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VR版「グランド・セフト・オート:サンアンドレアス」,Quest 2向けに開発中であることが明らかに
GAMES AT CONNECT 2021: ‘GRAND THEFT AUTO: SAN ANDREAS,’ ‘BLADE & SORCERY: NOMAD,’ ‘BEAT SABER’ TEASES, AND MORE
Connect 2021のキーノートで,FacebookからMetaへの社名変更をアナウンスしたCEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏が,「これまで,数年にわたって進めてきたプロジェクト」として紹介したのが,VR版「GTA: SA」だった。オープンワールドの3Dタイトルに変更されて大人気を獲得した「グランド・セフト・オート III」に続くシリーズの1作となる「GTA: SA」は,アメリカ西部をモチーフにした架空の地域を舞台に,故郷に帰ってきた主人公CJ(カール・ジョンソン)が,弱体化していたギャング団グローブストリート・ファミリーズを立て直すために東奔西走する姿が描かれる。
PS2のほか,PCやXboxにも移植されたヒットタイトルだが,性的なミニゲームがMODを使ってプレイできるという,いわゆる「ホットコーヒー事件」がアメリカで大きな社会問題になったことでも知られている。日本では2007年にリリースされ,シリーズでも傑出した作品としてファンやメディアの評価も高い。2011年の時点で2750万本のセールスが発表されており,モバイル版やリマスター版が登場したほか,11月11日には,現行機種に対応した「グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版」がリリースされる予定だ(関連記事)。
VR版「GTA: SA」については,ザッカーバーグ氏が「あの思い出深いオープンワールドを,バーチャルリアリティという新しい技術でプレイできる」と述べた程度で,発売時期やVRタイトルとしてどのような要素が用意されるのかといった詳細は明らかになっていない。動画やスクリーンショットも公開されておらず,詳細は次回のイベントまで待つ必要がありそうだ。とはいえ,VR市場を活性化させる可能性を持った作品であることは間違いないだろう。
なお,ミュージシャンのスヌープ・ドッグさんがローリングストーンズ誌のポッドキャスト「Rolling Stone Music Now」の最新エピソードに出演した際,彼の友人であるドクター・ドレーさんが「久々にスタジオ入りして,GTAの次回作品に関わっているらしい」と述べたことが話題になっている(外部リンク)。これがVR版「GTA: SA」のことなのか,上記のトリロジーのことなのか,あるいは噂が絶えない「GTA6」のことなのかは不明だが,Rockstar Gamesの動きには今後も注目していたい。ロックスター・ゲームスの代表作『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』がOculus Quest 2向けに新しくなって登場します。詳細は近日中にお伝えします。 #FBConnecthttps://t.co/ltrPbbzVEH pic.twitter.com/WjI9GFA1KG
— Oculus Japan (@Oculus_Japan) October 28, 2021
Facebookが社名を「Meta」に変更してメタバース関連事業に集中。新型VR HMD「Project Cambria」もチラ見せ
北米時間2021年10月28日,Facebookは,同日付けで社名を「Meta」に変更することを発表した。今後は社を挙げて,メタバースに関わる技術やソーシャルプラットフォーム,クリエイティブツールの開発を加速するという。また,次世代VR HMD「Project Cambria」を開発中であることも明らかにした。
- 関連タイトル:
グランド・セフト・オート:サンアンドレアス
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