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「Dune: Spice Wars」の開発者ビデオダイアリーがリリース。舞台となる惑星アラキスは地質学者の協力を得て表現される
Steamの「Dune: Spice Wars」配信ページ
「Dune: Spice Wars」は,アラキスで何よりも貴重な資源である“スパイス”を巡る勢力間の抗争を描く4X(探検/拡張/開発/殲滅)の要素を備えたRTSだ。スパイスは,寿命を延ばしたり,知覚を拡張させたり,惑星間の移動を可能にしたりといった,この世界のエネルギー源のような役割を果たしている。プレイヤーは,アトレイデス一族やハルコンネン一族など4つ存在する勢力の1つとなって,砂丘で覆われた惑星アラキスとスパイスの支配権をかけて戦っていくことになる。
その叙事詩的な世界観を映像化することは難しいと言われるSF小説だが,ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が手掛けた「DUNE/デューン 砂の惑星」が2021年10月に劇場公開されている。ゲームとしては,Westwood Studios(現EA Los Angeles)が1992年にPC向けにリリースした「Dune」があるが,「Dune: Spice Wars」との直接的な関係はなく,開発は2020年に「Northgard」(PS4 / Nintendo Switch)で高い評価を得ているフランスのShiro Gamesが手がけている。
今回リリースされた開発者ビデオダイアリーでは,「Dune: Spice Wars」は映画版よりも,小説から直接的に想像力を働かせて描き上げた独自の世界観になっているということが語られている。地質学者の協力を得て,小説の中でも描かれている砂漠がどのように生成されていくのかを考慮しながら,リアリティのある“砂の惑星”とそこに住む人々を作り出しているという。
RTSでは珍しく昼夜の概念もあるようで,日中は映画版を彷彿とさせるオレンジや黄色に染まる砂の大地が広がり,夜は青を基調にした冷たく静かな雰囲気の大地が強調されているとのこと。グラフィックスについては,トゥーン調の独特の世界観になっていることが,公開されているスクリーンショットから分かる。
12月10日に開催されたゲームイベント「The Game Awards 2021」で制作がアナウンスされたばかりの「Dune: Spice Wars」だが,すでにSteamストアページも公開されており,現時点では日本語化の予定はないことが明らかになっている。
「Dune: Spice Wars」公式サイト
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