ミライドン」に乗り大草原や砂漠を駆け抜け、水上を進み、さらには山頂から一気に滑空します。さまざまなポケモンたちが暮らす広大な世界を自由に旅する楽しさに4歳から70歳まで男女問わず、多くのポケモンファンから支持が寄せられての受賞となりました。

（ベストセールス賞受賞理由）
大人気「ポケットモンスター」最新作！シリーズ初のオープンワールドを採用するとともに、マルチプレイに対応。広がる冒険の楽しさで、数多くのポケモンファンを魅了。対象期間中の最多販売本数を記録しての受賞となりました。なお2022年11月18日の世界同時発売以来、今年6月末までの国内累計販売本数は747万本を記録しております。

本日の「日本ゲーム大賞2023 年間作品部門」の発表は下記のURLでアーカイブが視聴できます。
URL：https://youtube.com/live/-vSkuTvOguE

また、日本ゲーム大賞と東京ゲームショウ2023の各公式サイトからもご視聴いただけます。
●日本ゲーム大賞 公式サイト: https://awards.cesa.or.jp/
※トップページのメニュー → 授賞式詳細バナーを選択

●東京ゲームショウ2023 公式サイト: https://tgs.cesa.or.jp/
※トップページのメニュー → 主催者企画 → 公式番組から日本ゲーム大賞の各番組を選択

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「日本ゲーム大賞 2023（Japan Game Awards 2023）」（主催：一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称：CESA、会長：辻本春弘）では、選考の結果、日本ゲーム大賞2023の経済産業大臣賞は『ファミリーコンピュータ』に授与することを決定しました。
通常は、ゲーム産業の発展に寄与された「人物」や「団体」に授与される賞となりますが、ゲーム文化を作ったファミリーコンピュータの不朽の貢献を鑑み、また、ファミリーコンピュータに携わった全ての方に敬意を表しまして、今年の「経済産業大臣賞」に選出しました。受賞理由は以下の通りです。

8ビットCPUを搭載した家庭用カセット式ビデオゲーム機として1983年に発売され、今年40周年を迎えたファミリーコンピュータ。
本体をテレビに接続して、カートリッジを差し替えるだけで、様々なゲームを誰でも気軽に楽しむことができる画期的な製品。これまで発売されたタイトルは1,000以上。
単なる玩具としてのヒット商品に終わることなく、現代にいたるまでの40年にわたり発展し続ける世界のゲーム産業の礎を築いた点。
そして、多くの作り手や遊び手を生むなど、ファミリーコンピュータなくしてゲーム産業の発展はなく、新たな産業の創出と発展における、その多大なる貢献が評価され、経済産業大臣賞を受賞しました。

「日本ゲーム大賞 経済産業大臣賞」は、日本のコンピュータエンターテインメントソフトウェア産業の成長・発展に寄与し、多大なる貢献をされた人物や団体などに贈られる賞として、2008年に設立されました。選考は、日本ゲーム大賞選考委員による審査を行い、決定しております。

【経済産業大臣賞 歴代受賞者】

年度	受賞
2022	宮崎 英高 氏
2021	シブサワ・コウ 氏
2020	あつまれ どうぶつの森 開発チーム
2019	大乱闘スマッシュブラザーズ プロジェクトチーム
2018	Nintendo Switch開発チーム
2017	Pokémon GOプロジェクトチーム
2016	ドラゴンクエスト30周年プロジェクトチーム
2015	桜井 政博 氏（有限会社ソラ 代表）
2014	日野 晃博 氏 (株式会社レベルファイブ 代表取締役社長/CEO)
2013	パズル&ドラゴンズ開発チーム
2012	ニンテンドー3DS開発チーム
2011	石原 恒和 氏　(株式会社ポケモン 代表取締役社長）
2010	堀井 雄二 氏（ゲームデザイナー ）
2009	モンスターハンター開発チーム

「経済産業大臣賞」発表の模様は日本ゲーム大賞2023発表式のアーカイブで視聴できます。
URL：https://youtube.com/live/-vSkuTvOguE
日本ゲーム大賞 公式サイト：https://awards.cesa.or.jp/

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「日本ゲーム大賞 2023（Japan Game Awards 2023）」（主催：一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称：CESA）は、「ゲームデザイナーズ大賞2023」に『RPGタイム！〜ライトの伝説〜』（株式会社デスクワークス）を選出しました。

審査員長の桜井政博氏(有限会社ソラ代表)からの受賞理由です：
今回ゲームデザイナーズ大賞に選ばれた『RPGタイム！〜ライトの伝説〜』は、見た人なら誰にでも理解できる独特の表現手法を持っています。
また、他の作品とは異なる軸での作り込みが行われています。
万単位のゲームがリリースされる中、格別の個性を持つのは至難であり、それを成している本作は本賞にふさわしいと評価を受け、授賞となりました。
おめでとうございます。

この作品の制作者は、2007年の日本ゲーム大賞アマチュア部門で当時のRPGタイムの作品で大賞を受賞！
過去のアマチュア部門大賞受賞者が、年間作品部門において、再び受賞するのは日本ゲーム大賞史上、初となります。

■作品紹介
さぁ、冒険の時間だ！授業が終わったら、RPGタイムのはじまり！
ゲーム大好き少年『ケンタ』くんが、ノートに描いた手作りRPGで遊びましょう。ページをめくるたびに、ワクワクする楽しい仕掛けがいっぱいです。

プレイヤーは放課後の教室で、ゲームクリエイターになりたい少年・ケンタくんが作った大作RPG「ライトの伝説」を遊ぶことになります。手書きのノートに描かれたゲームを進めていくとRPGだけでなく、机の上に広がるダンボールや文房具を使って作られた世界を舞台にアクション、アドベンチャー、横スクロールSTG、コマンドバトルなど、宝箱から溢れ出す宝石のようにケンタくんの遊び心に満ちた様々なゲームをお楽しみいただけます。

■ゲームデザイナーズ大賞について
日本ゲーム大賞のもう一つの名誉ある大賞であるゲームデザイナーズ大賞は、日本を代表するトップクリエイターがプロの視点で「創造性」や「斬新性」を基準に評価し、最も優れた作品を1つ選出しています。
今後のゲーム産業の発展のための一つの指標として贈られる来年の「ゲームデザイナーズ大賞」に引き続き、ご期待ください。

『ゲームデザイナーズ大賞2023』 審査員（８名） （敬称略、五十音順）

審査員名	代表作	所属・肩書き
飯田 和敏	アクアノートの休日 ／ アナグラのうた-消えた博士と残された装置-	立命館大学 映像学部教授
イシイジロウ	3年B組金八先生 伝説の教壇に立て！ ／ 428〜封鎖された渋谷で〜	（株）ストーリーテリング代表
神谷 英樹	Devil May Cry ／ Viewtiful Joe ／ 大神 ／ BAYONETTA（ベヨネッタ） ／ The Wonderful 101	プラチナゲームズ（株）取締役 ／ チーフゲームデザイナー
小高 和剛	ダンガンロンパシリーズ	トゥーキョーゲームス代表
桜井 政博	星のカービィ ／ 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ	（株）ソラ
巧 舟	逆転裁判 ／ ゴーストトリック ／ 大逆転裁判	（株）カプコン
外山 圭一郎	サイレントヒル ／ SIRENシリーズ ／ Gravity Dazeシリーズ	株式会社Boken Game Studio 代表取締役 CEO / Creator
ヨコオ タロウ	ドラッグオンドラグーンシリーズ ／ ニーアシリーズ ／ SINoALICE	（株）ブッコロ代表取締役

「ゲームデザイナーズ大賞2023」発表の模様は日本ゲーム大賞2023発表式のアーカイブで視聴できます。
URL：https://youtube.com/live/-vSkuTvOguE
公式サイト：https://awards.cesa.or.jp/

4Gamer「東京ゲームショウ2023」記事一覧